テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
嘔吐表現あり。
多分すぐ消します。
学校終わり
虚しい気持ちを抑え込むために
コンビニに寄る。
本当はシュークリームとかデザートを食べたくて寄った。
が、いつの間にか大きな籠を持っていて
気づけば菓子パンがビニールに詰められていた。
(あれ……。なんでだろ……。)
最近は学校では文化祭の準備。
家は父親と母親は離婚。
母親に引き取られたけど母親は都会のホストクラブや違法カジノに入り浸って帰ってきていなかった。
なんとなくストレスかなと感じた部分があったがそこまで気にしてはいなかった。
夕食簡単に作れるパスタを作って口に入れる。
「ご馳走様でした。」
お腹いっぱいなはずなのにそうじゃない。
身体が勝手にコンビニで買った菓子パンに手を伸ばしていた。
机の上に広げてどれから食べるかなんて考える。
「………ぜんぶたべちゃった、…?」
机の上には菓子パンを包んでいたビニールのみ転がっていた。
一人で住むためのお金がなくなっていることに気づいた瞬間吐き気がした。
「ぅ゙…っ!」
トイレに駆け込み思いっきり吐く。
「お”ぇっ……っ……っ」
これが過食症。過食嘔吐の始まりだった。
その日から毎日食べられるものも罪悪感で吐き出した。
友達が来る前にも繰り返した。
ある日。恋人に見つかった。
ずっと内緒にしてたのに。
「何してんだよ!!!」
そうこてんぱんに怒られたのを今でも覚えている。
俺の彼女は過食症を持っていた。
一度に多く食べて罪悪感で吐いてを繰り返していた。
学生時代はもっと酷くいくつも惣菜パンをコンビニでこれほどかと買った後家に帰ってすごい勢いで食べて吐いて食べて吐いて。
俺が制御してあげなければ死んでしまうだろう。
「……やん。……起きれそう?」
「っ……、。ぉなかすぃた……。」
「食えそう?…、?」
「わかんない……。」
彼に出す食事の量は決めていていつもこの量だ!という量は変えない。
最近はちょっとずつ、自分の一度に食べれる量がわかってきたようで激しく食って吐いては繰り返すことはなかった。
「はい。一緒に食べようね。」
「ぅん。」
一応隣にゴミ箱を置いて一緒に食べる。
いつも俺の下手くそな料理をしっかり美味しそうに食べてくれる。
「「いただきます」」
「おいしぃ、スマイルありがとう。」
「まぁ……。うん。」
気づけば彼の元のご飯はなくなっていた。
「スマイル…もっとくれなぃの?」
「……そうだ。あげられない。」
「ぐぅ……。…。ぉなかすぃた…よ……。」
「駄目。だって食べたら食べたで吐くでしょ?罪悪感感じるんでしょ?」
彼は不機嫌そうに足をバタバタさせる。
いつもこういう時はどうしているかと言うと……。
「ほら、食いたいんだろ。」
俺の肩を食わせる。まぁ、しゃぶらせるっていうイメージだろうか。
きりやん自身もぐもぐすることで空腹を起こすことがなくなり、正直なところご飯じゃなくてもよかった。
彼はソファにいた俺の膝にまたがり少しワイシャツのボタンを外してワイシャツを下げる。
「いいの?」
「いいよ。もぐもぐしな。」
俺の肩にきりやんの口が当たる。
甘噛するようにもぐもくしている。
なぜこんなことを続けられるかと言われるときりやんが激しく噛んだり痛いことしないってわかっているからかもしれない。
「はむ、はむ、……チュゥゥ」
「痛…?」
彼にキスマつけられた。
まあ別にそんなのいいけど。
なんなら付け返してやろうか。
「チュゥゥ…、」
きりやんの首元にキスマ。
俺の肩にはキスマ。
幸せをかたどっている。
「ましになった。ありがとう」
「ん。」
ティッシュとウェットティッシュを取り出してきて俺の肩を拭く。
そんな気にしなくてもいいのに。
ティッシュとウェットティッシュを捨てた後俺の隣に座る。
「すまいる。」
「ん、?」
「すき。」
「俺も。」
優しく頭を撫で膝に頭を乗せてあげる。
きりやんはぐっと太ももに顔を押し付けてすぅっと息を吸った。
「いぃにおい。」
「辞めろ。」
そんなふうにイチャイチャしていたら
もう11時。
そろそろご飯を作ろうと立ち上がる。
「いっちゃうの?」
「そうだな。」
頭から手を離しキッチンへ向かう。
一方のきりやんは不機嫌そうに俺のアクスタを撫でていた。
昼ご飯。
きりやんは昼はよく吐いてしまう。
少なくしているものの食べれない日も多い。
「いただきます………。」
心なしか元気もなさそうだ。
食べてからたったの数分
きりやんの身体がガタッと動き手がゴミ箱へ進む。
「ぅっ……ぉぇっ……っ…、」
「今日はやめとくか?」
静かにコクンと頷き俺よりも少し体重の重いきりやんをソファに寝かせる。
