⚠️9話ネタバレあり、切ないです🥲
宇都見→宇
園子→園
タ「キング…いま大丈夫か?」
キ「ターボー、急に電話してきてどうした?」
タ「その…今から瀬戸紫音のところ行くんだろ?」
キ「あぁ…でもお前は来れないんだろ?」
タ「そうだな…何か分かったら教えてくれ」
キ「分かってるって」
タ「ッあと…その、もし全部終わったらよ」
キ「…?」
タ「…いや、まだ秘密にしとくわ」
キ「…分かった、楽しみにしとく」
タ「…おう、じゃあ今日の夜イマクニで」
キ「おう、またなターボー」
タ「あぁ、またなキング」
アナ「速報です、先程小山隆弘さんが死亡していたことが判明しました。警察は殺人と見て慎重に調査を」
キ「……ッあぁぁぁぁぁ!あぁぁぁぁぁ…ッ!んで…なんでだよッ…ターボーッ!」
キ「…………」
(コンコンッ
キ「……はい」
宇「高木、俺だよ、宇都見」
(ガチャ
宇「よっ」
キ「うっちゃん…どうした?」
宇「お前に伝えとかなきゃいけないことがあってさ」
キ「…伝えたいこと?」
宇「あぁ…実は」
宇「小山は俺が殺したんだ」
キ「…は?」
宇「小山だけじゃないぞ」
宇「羽立も、中島も、桜井も、武田も…」
宇「あとあの教師……大谷も」
宇「全員俺が殺したんだ」
キ「…………」
宇「え?…まじまじ」
宇「警察も俺のこと追ってると思うけどさ」
キ「…ちょちょ…ずっと何言って」
宇「…お前のせいなんだぞ?高木」
宇「俺はな、ずっとお前のことが好きだったのに…なかなか気づいてくれなかった……」
宇「でもな、瀬戸紫音…あの人にあって俺は変わった、お前との恋は諦めることにしたんだ」
宇「そして結婚して幸せな家庭を築いていた時にお前が来た…確か去年の夏頃か」
宇「紫音はな…お前のせいで死んだ」
キ「違っ……俺は…ッ」
宇「俺はな、紫音をいじめた奴全員殺した……でもな、俺はお前が好きだ…今も」
宇「だから…お前は生かしておいてやるよ、運が良かったな」
宇「…ッあ〜…ちょっと水くれ、喉乾いてんだ」
(ゴクッゴクッ
宇「ぁ〜…生き返る……なぁ高木」
(バタンッ
宇「…高木?……んだよ、鬼ごっこか?」
宇「いいぜ、今度は俺が鬼の番だ」
宇「絶対に、逃がさないからな」
キ「ッはぁ……はぁ…はぁ…!」
キ(どうする?警察に連絡するか?でもあいつは今どこにいるか分からねぇ…なら一か八か)
(プルルルルルル…プルルルルルル…プルルルルルル
キ「頼む…出てくれッ!」
(プルルルルルル……
???「…もしもし?」
キ「園子ッ!今どこにいる?!」
園「今ですか?今は会社ですけど…なにかあったんですか?」
キ「今さっき宇都見が俺のところに来て、アイツが今回の犯人だと自白した!」
園「えっ?!じゃあ尚更危険じゃないですか!」
キ「そんなのは分かってるよ…ッ!」
園「なら何処かに隠れる場所は?」
キ「今はとりあえずどっかの駐車場に隠れてる…はぁ…はぁ…」
園「わかりました、とりあえず私は警察に連絡します、場所がわかり次第こちらに連絡を」
キ「あぁ……すまねぇ、こんな時に」
園「気にしないでください、とりあえず1回切りますね」
(プッ……ツーー…ツーー…
キ「ッ……はぁ…」
キ「…ッそろそろ逃げねぇと、あいつに」
宇「キング〜?何処にいるんだ?」
キ「ッ!」(物陰に隠れる
宇「なぁキング、いるんだろ?隠れてないで出てこいよ」
キ(誰が素直に出てくるかよッ!)
宇「…んー……いないのか…仕方ない、ほかの場所探しに行くか」
キ「…行ったか?」
キ「…いなそうだな、よし…」
キ「ッ…はぁ…はぁ…はぁ…ッ疲れた…」
キ「…1回俺の家に戻るか?流石のあいつでも家には」
キ「…ん?待て……あいつ俺より後に家を出たよな…」
キ「なんで、すぐに俺に追いついて」
宇「…高木」
キ「!」
宇「…はは、やっと追いついたよ…はぁ」
宇「…なぁ、俺がどれだけ辛い思いしたと思う?」(近付く
キ「ッ…!」(後ずさる
宇「辛いんだぜ?大切な人が亡くなるのは…いや、それはお前も同じか」
宇「…いや、まだお前がいるな」
キ「……ッ!」(壁にぶつかる
宇「なぁ高木…お互い一人ぼっちだろ?」(壁に頭をぶつける
キ「い゛ツ………ツ」(涙目
宇「!……可愛そうだなぁ…おまえは本当に」(頭を撫でる
宇「ずーーと悪い子でいろよ?そしたらだーれも寄ってこなくなる」(抱きしめる
宇「俺を除いてだけどな…」
宇「…まぁ、今日は帰るわ……送ってやるよ」
キ「ッ…」(着いていく
宇「…なるほど、ご協力感謝します」
タ「いえいえ、その代わり…捕まえてくださいね、早く」
宇「もちろんですよ……」
タ「…ぁ、試してみます?」
宇「え、いいんですか?」
タ「えぇ…まぁまだ試作段階ですけどね」
宇「ありがとうございま……ん?その赤い箱は?」
タ「ッ…これは……その…」
タ「…全部終わったら、大好きな人にプロポーズしようと思って、何ヶ月も前から準備してるんです」
宇「そうだったんですね…因みにお相手は?」
タ「…いいませんか?」
宇「大丈夫です、言いませんよ」
タ「…その、気持ち悪いかもしれませんが」
タ「キングなんですよ、実は」
宇「……そうなんですね、きっと成功しますよ」
タ「!…ふふ、ありがとうございます」
タ「ぁ、じゃあ準備するので待ってくださいね」
宇「はい……」
宇「…………」
キ「………」
宇「…はい、着いたぞ」
キ「……ぁ…ありがと…」
キ「じゃ…じゃあお休み…」
宇「…高木」
宇「これから、よろしくな?」
宇「ずーと悪い子でいろよ?」
宇「…………」
宇「…ごめんな小山、これは俺が持っとくわ」
宇「安心しろよ、俺がお前の代わりにプロポーズしてやるからよ」
宇「…まぁ、どんな感じになるかは高木次第だけどな」
如何でしたか?
🔞部分入れようとしたんですけど…力尽きちゃいました😭
次回はこの後編となります
因みになんでキングにおいつけたのかは後編にて分かります
おまけ(キングの頭を撫でるシーン
…(ふざけてズームしたりしてる
…ん?ぇ?ちょっと待って?
これよくよく見たら…宇都見刑事ちょっと間をおいてから微笑んで撫でてる?
ッスウーーー……ぇ、なんか怖ッ
…伏線じゃなかったら宇都見刑事サイコパスすぎないか?(良かったら確認してみてね
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