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注意事項
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・歪んだ愛
・izキャラ崩壊
・ファンタジー
・年齢操作有
・地雷さん!夢女さん!あっちにUFOがっ!!(回れ右
・お話クソ長いです。時間が有る時に読んでください
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(ty)いらっしゃいませー
ピッピッ、と客が運んでくる商品をレジに通し笑顔を顔に貼り付けて、帰っていく後ろ姿を見送る。
時計を見れば深夜2時。
コンビニ内を見渡すと、今の客が最後らしい。
外を見ても誰もいない。つまり、
(ty)っしゃー!今日は終わりだ!店長、不破さんお疲れ様です!
(fw)お疲れ様でしたー!
(店長)お疲れー
不破さんと店長の声にんー!と伸びをして、挨拶する。
今日も頑張った頑張った。
帰ってどうするかな。
明日は学校休みだし…、うーん。
(ty)不破さん、お疲れ様です。この後どうします?食べに行きます?
(fw)んー、今そんな腹減ってないしなぁ….てか、もちさん毎回飯誘ってくるやん..
(ty)ま、細かいことはいいじゃないですか。それより食べに行きましょーよ
(fw)はいはい、また今度ね
(ty)ざんねんだなぁ(笑)
そう言って笑いあってスタッフルームに入り、着替えながらちらりと不破さんに目を向ける。
不破湊。
もうすぐ卒業というもののまだ大学の彼は、銀髪を伸ばして所々にメッシュをいれて、甘いマスクに性格も人懐っこくて好感が持てる。
きっと学校じゃモテまくっているはずだ。
このコンビニにも彼目当てでくるおば様達がいるぐらいだしね。ファンクラブなんかも出来てたりして、なんてな。
そんな彼とバイト仲間な僕は、
高校3年生で一人暮らし中の寂しい身だ。
そんな僕の唯一の自慢はと言えば、
(fw)本当に、もちさんいつ見ても目、綺麗ですよねぇ。
そう、自分の瞳だ、黄緑色の綺麗な目は大体の人が褒めてくれる、
ま、目は褒められるくせにモテたことないけど、僕。
どうしてだ?
顔は悪くないと思うんだけどなぁ。
(ty)ッて、不破さん、顔近い近い!
(fw)あ、ごめんなさい。もちさんかっこいいんですもん。いっつも女性のお客さんからいろいろ聞かれるんですよ。追い払ってるオレの身にもなって下さい
にゃはは、なんて笑う不破さんだけど、最近やたら目が合うし、目が合ったかと思えばよく笑いかけられる。
いや、まぁ、カッコいいからさ、別にいいんだけど、目の保養にはなるしさ。
シャツから見える鎖骨がなんかエロいし。
色気のある男っていいよなぁ。
僕も色気欲しい。
ん?今追い払ってるって言ったか?
僕のこと気になってる人がいるってか!?
もしかして俺のチャンスも追い払ってないか?この人!
(fw)そういえばもちさん、今日もタバコの銘柄間違えてお客さんに渡して怒られてたよね。まだ覚えれないんですか
(ty)しょうがないですよ、なーんであんなに種類あるかなー、タバコって(笑)
話を逸らされたけど、その話もほんとのことなので苦笑して返す。
あの時横から来て助けてくれたのには感謝してるよ、うん。
なんて喋ってると後から入ってきた店長が豪快に笑って背中を叩いてきた。
いってえなこのクソジジイ、パワハラで訴えるぞ
(店長)剣持、タバコの銘柄まぁだ覚えれないのか
(ty)すみません、物覚え悪くてですね….
(店長)湊を見習え。こいつ、入って1日で全部覚えたんだぞ。あれは伝説だ
(fw)にゃは、伝説とか。言いすぎですよ店長。それにもちさんまだ高校3年生だからタバコ吸わないでしょう?しょうがないですよ
(店長)吸わなくても覚えないとまた怒られるぞー。今度単語帳買ってきてやろうな
(ty)単語帳は僕の敵です!高校受験で散々見飽きたからもう見たくないんです!まあ僕は優等生なのでそもそも要りませんけどね!
(fw)もちさんは可愛いなぁ(笑)
(ty)可愛くない!
笑う二人に唇を尖らせてさっさと帰り支度をする。
…..というか
なんで不破さん、僕が高校3年生って知ってるんだ。
僕、言ったことない、よな。高校生とは言ったけど、、
うん、ない。
最近手もよくあたったりするし、僕のこと見てる気がするし。もちさん、って呼ぶ声もどこか甘い気がする。
まさか、いやいや、まさか。多分勘だよ勘
まさか‥?
僕のことが好き、なのか?…
いやいやいや、考えがぶっとびすぎだろ僕。
うーん?
ちょっと今までのことを思い出そうと思う。
不破さんとは実はこのコンビニで初めて会ったわけじゃない。
不破さんは覚えてないと思うけど、ほんの一年ほど前に授業に遅れる!やばいって急いでた時に、重要な宿題のプリントを
バックから落としちゃって、気づかずに走ってったところを拾って追いかけてきてくれたことがあった。
わざわざ走って追っかけてきてくれて、ほんとに感謝したけど、慌ててたからちゃんとしたお礼も言えなくて。
それから何度か同じ道で見かけたけど、友達と歩いてたりしてなかなか声をかけれなかった。
ずっとそのことが気がかりになりながらも、それから何ヶ月か経って、高校から近いところに引っ越しを決めて。
両親にあまり迷惑をかけたくなくて、そろそろ働かないとなぁなんて思って近所のコンビニに面接に行った。
ら、たまたま不破さんもそこでバイトしてたみたいで、その時はほんとにびっくりした。
まさか誰がそんなとこで会うなんて思う?
まぁさっきも言ったけど不破さんはその時の話をしなかったからたぶん覚えてないんだろうけど。
しかもだ、話をしてわかったんだけど、僕の引っ越した先のアパートの前が不破さんの家とか。何の笑い話ですよ。
それから仲良くなって、歳の離れた兄ってこんな感じなのかなーなんて思いながらたまに一緒に帰ったりして。
そんでもってたまーに触ってるスマホに猫がうつってて猫好きなんだなって知ったりして。
あ、あと、いつも…主にタバコの件とかで助けてもらってるから、チョコレートケーキが好きみたいで礼に買ってやったらびっ
くりされて逆にお礼を言われたこともある。
それとそれと?
