苣屋×韮木／Ｒ表現有

短編集にします

チシヤがキス魔‼️

Ｒ１８気味

苦手な方バック

細く、けれど何処かに惹かれる彼の手を

握りながら歩く。

そろそろ路地裏だ、人気が少なくなる。

これはチャンスだ、と思い、誘うように

手の繋ぎ方を恋人繋ぎに変えた

路地裏に入った。

Ｃ｜ねえ。

Ｎ｜ン？…ああ、ハイハイ

Ｃ｜…

チシヤが唇を合わせて来た。

チシヤはキス魔で、正直鬱陶しいくらいだ。

だけど、そんな彼のキスは何処か優しくて、

いつの間にか惹かれている。

Ｎ｜…

今日はいつにもまして長い、今日はデレ日か？w

なんてけらけらと考えて居たら、彼が舌を入れて来た。

Ｎ｜ん゛…！？

舌で舌を弄ばれて、初めての感覚に驚きながらも

快感を拾い始めている。

Ｃ｜ふ…

編み物をするかのように、ピアスが付いている

彼の舌を器用に探り、

横から絡ませたり、下から絡ませたりと色々な

パターンを試す。

時々感じるピアスの金属の味もまたそそられる。

Ｎ｜ッ…

ふわふわと浮いているような感覚に陥る。

このまま時間が止まって、ずっとこうして

繋がって居たい、なんて言う極度の我儘が脳に

よぎり…

Ｃ｜は…

お互いの息の音が聞こえ、

いやらしい音が耳に入って来て、そのせいで

余計に下腹部が火照る。

その時、車の通る音がした。

それによりやっと我に帰る。

Ｎ｜チシヤ…！！いつもより長ェんだよ…

後、路地裏とかでキスしてくんのやめろって言っただろ…！！

俺は顔を火照らせながら、彼にぎゃんぎゃんと

文句を言う。

Ｃ｜ふは、アンタの其処…勃ってるけどね。

そんなに良かったんだ？家帰ってもやったげるね？♩（くす

そう言われ、言い返したいがごもっともで

何も言えない。

家帰って何をされるのか不安になりながらも、

まだ微かに残っているキスの余韻により

幸福感を得る。

END