前回、ヴァレリー・サブリンという史実の軍人を出演させてしまいました。
なお、本人はとっくの昔に死んでるのでnmmnではありません。
そういうわけでファインモーション以外の彼氏は架空の人物にします。
俺はマチカネタンホイザのトレーナー。
今日はタンホイザが彼氏さんを連れてくるってよ。
きっと、タンホイザのことだから、すっごく良い奴に会えたんだろうなあ。
そうこうしているうちに、二人がやってきた。
「お初にお目にかかります、トレーナーさん」
うん、すごく良い人そうだ。紳士服に身を包んでるし。
なんか昔の白黒のアメリカ映画に出てきそうな若者だな。
いやさ、悪い意味じゃないんだよ。
なんか紳士ぽくって、それでいて快活で・・・。
「・・・おや、この部屋、コーヒーマシンがないじゃないですか。
一日が始まる前に新鮮なコーヒーを飲むことほど最高のことはありませんよ」
「ごめん、マチタン、こいつを殴らせて」
「トレーナーでも許さないよ???」
「だって・・・だって・・・」
たぶん、この青年、悪意はないのだろう。
悪意がないからこそ、余計に鼻につくのだ。
どうせ俺は庶民だもん、ぐすん。
「まあ、コーヒーマシンはまた購入しておくとして・・・。
トレーナーさん、僕は光栄に思いますよ。
あなたが担当した特別なウマ娘とこうして愛を分かち合えてるんですから。
こんな普通の僕にも神様が機会を与えてくださるなんて」
「そうだね、(上流階級では)普通なんだろうね」
どうやら(一般的な意味での)普通のウマ娘はとんでもない青年と付き合ったようだ。
絶対、普通の基準が違うような気がする。
いや、それをいったらタンホイザだって絶対普通じゃないんだけど。
「普通なのは私の方だもん。××君は私にとっての特別だよ」
そういって、タンホイザは彼氏さんを抱きしめた。
あれ、おかしいな?
お菓子とかジュース飲んでないのに、口の中がとても甘いぞ?
「タンホイザさん・・・ありがとう」
「私こそ、ありがとう」
・・・よし、今日は飲もう。
普通()のカップルなんて一生ラブラブになっちまえ!
こんちくしょう!
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