あぁ、不破さんスマホ持って帰るの忘れてたことがあって、慌てて後を追ったことがあったっけかな。
暗い狭隘路に入っていったのを見て、後についていったんだけど誰もいなかったんだよな。その時はちょっと暗くて怖かったから持って帰っちゃった。
しょうがなく次の日、先にバイト先についたからそっと机の上に置いといたけど。
って振り返ってみたけど、どこに僕を好きになる要素があった?やっぱり気のせいか。
まぁ僕別にそういうの偏見ないけどさ。
うん、気のせいだろ。
不破さんとはこの距離感が心地いい。
目の保養は失いたくない。
コンビニから出て、田舎の町並みを目に入れて店長と別れる。
ご近所な僕と不破さんは一定の距離を保ってそこまで明るくない道をゆっくりと歩いて、今日の愚痴を言い合ったり、学校でのことを話したり。何気ない会話をしながら歩いていると、僕より背が高い不破さんが僕と視線を合わせてきて少しドキッとした。
やっぱり変に意識してますよねー….僕アホだ。
(fw)もちさん、明日はシフト入れてるんすか?
(ty)んー?夕方まで入ってますよ
(fw)じゃあそのあとは暇っすか?
(ty)暇っちゃ暇ですねー。何かあるんですか?
(fw)ちょっと買い物付き合ってくれへん?そのあと食事もしようよ、
(ty)ぅえ”えッ!?
あ、変な声出た
(ty)え、あ_え”いいですよ..?
(fw)どこからそんな声出してるんすかwwww、変なもちさん、、ww
笑いすぎて涙目なってる不破さんに誤魔化されそうになってるけど、それってつまり….
(ty)…デート?
(hw)いやいや、男同士でデートってちょっと違うでしょ。もー、もちさんほんと面白い
あ、やっぱり僕の思い過ごしだったか?
(fw)まぁ、デートでもなんでもいいですけどお腹空かせて来てくださいね!それじゃ、また明日、おやすみなさい
(ty)あ、はい。おやすみなさい
家の前で手を振って別れる。
不破さんの後ろ姿がドアに隠れされるまで見送って、少ししてから僕もアパートに足を向けた。
明日、明日か、ちょっと顔がニヤける。
最近友達とも遊んでないし、鬱憤たまってたりするからちょっと楽しみだ。
よーし、明日は楽しまないとな。
っと、その前にバイト頑張らなきゃだけど。
午前3時。
熱いシャワーを浴びてタオルを首にかけたまま、冷蔵庫から冷えたジュースを取り出して蓋を開け、窓を開けて椅子を持ってきて空を眺める。
1日頑張った後のこのひと時が僕にとっては自分へのご褒美みたいなものだ。
綺麗な夜空を肴にしてジュースを飲む、とかイケてる男って感じしないか?
…分かってます、これ恥ずかしいやつですよね、はい。分かってる、言ってみただけです
なんて自分で言って悶絶しながらもちびちび飲んでると、前の家から人が出てきてポストを開ける姿が見えた。
不破さんのご両親?
こんな遅くに?
朝にすればいいのに、なんて考えてると雲の切れ間から光が覗いてその人影を照らしてくれて、それが不破さんだと分かった。
そして中に入ってたものを取って家の中に向かっていったと思ったら、こっちを振り向いて…。
っと、完全にこっちを向く前にさっとカーテンを閉めた。
あっぶなー。星眺めてたとか知られたら恥ずかしすぎますよ…..明日のネタにされちゃう。
手に持った缶を振ると、微かに音がするだけで中身はもうなくなっていた。
…寝るか。
ー翌日ー
昼から夕方まで入れたバイトを終わらせて、一旦家に帰って着替えて鏡の前に立ってみた。
僕服装変じゃない?
気合い入れすぎ??
大丈夫??
あ、髪アホ毛立ってる。
ワックス、ワックスどこだっと。
なんてあたふたしてると、ピンポーンとチャイムが鳴って不破さんが迎えにきてくれた。
出迎えればいつものラフな服装とは違って、外出用なのか不破さんの醸し出す色気を引き立たせてくれるような…
というかもう….えr….その服装凄い似合ってる!カッコいいよ!(やけくそ)
(fw)もちさん?準備出来ました?
(ty)はい、でも僕不破さんの隣歩いてて大丈夫ですか?笑われませんかね….?
(fw)え、逆に誰が笑うんすか?それにしても、もちさんなに着ても似合うんですね。イケメンってずるいなぁ
(ty)お世辞はいいです。行きましょう
(fw)は—い。でもほんとっすよ。その顔でどんだけ女の子落としてきたのやら、、、
(ty)落とす、とかしたことないですよ….ほら、早く行きますよ、
(fw)またまたーwwww
(ty)不破さんの笑い声を聞きながら鍵を閉めて、古びたアパートの階段を下りる。
ぎしぎし軋む音はもう慣れて耳に心地いいものにさえなっている。
空は赤に飲み込まれ、時刻は17時過ぎ。
さてさて、この人はどこに買い物に付き合えって言うのんですかね、
….と、服とか買いに行くのかと思いきや、今僕はケーキ屋さんに並ばされてます。
男二人でケーキ屋さん……いやちょっとないだろこれ
周り女の子ばっかですよ!
(fw)ここも凄い並ぶんですよねー。一人だとたくさん買うの恥ずかしくって
(ty)不破さんほんとここのケーキ好きですよね。そんなに美味しいんですか?
(fw)ここらへんじゃ一番美味いらしいんすよ、今日は他のもいっぱい買いたくってもちさん呼んじゃいました☆テヘペロッ
(ty)テヘペロきついですよ。やめなさい。いや別にいいですけど….なら僕も久々にケーキ食べるかなぁ。ホールで!
(fw)にゃは、どんだけ食べるんすか、ケーキは夕飯食べた後ですからね?
