短編
・ファンタジー ・弱ギャグ要素
START
ここは_エゴリア王国。
剣と魔法、 何故かストライカーの3つの適正が重視される世界。
isg「、、、、いや、どういう世界??? 」
潔は困惑していた
何故なら彼は今、勇者でも賢者でもない
《未来視(ゴール限)》という謎でしかない
スキルを持つ一般冒険者だからだ。
isg「見える、、見えるぞ、!
3秒後のゴール展開がッ!」
hor「なぁ、潔くん。
それ普通に怖いから静かにしてや、。」
そう言い放ち、隣でため息をつくのは
魔導師・氷織羊
氷属性魔法の天才だが、
関西弁の口調でなんだか軽い。
hor「未来視とか言う割に、使えんの ゴール前
限定やん。 ダンジョンやと微妙やで?」
isg「もーー、うるさい!
使い道は、、、考えるっ!」
2人の後ろから、風のように走ってくる影
tgr「はーい遅い遅い♪
敵湧く前に走り抜けるよー?」
自称超高速冒険者・千切豹馬が、
お馴染みの赤マントを靡かせ登場してきた
isg「足の速さだけで全部
解決しようとするなよ千切!」
tgr「え? 解決できるけど」
論破されてしまった
更に無言で潔の背後に現れる小柄な影
krn「、、次、右。 足元罠ある」
isg「! ありがとな!黒名」
短剣使いの影の従者・黒名蘭世は、
潔の思考を察したかのように
最短ルートを導いてくれる
isg「黒名、、お前エスパー?」
krn「相棒、舐めんな 舐めんな」
isg「重い、、! でも助かる!」
そんな彼らの目標はただ1つ
魔王城で行われる《エゴ杯》優勝
優勝者には【どんな願いも叶う】という
伝説の聖杯が与えられる
isg「俺は、、この世界で一番の
ストライカーになる!」
hor「いや、ファンタジーで
ストライカーて何?」
isg「魔王城でゴールを決めるんだ!」
tgr「なぁ、魔王城ってゴールあんの?」
krn「知らん 知らん」
エゴ杯当日
魔王城・最終フロア
巨大なゴールポストの前に立つ魔王は言う
魔王「冒険者よ、、、最後は__」
PK対決だ!
hor「魔王の案、潔くんに有利すぎへん、、?」
isg「来た、、、未来が見えるッ!」
潔のスキルが発動する
isg「右隅、、いや、フェイント、!」
潔は走り、ラストの一蹴りをキメる
ゴール!!!
客 ウォォォォォォォォ!
hor「はい優勝ーーー」
あまりにも、あっさりだった
こうして潔世一は、
剣も魔法も関係なく、
エゴだけで世界を制した男となった
isg「次がどんな世界でも、、ゴールは奪う!」
hor「いや帰ろうや 元の世界」
tgr「それな」
krn「眠い眠い」
仲間達のツッコミを背に、
潔のエゴは今日も異世界に響き渡るのだった
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