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『さーてと、可愛いお姉ちゃん、名前は?』
「……」
『名前は?って聞いてんだよ聞こえねえの?』
ゴッツツツ
私は腹を殴られたのを感じた
「うっ……」
私は地面に倒れた
『ねえ、この人の言う事は聞いた方がいいよ、短気だから』
さっきと違う声だ
『で、名前は?』
「……」
『お前立場分かってねえだろ?』
私は笑う
「はは……」
「殴るなり殺すなりどうぞご勝手に」
『やっぱり面白……』
『いーね、俺そういう子好き』
さっきより優しい感じの人の声だ
『もう名前はいい。気が変わった。お前らこいつの服脱がせ』
『あは、了解〜』
『顔可愛いから今まで沢山彼氏いたんだろうなあ?』
私は服を脱がされていく
そろそろ私怒るよ?殺っちゃうよ?
「サッム……」
下着だけだからとても寒い
『おねーさん、なんで抵抗しないの?』
「抵抗したら、やめてくれるの?」
『あ、やっと喋った』
『やめないけどね』
『お前……顔もいいしスタイルもいいんだな、唆られる』
ソソラレルダッテヨ きもい、はい、321で殺ります
さーん
にー
いーち
と思ったその時
ドサッッッッッ
誰かが飛ばされる音がした
『おいなんだ?おまe(((ゴフッッツツ
近くにいる人が飛ばされた感じだ
誰だろう
『大丈夫か!?!?!?』
あ、
「マイキーさん?、?」
ドラケンも三ツ矢も場地もいる
その後ろにエマも
エマ『お姉さんごめんなさい!!!!!!ほんとごめんなさい!!!!!!』
泣きながらエマが私に抱きつく
エマ『マイキー達あっち向け!変態野郎!!!!!』
「あ、エマちゃん?」
私は落ちてる服を着ながらエマの顔を見る
エマ『……私のせいで……本当にごめんなさい』
「あー私は大丈夫だよ?てか大丈夫だから!!!泣かないで!!」
「でもなんでマイキーさん達が?、?」
マイキー達がこっちを見る
『お前まじで大丈夫なのか?』
マイキー達が駆け寄ってくる
「うん、全然大丈夫、でもエマちゃんが殴られちゃってたから手当した方が良いと思う」
エマ『どうして私の心配をするんですか!?お姉さんどうして私なんかを助けたんですか……!!!』
号泣している
マイキー『エマは俺の妹だ……エマが泣きながら”お姉さんが私の代わりに連れて行かれた”って言うから助けに来たんだ』
『まさか葵だとは……』
「そんなことよりマイキーさん私の下着見たでしょそっちのが大問題」
マイキーの顔が赤くなるマイキー
『しょ、うがねえじゃん、』
私は三ツ谷の方を見る三ツ谷も顔が赤くなっている
「まさか三ツ谷さんも?」
三ツ谷『ごめん……/』
といって顔を背ける
ドラケン『葵、お前なんで自分を身代わりにエマを助けた?』
『他の人に助けを求めるとか出来ただろ』
真剣な顔になる
エマ『なんで私に”私と会ったことも助けたことも忘れて”って言ったんですか!?葵さん殺される可能性もあったんですよ!?』
「えちょ……私なんで怒られてる感じになってるの……」
……
「だって……他の人に助け求めてたらその間にエマちゃんに被害行くかもしれないし私がついていけばエマちゃん解放してくれるっていうんだもの。そんなの、行くしかなくない?」
マイキー『葵、お前さ、タケミッチの時もそうだったよね危険を顧みないで喧嘩止めたよね。なんでいつも自分犠牲する覚悟で行くの』
「えぇ……」
生きる意味が無いとか言ったら重いヤツだと思われるやんこれどうする。
「んー……」
「私ね、」
真一郎のことを思い出す
初めて人を信じた感覚楽しかった日々
仲間の上に立つ責任感
それが全部覆されたあの日……
色々な事が駆け巡って……
「私が傷つくのはどうだっていいの、でも……」
私はみんなに向かって微笑む
「目の前に自分が動けば助けられるものがあるのに、何もしない自分は嫌なんだ」
あ、我ながらいいこと言った
こんな考えをさせてくれたのも全部真一郎の影響……
エマ『葵さん……』
といってエマはまた抱きつく
場地『そんな悲しそうな表情してんじゃねえぞ』
場地は私の頭を撫でた
「ん、?」
場地と目が合う
そっぽを向いてしまった
「あ、そういえば集会は?」