(ty)分かってますって
ざわざわ煩い店内もまた可愛らしい内装で、客層も可愛らしい女の子ばっかり。
こっち、というか不破さんをちらちらみんな見てくるんだよなぁ。ほんとモテモテだよ、このイケメンは。
(fw)買ったよー。もちさんのケーキも!さ、出ましょ
(ty)あ、はい
店内から外に出る頃には空が暗くなっていて、出待ち?してたらしい女の子が何人か集まって話していた。
その女の子の内の一人が僕たちが出てきたのを見て近づいてくる。
(mobu)あ、あの、////
(ty)え、ぁ、どうしましたか?
僕に話しかけてくるとか絶対不破さんのこと聞いてくるパターンなやつ!
(mobu)あの、わたし、/////あなたに一目-…..
(fw)はいはい、俺たち急いでるからごめんねー、もちさん行くよー グイッ
(ty)あ、待ってくださいって、。ちょ、ッ…!ごめんなさい、また会いましょ、( 手 / 振
(mobu)っへ….あ、はい!////
赤面する女の子に手を振ってスタスタ歩いていく不破さんの背を追いかける。
むー、本当にもったいないですね-…
話しかけてくれたのに無視するとか男の所業か!
(hw)……もちさんって変なとこで鈍いよね、
(ty)え、突然なんですか
(fw)なんでもない
僕が追いついたのを見て、歩幅を合わせてくれる辺り優しいんだよねぇ。
あ、こういうとこ見習えばいいのか、そうかそうか。
これがモテる男の第一歩ってやつだな。
(fw)あ、ちょっと待ってぇ、兄に今日は帰れないかもって連絡するわ
(ty)オール?オールしちゃうんですか?
(fw)ふふ、しちゃう?
二つの大きなケーキの袋を片手で持ちながら
((こんなに二人で食べれるのか?不破さんって大食い?))
スマホを弄るのを眺めていると、ちらりとこないだ見たロック画面の猫とは違う猫に変わっていて、ほんとにこいつは猫が好き
なんだなぁなんて実感する。
そんな僕に気づいた不破さんがちらりとこっちを見てきて、視線を追ってスマホを見て、
(fw)あぁ、俺、猫好きなんすよ。癒されますよね、猫。もちさんは猫好きっすか?
(ty)んー、好きか嫌いかって言われると…普通、いや、どっちでもないですかね。癒されるかって言われれば僕動物飼ったことないから分かんないんですよね….
(fw)そうなんすかぁ…でもきっともちさんも猫、好きになれると思いますよ。ほんとに可愛いんですもん
優しい目で何枚も何枚もある猫たちを見つめる不破さん。
そして一枚の写メで指が止まり、その顔に微笑みを浮かべた。
(ty)?その黒い子のしっぽ、ちょっと折れてませんか?
(ty)あぁ、かぎしっぽって言うんですよ。このしっぽを持つ子は幸せをひっかけてくれるいい子なんです
(ty)へぇ
かぎしっぽか。
そう言われると可愛く見えてきた。
(fw)こんなこと言うと子どもかって笑われるんすけど、猫と話が出来たら素敵だなって思いません?
(ty)まぁ、面白いかもですね。や、悪いことしたらチクられそうで怖いかも知れません….
(fw)確かに。変なこと出来ませんね。(笑)でも猫ってほんとに不思議なんです。一緒にいると、いろんなこと忘れられるんすよ
忘れられる…?
え?
それって。
(ty)…なにか嫌なこと、あったのですか?
(fw)えぇまぁ。毎日まいってるなぁ..
(ty)…大変ですね。僕に力になれることがあれば言ってください、手伝います
(fw)にゃは、ありがとうな
苦笑して、不破さんがスマホをバッグに入れる。
その表情は少し疲れているようにも見えて。
…もしかしてあれ、かな。こないだバイト終わりにバッグひっくり返してたの。
よく物なくしたとか言ってるし、…いろいろあるんだな。
(fw)ま、その話は置いといて。もちさん、聞いてくれます?俺ね、実はすんごい秘密持ってるんすよ
(ty)秘密?
さっきの雰囲気を消し去って目をきらきらさせてくる不破さんは、まるで子供みたいに楽しそうに笑ってほっとする。
こんな風に表情をコロコロ変えるのも不破さんの魅力ですよね。
(fw)俺ね、実は猫と話せるんですよ!
(ty)……。
(ty)ファンタジーですね、いいと思います
(fw)あ、信じてないでしょ!ほんとなんすよ!!
(ty)はいはい、分かりました分かりましたって
(fw)二回同じこと言うのは信じてない証拠やろ!
(ty)ははっ、信じてますよ(笑)
(fw)む~ッ!wwwww
(ty)そうそう、不破さんはそうやって元気に笑ってるのが一番似合ってますよ(笑)で、どこで食べにに行くんですか?
(fw)友達がね、もちさんに会いたいっていうんです。俺の話を聞いて興味あるって
(ty)なに話したんだよ、気色悪い。
(fw)ふふ、色々っすよ。ね、行きましょう?きっともちさんも仲良くなれると思うんです!
(ty)んー、途中で帰ってもいいなら,
(fw)いいっすよ。きっと楽しくて帰れなくなると思いますけど
(ty)そうかなぁ
僕は途中で帰れる自信あるなー。
(fw)…もちさんって浴衣とか着物、似合いそうっすねー
(ty)ん?なんですか?
(fw)こっちの話っす。もちさんが浴衣着たら凄い似合うんだろうなぁって!
(ty)似合わないだろ。浴衣に着られてるって笑われそうですね
(fw)そうっすかね?
(ty)あんま着たことないからなんとも言えないですけど
(fw)似合いますって。あ、着きましたよ
そう言われて周りを見ても家はない。
あるのは、
(ty)神社?
(fw)神社です!あ、もちさん、前追いかけてきてくれたことあるんでしたっけ?
(ty)あ、はい。
え、なんで知ってるんだ?
…ま、いっか。
(fw)俺の友達、ここにいるんっすよ。さ、行きましょ
神主とか?
