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「…誰?」
本当に知らない、全く見たことないのに、
画面に映る少女が着ているのは
私が通う高校と同じ制服。
七瀬は口を開き、話を始めた。
「あーー!結依ちゃんさ、絶対、“こいつ誰だ”って思ってるんでしょーッ!?あははっ、話したことないけどわかるよ?」
高い声、アニメに出てきそうな、特徴的な話し方。 何処か私には探し出せないような独特な雰囲気をしている彼女は、一体何を考えているのかが分からない⋯
それより、いちばん怖いのは
なんで、私の名前、知ってるんだろう⋯
「世界大会も1位だし、結構有名なプロゲーマーだと思ってたんだけど〜、まあ知らないなら残念だねッ! 」
「⋯話の続きをするね?」
その少女は急に雰囲気を変える。別人の様に。
「簡潔に言うと、結依ちゃん、“私達”には君が必要なんだよね。」
どういう事⋯?私が、必要?⋯なんで?
「まだよく分かっていないと思うからもう少し正確に話すね、」
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