「すまぁ……ごめんなさい……吐いちゃった。………」
「良いんだよ。」
赤子の世話をするようにトントンと優しくお腹あたりを叩いてあげる。
ぎゅっと俺の叩いていない方の手を握られる。
「ん……すまぃる……。ぎゅってして。……ちゅーして……俺を愛して、……?」
今日は特に甘えたちゃん。
「しょーがねぇな……。」
ぎゅっ
「すまぃう……、おれ……だめなこ……?ご飯も一人でまともに食べれなくて、人に頼らないと生きていけない……。から……」
いつものダミ声と違い舌足らずの声。
吐くたびに人を傷つけていないか、根を持っている。
「なわけないだろ。嫌だったら一緒にいないし、付き合ってない。きりやんが一人でできるようになるまで俺が見るから。」
「そっ……か………よかっ…た………ぁ…
………すぅ……すぅ……す……ぅ……」
安心したのかいつの間にか寝ていた。
俺もきりやんをもっと強く抱きしめて眠った。
「ちぅぅっ………。ちゅぱっちゅっ……っ」
なんだか…耳元から音がする。
粘度のある水の音。
感覚が覚醒する。
肩が吸われたり舐められている。
「きり……やん?」
かれは昼ご飯を吐き戻したせいなのかお腹が空いているようで俺の肩を吸っていた。
「すま……ごめん。起こしちゃった……。ごめんね。?勝手に吸って……。ちゃんと俺も自分のことできるようにするから…嫌わないで……?」
「嫌わねぇよ…大丈夫だって。」
ぐっとシャツを戻す。
戻した時にきりやんと手が触れた。
人差し指にコリッとしたタコのようなもの。
(直ったはずじゃ……?)
無事に夜ご飯を食べて風呂に入って
1日を終えるためにきりやんといっしょに寝る。
「おやすみ。きりやん。」
そうつぶやいて30分後。
もぞもぞとベッドが動きぬくもりが消える。
ガチャと部屋を出る音がした後
家の鍵をしめる音がした。
10分後
ガチャとまた扉が空いた音がした。
ゆっくりと音を立てないように下へ降りる。
音の正体のきりやんは大きく膨れたビニール袋を持ってソファに座り込み
菓子パンと思われる袋を空けた。
別に夜食を食べることについては怒らない。自由にさせてあげたいからだ。
気づけばきりやんのビニールから1つ……2つ……とパンが消えていく。
5個目のパンの袋を開けようとした時に
きりやんは口を抑えトイレに駆け込んだ。
口のなかに人差し指を突っ込んでいる。
「おぇ………んっ……げぼっ……」
「何してんの。」
「えっ…あっ……!す…スマイル……っっ…これは違くて…、!!!」
きりやんの唾液の付いた手の手首をぎゅっとつかみ静止させる。
「やっぱり。吐きダコ出来てる。こうやっていつもこっそりしてたの?」
「ちっ……違うの!……っ……。……ごめんなさいっ……」
「きりやん。財布頂戴。」
「なんでっ……!」
「こうやって俺に内緒で過食嘔吐しようとするからでしょ。」
きりやんのポケットから財布を抜いて俺のポケットに入れる。
きりやんを抱き上げてベットへ向かう。
ずっときりやんは謝り続けていた。
「怒ってないよ。きりやん。」
俺は別にいい。
きりやんが自由じゃなくなるだけ。
「きりやん、…?おはよう?」
「スマイルはさ。俺のこと好き?」
「うん。」
「怒ってない?」
「うん。大好きだよ」
「俺も!!もうスマイルしか見ない!お腹減ってもスマイルのことずっとみてるもん!♡」
「。堕ちちゃって可愛いね♡」
「俺可愛い♡?」
返事をするようにきりやんのもう過食嘔吐をするはずのない唇にキスをした。
「深いのはー?してくれないの?」
開けられた口に舌を突っ込みくちゅくちゅと音を立てていく。
「んむっ……んぁぅ……♡」
ディープキスをしながら彼の手を上にまとめ、使うと思っていなかった手錠を付けた。
「すまいるっもっと!もっと♡」
「もう、自由になんかさせないからね。♡ずっと一緒。仕事にも行かせない。
きりやんは食べることも吐くことも考えなくていいよ。全部俺が管理するから。」
ほんのり解説
きりやんはスマイルと同居し始めてからも
過食嘔吐を繰り返していた。
昼ご飯に戻す回数が多くなるのは知らず知らずきりやんが罪悪感を感じていたから。
きりやんがスマイルに見つかってから過剰にスマイルに依存し始めたのは過食嘔吐を強制的に不可能にさせられたことで依存先が過食嘔吐からスマイルに変わった
(過ごすうちに依存してはいたが無自覚だった。甘えていたのは依存している感覚が無意識で出ていたから。)
スマイルは逆にずっときりやんのことを堕としたいと思いきりやんの食事の管理をしていたが、「なかなか自分に依存し始めない」と不安になっていました。
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