ん?どういうことですかね?説明しろください。
なんて考えてる間にも不破さんは軽やかに階段を上っていって。
慌てて後を追いかけて隣に並び、赤い赤い鳥居をくぐると。
一瞬目に入り込んできた灯りと風に、目を思わずぎゅっと瞑った。
(ty)え?え?えええ!?
(fw)もちさん叫びすぎ、ほら口閉じてください、
開いた口が塞がらない、なんて言葉そのままに口を開いていたら、不破さんがぐっと顎を押さえてきて治してくれた。嗚呼、ありがとう。☻
ってえええ!?
鳥居をくぐった先にあったのはいつも見る神社…というか、さっきまであった神社じゃなくて、大きな館。
景色も変わって、空は暗いままなんだけど、ぼんやりといくつもの提灯に照らされて視界いっぱいに淡いオレンジ色に包まれていた。
空気も綺麗に澄んでいて美味しい。
でも匂いが落ち着かない。
いつもと違う肌がざわざわするような、そんな匂い。まるで今までいた世界とは違う空気。
ゆらゆらと蛍みたいな光も浮かんでは消えていく。
そんでもって、そこかしこにいる猫たち。
にゃあにゃあと鳴いて不破さんにすり寄ってくる子もいれば、遠くで我関せずと寝てる猫も、こっちを眺めてる猫もほんとにほんとにたくさんいて、…えっとここどこですか!?!?
(ffw)ほら、行きますよぉ!あの家の中です!
(ty)え、あ、はい
え、なんでそんな平然としてんの!?
ここ、僕たち入っちゃいけない世界じゃないの!?
場違いのように居心地が悪くて帰りたくて思わず後ろを振り向くと、猫が何匹もついて来ていて、そのうちの一匹が早く行けとばかりにしっぽで足を叩いて付き添ってくれた。
え、え、これ帰れないやつじゃないですか。
しょうがなく前を歩く不破さんについて行く。
大きな館。
その後ろに浮かぶまるい月。
旅館みたいなその建物の中に入れば、そこにもたくさんの猫たちがくつろいでいた。
中も旅館のような雰囲気で、玄関で靴を脱いで踏み心地のいい畳を滑るように歩く。
慣れた様子の不破さんを訝しげな目で見つつ後に続けば、いくつもあった障子のうち、一際大きい障子の前に来て。
綺麗な鶴が描かれたその障子を躊躇う様子もなく開けた不破さんが、それと同時に僕にケーキを預けたかと思えば僕を放ったまま中に飛び込んでいった。
(fw)社長~~!
(kg)ふわさ~ん!
不破さんの表情が嬉しそうに微笑み、中にいた人に思いっきり抱きつく。
人…人?
ん、?
猫の耳としっぽ生えてますよ!?
現実を受け入れられず、また後ろを振り向くと猫が二匹、お辞儀をして丁寧に障子を閉めているところを目撃した。
うえええええ?!?
目をぱちぱちさせて、部屋の中に意識を戻す。
中にいるのは僕を含めて五人。
凛也と、社長と呼ばれたミルクティー色の髪の猫耳の人。灰色と黒を基調にした大人っぽい浴衣を着ていて、まだ不破さんと抱き合って見つめ合っている。あ、しっぽ折れてる。かぎしっぽだ。
奥に座ってるのはローズグレー色の髪の猫耳の人。この人が着ているのは青と黒の模様が入り混じった浴衣。本を片手に持ちながら、僕を見つめるその瞳は綺麗だった。その目に射抜かれそうで、でも浴衣を着流しているその様は色気が半端ない。
そして最後の一人がその灰色の人の傍に仕えるように、一歩後ろで座ってる黒髪に赤メッシュと後ろに白いメッシュが入っているの猫耳の人。この人の浴衣は深い赤色だ。
え、僕夢でも見てんのかな?
猫耳尻尾の人間とかどんなファンタジーだよ!
(fw)しゃっちょ~…会いたかったぁ~
(kg)ふふふ、私も会いたかったですよ。
(hr)不破さぁ~ん、あの方って…
(fw)あ”?それよりもケーキ買ってきたから食べよ~ぜ
(kg)じゃあ離れなさい
(fw)は~い…
不破さんこの人だけ当たり強くて草生えるんだが。
(kg)あたり強すぎぃ、、、ケーキ!?食べる!
(fw)ん、じゃあ切ってくるわ
(hr)…不破さん?その前に….
(fw)ん、わかってる。…んっ、
チュッ
(ty)…は
(kg)はぁ,,,まったく貴方たちは、、
チュクチュク..レロッ..チュッ
なんて目の前で広げられるキスの嵐。
なんかいつもの不破さんが汚されちゃうみたいで思わず手を伸ばそうとしたら、社長と呼ばれている猫の人がその前に不破さんに声をかけていた。
低い声が耳に響く。
どこか腰にクる声だ。
ぶっちゃけ言うと、えろい。
(kg)もう一度聞きますけど、不破さん、この方ですか?貴方が言ってた人間は
(fw)ん、っ、ぷはっ、そうですよ。もちさん、みんなに挨拶して
(ty)え、あ?初めまして?
いきなり話を振られてびびった。
ちょっと説明欲しいんですけど。
僕の頭、追いつかないんですけど。
なんて思ってたら、くいくい、とさっきのの人に指で呼ばれてケーキを机に置かせてもらって仕方なく隣に座る。
いい匂いする。
近くで見るとちゃんと耳もしっぽも動いていて、偽物じゃないことがわかる。
目も、猫みたいに瞳孔が人間とは違う。
やっぱりここ、僕のいた世界とは違うのか?
その人が僕を見つめてきて、楽しそうに笑った。
(fw)社長、好きでしょ?そういうの
(kg)あぁ、たまりませんね♥見た目も中身も私の好みです。ほら、もっとこっちに来てください
二の腕を引っ張られて、その社長って不破さんが呼んだ人の腕の中に連れ込まれる。
逞しい胸に顔があたり、上を見ると整った顔が間近にあって。
肌蹴た浴衣から伝わる体温。
端正な顔。ちろりと覗く赤い舌。
不破さんに助けを求めようとすれば、目の前にお猪口が差し出された。
(kg)ほら、飲んで飲んで。このお酒美味しいですよ
………。
っ、
あぁ、もうどうにでもなれ!
こういうのは雰囲気に呑まれたら負けだ!
※未成年の飲酒は避けましょう
覚悟を決めて、ヤケクソ気味に社長さんからお猪口を受け取り一気に中身を煽った。
(kg)明那さん、次のお酒持ってきてくれますか?
(ak)はい
(kg)すいませんね、あの方無愛想で。口数も少ないけど悪い奴じゃないんですよ
(ty)明那さんっていうんですね
今不破さんと引っ付いてるのが甲斐田さん、この人が社長さん。で、赤色の着物の人が明那さん。
(kg)….私の名前は加賀美ハヤトと申します。不破さんが勝手に社長と言ってるだけなので、
(ty)え、ぁ、はい。
びっくりしたぁ~..てっきり心読まれたのかと思った、、
ここはどうも猫の世界、らしい。
迷い込んだ先は異世界、とかドキドキする。
らしい、っていうのはちゃんと聞いてないからだけど。
肝心の不破さんは甲斐田さんとイチャイチャしてるし。え、二人ってそういう仲なの?やっぱり僕のこと好きとか勘違いだったのか。
(kg)剣持さん、貴方のことは不破さんからよく聞いてますよ。名前どんな漢字書くんですか?
(ty)漢字ですか、
(kg)敬語とか堅っ苦しいのはいいです。気を楽にしてくださいねニコッ
(ty)あ、はい。、っうん。えっと、かたなの刀に、也。刀也。めっちゃかっこよくないですか!?
(kg)フフフッ、いい名前ですね。刀也、付けてもらったことぜひ誇りに思ってくださいね
(ty)はい!加賀美さんは?どんな漢字ですか?
(kg)さんはいりません、ハヤトでいいです
(ty)加賀美さん!キリッ
(kg)..いうことを聞かないなんて悪い子ですね?(笑)
(ty)僕は悪い子じゃありませんッ(笑)
さっきまで緊張してたのに、もうこの雰囲気に慣れてしまっているのがその証拠だ。
だって加賀美さん、ボスみたいな空気醸し出してるもん。実はさっきまで怖かった。
僕の何が気に入られたのか分かんないけど、加賀美さんの組んだ足の上に乗せられたまま、明那さんが運んできてくれる料理を口にいれてもぐもぐと箸を進める。
日本料理、しかも本格的なやつ。
美味いわこれ。
(hr)不破さん、あ~ん♥
(fw)ん….キショッ
(hr)きしょい!?ひどぉ、、、
食べさせ合ってる二人はほっといて。
(kg)剣持さん、美味いですか?
(ty)うん美味しい。猫も普通に日本料理食べるんだな。あれ?加賀美さんって猫?人間?猫人間?
(kg)猫人間って笑えること言いますね。私たちも普通に食べますよ。貴方、不破さんになぁんも聞いてないんですか?
(ty)なぁんも聞いてないよ
(kg)….そうですかニコッ
(fw)ビクッ
食え、と口に入れられたお魚ももぐもぐする。
なんだろ、鱧かな。
ちゃんと骨切りされてて凄い美味しい。
(ty)ここはですね、人間に捨てられた猫たちの楽園です。猫たちの夢で出来た場所。ここを求めてたくさんの猫が集まる。本来なら人間は来られないんですよ
(ty)でも僕たち来れちゃってますね
(kg)それは不破さんが特別だからですね。あれは猫に愛される性です。なんででしょうか、いっつもふわふわ変なこと言ってるからでしょうかね。甲斐田さんに印も付けられてますしね
(ty)印…。ふぅん。でも皆さん加賀美さんたちみたいに人になれないんですね
(kg)ながく生きた猫だけが人に化けられる。長い長い時を生きた、ね
仰いでいた扇をピチリと音を立てて閉め、その先で僕の顎を上げてくる加賀美さん。
その口元には笑みを浮かべていて。
(kg)ところで剣持さん、黄泉竈食って知ってますか?
(ty)よもつへぐい?
黄泉比良坂って聞いたことある気がするけど、よもつへぐい?
(ty)あの世の食い物を口にしてしまったら最後、もう元の世界には戻れんてやつですね
(ty)もう戻れな…
っ!!
その意味に気付いた瞬間、バッ!と箸を落として加賀美さんから少し離れる。
それに加賀美さんは声を出して笑った。
(ty)ああ、大丈夫ですよ。この酒も食い物もみぃんな人間のものです。怖がらせたかったんですよ、冗談ですからね
(ty)…っもう、びっくりさせんなよなー💢
(kg)悪い悪い。怒らないでくださいね?
ただでさえ、ここ、異世界っぽいし。マジでそんなタチの悪い冗談やめて欲しいって。
ちらりと不破さんと甲斐田さんを見れば今度はケーキを食べてる。自由人だなこいつら。
やっぱり不破さんが言ってた友達ってここの人たちのことだよな。
仲良くなれるって?
なれてるのか、これ?
物理的に加賀美さんと距離近いけどさ。
嫌じゃ、ないけどさ。
(ak)加賀美さん、
(kg)ああ、わかってますよ
加賀美さんの頭の上でぴくぴくしてる耳元に明那さんが耳打ちして何かを伝えてる。
ジュースも美味いし、料理も美味い。
お腹空かせてきて正解だったな。
(kg)剣持さん、そろそろと違いません?
(ty)え、なに?
手で顎を掬われて、目を合わせられる。
綺麗な目。
人間とは違う、不思議な目。
吸い込まれそうな、甘い色。
(ty)あ、れ?
ふわふわと漂う浮遊感。
心地のいいそれは眠気を誘う。
気付いた時にはもう、遅い。
(ty)ねむ…
(kg)おやすみなさい、剣持さん♥ー…
一杯盛られた、やられた、くそっ、なんて頭の片隅で思いつつ。
明那さんの申し訳なさそうな顔と、楽しそうな加賀美さんの顔。
嬉しそうに笑う不破さんと、興味のないそこらへんの石ころを見るみたいな目を向けてくる甲斐田さん。
それを最後にぷつりと意識が途切れた。
(ty)…んっ、ふぁ、あぁ
夢、かな。
何かに揺さぶられているような、舟を漕いでいるような感覚。
体が、特に腹が熱くって、頭がふわふわして、気持ちよくって夢の中でもっともっとと手を伸ばした。
(kg)なんですか、もっと欲しいって?♥
腹から何かが引き抜かれていく感触。
それが嫌で無意識に体に力を入れると、声がくつくつと笑った。
(kg)はっ、欲しがりなんですね♥なら、奥までいっぱい
足に指が食い込む。
(kg)くれてあげますよ♥
ばちゅんっ!
(ty)〜〜〜〜ッ!?♡♡♡
その衝撃に目を見開かせた。
(ty)は、え、あっ…!?////
(kg)あ、お目覚めですか?浴衣、よく似合ってますよ
(ty)え、やっ、なにこれぇっ!?、♡♡ポロポロやぁあっ!///
畳の上に寝かされて、僕に覆いかぶさる加賀美さん。
いつの間にか紫の浴衣を着せられていて、でも腕にかかってるだけの状態。
尻に違和感があって、顔を上げて覗き込むと、
(ty)や!?ぬいっ、ぬいてぇ…!///(泣)
加賀美さんの勃起した熱いモノが僕の中に全部突き入れられていた。
(kg)何言ってるんですか?こんなぐずぐずに蕩けさせて私を美味そうに食っといて、抜いてって?抜くわけない。
(ty)あ゛ッ♡そ、れ゛や゛♡めろ゛ッ
中を抽送する加賀美さんのモノの形がリアルに伝わって体が震える。
ミルクティー色の髪が僕の頬にかかり、しっぽが艶かしく僕の足に巻きつく。
抵抗しようにもパンパンという音と共に加賀美さんと触れ合う肌さえも気持ちよくて、涎を垂らして無様に喘ぐことしかできない。
僕が寝てる間もずっと犯されてた?
初めてなのに、こんなとこで感じたくないのに、気持ち良さしか感じない自分のものじゃないみたいな体に目に涙が薄く張った。
(ty)なんで、なんでぇっ、////やんっ、あ♡♡//
(kg)….うるさいですね、ちょっと黙ってくださいね
(ty)んぅっ!?
キス、された。
遠慮も容赦もなく口の中を蹂躙してくる舌が僕の舌に触れて、頭がおかしくなったみたいにそれだけでイきそうになる。
あれかな、曲がりなりにも一応ファーストキスだから体が勝手に勘違いしてるだけ?
(ty)っんく、んっはぁ…ふぁ//
(kg)なんですか、そんなに私のキス気持ちいいんですか?♥
くっく、と笑いペロリと唇を舐める加賀美さんに、…こんなことをしてくる加賀美さんに腹が立って目に涙を溜めながら睨むと、「それ煽ってるだけって自覚してるんですか?」とくちゅりと中を抉られて嬌声を上げさせられた。
(ty)やだぁっ、…///、気持ちくなんかっない!♡♡//もっとマシな冗談、言えっ//
気持ちいいなんて認めたくない。
このままされるがままなんて、嫌だ。
ねっとりと頬を舐めてくる赤い舌から逃れるように顔を背け、ふぅ…、と腹の底から息を吐く。
ゆっくり形を覚えこませるかのように腹の中に居座る加賀美さんをなるべく意識しないようにして。
いつの間にか頭上でしっかりと腕が結ばれていて、使えない。
腕が使えないのならっ、
(ty)はっ!!
(kg)っ、おっと
足に力を込めて加賀美さんに向けて蹴り上げたが、そんなことはお見通しとばかりにあっさり掴まれて、両足を持ち上げて上から思いっきり突かれた。
(ty)あ゛ッ♡そ、れ゛や゛♡めろ゛ッ♡つく♡♡な゛ァッ♡ん゛♡あ゛ッ♡う゛、ん゛〜〜〜ッッ♡♡♡
(kg)とんだじゃじゃ馬ですねぇ。剣持さん、貴方気付いてないんでしょうけどね
ぽたぽたと、僕のモノから溢れる精液が腹に落ちて流れる。
それを加賀美さんが指でなぞり、ペロリとやらしく舐めて。
口端を笑みの形に持ち上げて、
(kg)そぉいうところが私の好みなんですよねぇ♥
(ty)く、そぉッ♡///ポロポロ
勢いよく中から大きいモノが抜かれて、くるんとひっくり返され、うつ伏せにさせられた。逃げるために惨めに這いつくばって移動する。
が、すぐに腕に引っかかった浴衣をつかまれて破られ、それすらも奪われ、裸に剥かれてしまった。
(ty)?、!!あ゛ッ……♡
腰を掴まれて尻だけ高く上げさせられた状態で加賀美さんが痛いくらいに勃起して先走りを垂れ流す僕のモノを弄りながら、指を二本穴の中に入れてきた。
(ty)ん゛ーッ♡ん゛ん゛♡ん゛、ぅ♡は、あ゛ッ♡ん゛、ぐぅ♡
くいくい、と快楽に溶けた中を指でかかれ嬌声をあげそうになるけど、悔しくて唇を噛み締めて声が漏れないようにする。
けども柔らかく蕩けさせられた体は指を追い出そうとするどころか受け入れるみたいに動くし、加賀美さんの指も指で気持ちいいとこばっかり弄ってきて。逃げようと身を捻ればパチン!と尻を叩かれて体が跳ねた。快楽に勝手に腰が揺れる。
(ty)あ゛、う゛……♡ん゛ぅ……♡お゛♡お゛♡あ゛……♡
後ろからもやらしい音が響いて、耳を塞ぎたくなる。けど、固く結ばれた紐は解けないで、僕を追い詰めるだけだ。
(kg)気持ちいんでしょ?もっと声出してくださいよ
(ty)や、やぁっ、///
(kg)強情ですね♥けど、
ぴたりと硬くて熱いモノがまた尻の穴に宛てられて擦り付けられる。
ぬるぬる、と先っぽだけを入れて、抜いて、何度も何度も。
熱い息が溢れる。
音が、濡れた音が、耳にまとわりつき頭を犯す。
尻に食い込んだ指がじれったい。
あぁ、ああ。
おくまで、おくまでそれを入れてくれたら。
気持ちよく、なれる。
限界だ。もう限界。
ほしい、
それ、
早くっ
熱いの、
(ty)欲し…っ、ひ、やぁあああっ!!♡む、りぃ、でかッ♡
(kg)くっ、やっぱり剣持さんの中は最高ですねぇっ。もう剣持さん、立派な私のオンナですね♥
(ty)おんな、なんかじゃっ、あっぁあ♡おく、突くなぁっ!あぁ、んぁあっ♡♡
ずぶすぶ突かれる度に目の前が白くスパークする。
熱いモノで中を擦られる気持ちよさ。
だめだ、これ、だめ、だめっ。
(ty)んああっ、きもちいっ♡これ、きもちいっ、ぼくッ、おんなのこなっちゃ…っ、////あたま変なるぅ…♡♡
(kg)っは、私のそんなに好きなんですね♥
(ty)すき、すきぃっ♡きもちぃっ、ああっ、あん♡
もっと、
もっと欲しい…!
(ty)は、げしっ♡あぁああ!んっ、んぅ、ぁ♡♡
(kg)剣持さん、貴方を犯してんのは誰ですか?
(kg)は、はやと、はやとしゃん、///れすッ♡♡
(kg)はっ、やらしーですねぇ?♥
(ty)んぁあ!でかく、なっ♡
ずくん、と更に大きくなった加賀美さんのモノ。
一人じゃ味わえない気持ちよさに体が震える。
ぱんぱんと音を響かせて動きが早くなったかと思えば、堪らない気持ち良さに笑みが零れてしまう。
きもちぃ、きもちいい。
こんなの、知らないっ。
止められない喘ぎ声を聞いて、笑った加賀美さんがそれから何度か抽送して掴んだ僕の腰を固定してごちゅりと上からモノを力強く捻じ込んできて。
掠れた息と共に中に熱い精液がたっぷり注がれて、その暴力にも似たあまりの快感に、
(ty)~~~~~~ッぁああぁっ♡♡♡
頭の中が真っ白になって、その快感にふわっと意識が浮いた。
腰だけ上げて横を向いた顔を畳に任せ、足の指まで力が入って丸まっていたみたいで、その衝撃に虚ろな目を彷徨わせる。
ふと僕のモノを見ていれば、やっぱり先走りっぽいのが垂れてるだけで、何も出ていない。
でもこの気持ち良さは、まるでイった後のような。
(kg)メスイキしたんですか?まったく、、、えっちな人ですね、♥
(tY)はふ、あっ…♡
(kg)っは、気持ちよく浸ってるとこ悪いですが、もうちょっと付き合ってくださいね♥
(ty)〜〜〜〜〜ッッッ♡♡♡♡?、!!あ゛ッ……♡お゛、ほっ……♡な、ん……で゛……♡♡
(kg)可愛いですね、完璧堕ちたんだなぁ♥
(ty)あ゛ッ♡お゛♡おぐ、ばっかぁ♡あ゛♡お゛ッッ♡まだいぐ、あ゛♡いっちゃ、ん゛♡あ、ぐ♡おちて、なぁッ♡//
もう自分が何言ってるか分からない。
堕ちた?
堕ちたってなに?
(kg)剣持さん、聞こえてますかあ?
(ty)ん゛ーッ♡ん゛ん゛♡ん゛、ぅ♡は、あ゛ッ♡ん゛、ぐぅ♡あ、ぅ?///
(kg)聞こえてないか。そろそろですね。不破さん
す、と襖が目を下に向けた加賀美さんによって開けられ、ふと涙で濡れる目を上げると、同じように甲斐田さんに犯されてる不破さんと目があった。
不破さんがいた部屋からは外に繋がっていて、縁側からまぁるい月と静かな夜がこちらを覗き。ふわふわ、ふわふわ、蛍のような光が淡い明滅を繰り返す。
幸せそうに笑って甲斐田さんに身を委ねる不破さんが僕たちに気付いて。ふ、と笑った不破さんは甲斐田さんに何かをお願いして四つん這いになり、僕に近づいてきて。
(fw)もちさんっぅ、ちゅーしよぉ?♡///
(ty)んぁッ..♡うぇ..?////
有無を言わさず舌をねじ込まれ、その熱い温度にとろんと目を蕩けさせた。
(ty)ん゛ッ♡ふ、う゛……♡
不破さんの赤の差す快楽に染まった表情が目の前にあって、どきどきする。
やらしいというか、艶っぽいというか、そうだ、男を誘惑する雰囲気を持っている。
思わず不破さんの唇をむしゃぶり返すと、返ってくる反応。
不破さんとのキスは気持ちよくて加賀美さんに揺さぶられるのも最高に気持ちくて、頭がおかしくなりそうだ。
(ty)んっ、んぅ、♡
(fw)もちさん、可愛い♡社長に挿れられて気持ちいいんですか?可愛い可愛いっ、はぁ、んッ♡♡
(kg)っは、メス同士じゃれてますね♥
(hr)もう…、 不破さん、僕以外の男にキスするなんて許しませんよ、
バチュン!パチュパチュ
(fw)お゛ッッ♡あ゛、ま゛♡はげ、し♡お゛ぐこわれ゛♡あ゛、ぅ♡こわれ゛ちゃ♡
不破さんも後ろから甲斐田さんに突っ込まれて、気持ち良さに喘ぐ。
その口端から垂れた唾液が美味しそうで、思わず舐めると後ろでくつくつと笑い声が聞こえた。
(kg)なんか妬けますねぇ
そう笑った加賀美さんに目を手で覆い隠されて、何も見えなくなる。あったかい手。
貫かれる熱に、
幸せで頭の中が一色に染まっていく。
塗り替えられていく。
(ty)ん゛ーッ♡ん゛ん゛♡ん゛、ぅ♡は、あ゛ッ♡ん゛、ぐぅ♡はやとぉ 、♡もっとぉ///
(kg)ふふ、そう、貴方は私のことだけ考えて啼いてればいいんです、剣持さん。ずっと、ずうっと一緒ですよ♥
ゴチュンッ
(ty)ひぁああッ!〜〜〜っ♡♡ビュルルルッ
猫との狂宴は長く長く続き、快楽に身を焦がし。気づけば意識が朧げながらも追い払われるかのように現世に帰されていた。
僕の体の芯が熱くなるような艶かしい声が脳裏に残る。
剣持さん、宣言してあげましょうか?
貴方はまたくる。絶対にね。
私ならその中身も含めてぜーんぶ愛してあげます。
余所見なんか出来ないくらい、不破さんのことなんか忘れるくらい、愛してあげます。
本当に可哀想で可愛いですね、剣持さん♥
私なんかに気に入られてしまって。
貴方はもう私から離れられなくなりますよ♥
なにせ貴方は、貴方の世界のものじゃないものを下の口から食ってしまったんですからねぇ?♥♥
黄泉へぐい。
その味を覚えてしまえばもう元には戻れない。
あぁ、あれは夢だったのか、それともーー。
いつの間に帰ったのか、どうやって帰ったのか。覚えてないけど、昼過ぎにいつものベッドの上で目が覚めて、シャワーを浴びて、家を出る。
晴れ渡る青い空。
いつもと同じ空気と匂い。
昨日と同じ道。
気づけば神社の鳥居をくぐり、その軒先に腰を下ろしていた。
なにも変わらない、日常。
変わった、現実。
白い鳥が爽やかな声を出して優雅に空を飛んでいく。
ふと、僕に影が覆い、目を上げると不破さんが傍に立っていた。
昨日とは違うただの神社に居座る僕に、不破さんがくすくすと笑う。
(fw)もちさん、だめですよ、夜にこなくちゃ。ハマっちゃいました?
(ty)…はい
(fw)気持ちいいこと、好き?
(ty)はい。
(fw)社長のこと、好き?
(ty)….はい、
(fw)ははっ、よかったぁ♥もちさんは俺と同じだと思ってましたよ♥
だって、ねぇ?もちさん。
あなた俺のこと、ずっとずっと物欲しそうな目で見てましたもんね?
俺知ってたんですよ?
あなたの免許証を拾ってあげたあの日から、
毎日毎日俺の後をこそこそ追いかけてきてたの。
俺の家に何日も何日も来て周りを調べて、わざわざ俺の家の前に引っ越してきたことも。
バイトにも俺がいるなんてまるで知らない顔をして面接にきましたよね。初めましての挨拶大変だったんですから。
あ、それとよく窓から覗いて俺の部屋も見てた。昨日もそうだ、俺が外に出たときに見てましたね。すぐ隠れちゃったけど。
それにケーキも、いつも俺があのケーキ屋さんで買ってるのも見てたんですよね?
だからタバコの件のお礼に買ってくれたんですよね?
あれ、いつも俺じゃなくて社長に買ってってたんですけどね。
俺が酒飲んでるのを尾行しながら見て嫌そうな顔してたことも知ってましたよ。
見えてないとでも思ってたのかな。
下手な尾行だっていつも思ってました。
あとはー、そうだ。
コンビニの俺のロッカーを勝手にあけてカバンの中漁ってましたね。中身色々持ってってたでしょ。
お目当てのスマホ、見つけた時ずっとロック解除しようと頑張って弄ってたことも知ってますよ。
あ、解除出来たんでしたっけ。
それでまた勝手に写メ見てたりしたんですよね。
防犯アプリいれてたからどこ触ったか確認出来るんですよ。
あぁ、あとそういえば俺のスマホそのまま持って帰ったこともありましたよね?
なにに使ったんですか?
読んでないはずのメールが既読になってたし。全部読んだんですか?未読にしとかなきゃ、爪が甘いです。
それに最近やたら手触ってくるし、俺のあと目で追ってたでしょ。毎回笑って誤魔化すの苦労したんっすよ。
それだけならよかったんですけど。
変なモノの入った手紙もバイト終わった後、毎日家のポストにいれてくれてましたよね。
あれ処分するの大変だったんですから。
両親に知られてたらどうするつもりだったんですか。
あと一番思ったのは。
…俺の名前。
不破湊って何で知ってるんですか?俺、もちさんに名前一度も教えてないですよね。
シフト表にも名札にも湊としかのってない。
家族も友達もみんなみんな俺のこと湊としか呼ばないし、店長も呼んだことない。スマホもみんな湊でしか登録してないし、猫たちでさえ俺の名前は湊だと思ってる。なのにどうして。
…まぁ、そんなことこの際どうでもいいですけど。
もちさんってほんと変なとこで鈍いですよね。
知らないとでも思ってました?
気付いてないとでも思ってました?
………。
そんなはずねぇでしょ。
ふざけんな…!
ストーカーとか、あんたほんとマジ気持ち悪い。毎日毎日っ毎日!!!頭おかしいんじゃねぇの??
俺のことが好き?
気持ち悪いっ、死ねばいいッ!!
でも、そんな気持ち悪いもちさんが俺は殺したいぐらい大嫌いで大好きですよ。
だから社長にあげたんだ。
社長、歪んだ人間が大好きだから。
蔑んだ目で俺を見つめる不破さん。
その紫色の瞳に映る、紫髪の男。
ニヤリと、
その男が口許を笑みの形にいびつに歪める。
遠くでいくつもの笑い声が聞こえる。
猫の声、人間の声。
その声は一体誰のものか。
その深淵に一度ハマってしまえばもう、
二度と、抜け出せない。
書くの糞ほど頑張った、、(´へωへ`*)チヌ、、、、お話の意味が分からん人はアイキュー100000000にしてもっかい読んでぇ、不自然な現象とか隠れてるかもね、これは実質、、、4P,,,nanokana??????だれか褒めてくれ、、はい!今回の作品はどうだったでしょうか!これは珍しく読みきりなのでこれで完結です!あとっちょっとだけ書き方変えました!気に入ってくれたら幸いです!病院での夜更かし最高!!()
あ、まって
あああああああああああああああああ
それでは~
おつにょも~!!!!
コメント
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うわぁ、、、天才かよ,,,,大好きだぁぁぁぁぁ