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ーアヤトが出かける数十分前ー
屋敷
《単独は危ないッスよぉ〜〜〜!!!》
ベリーやクーリーがアヤトの足に抱き着く
[そうです、!街でお一人なんて……]
〈それは少し、我々も不安ですね〉
専属執事たちがオロオロと見守る中、一般執事達も焦るかのようにワタワタしている
「き、今日はシンクと約束が…ッ、離せ…、!」
【そーだよーーー!誰だよその男ー!知らねぇよー!】
「そっか!シンク君の事クーリーは知らないんだ、!」
【シンクぅ?誰だよソイツ!】
【家で遊ぼうよぉぉぉー!】
〈お人形さんありますよ、?〉
《美味しいデザートもあります、!》
[本も読んで差し上げます、!]
「……はぁ、」
「あのな、お前達……私の事を引き止めてくれるのは嬉しいがこちらも久々の友人との遊びだ。」
「流石になんの便りも無しじゃダメだろ?」
【そーだけどよぉー……】
「うぇーん…」
【まず俺が食った目と腕どうすんだよー!】
「そこは…まぁ、追々考える」
【行くなよぉー!】
「そうだよぉー!」
「はぁ、暗くなる前に帰ってくるから……帰ったら鬼ごっこもしてやるし隠れんぼもしてやる…」
「ほんとに!?」
【ほんとか!?】
「クス…あぁ、」
「良い子で待ってるんだぞ?」
「うん!」
【任せとけ!】
[アキト様方がよろしいのなら…]
〈お気をつけて…〉
《怪我しないようにしてくださいッスよ?!》
「あぁ、大丈夫だ」
ガチャン……
「行っちゃったーーー……」
【うぇーん…】
《アキト様クーリー様、あまり悲しまないでください、!(小声)》
「ふぇ、なんで…?」
【なんでだよ?!】
《1番落ち込んでるのリックなんすよ…!》
《見てくださいよ、あそこの隅っこ……いじけて蹲って動かない…》
〈メソ…メソ…〉
「あ〜…、(察」
【あ〜…、(察】
クーリーとアキトがリックの側へ行き、慰める
「り、リック〜…大丈夫だよ〜、」
【ちゃんと暗くなる前に戻ってくるって、!】
〈し、しかし……主の側にいられない従者など…〉
「リックは頑張ってるよ、!」
【そ、そうだぜ!】
〈メソ…メソ…〉
どどどど、どうしよう〜〜〜!!!
【ど、どうしよ…!】
「取り敢えず好きな物あげるとか、?!」
【俺知らねぇんだけど…?!】
「僕もしらない、!」
ん?待てよ…?
「あ!僕やっぱり知ってる!キャラメルだ!」
【あ?あぁ〜!そういや前言ってたな!】
「急いでマイクに用意してもらお!」
【おう!】
タタタタタッ……
優しい方々だなぁ…
さてと、俺はこのリク坊を慰めるかな…
〈なんと…お優しい……グス、〉
《良かったね〜リックん》
〈リックんって呼ぶな……〉
《いいじゃない、可愛いし》
〈ッ…僕は可愛いを求めてない!〉
《こーら…一人称、》
〈あ、ッ〉
〈貴様のせいだ、!〉
《お〜怖 ^^》
〈ふざけてなんかないのに、ッ〉
〔だ、大丈夫でしゅ、ですかぁッ、?〕
〈マ、イク……〉
〔きゃ、キャラメル…持ってきました、ッ〕
〈え、…?〉
《へ〜キャラメル!いいね〜1個貰って良い〜?》
【あー!ダメー!】
《えッ?!クーリー様?!なんでぇ?!》
【こーれーはー!リックを元気づけるために用意してもらったんだ!!!】
《そんなぁ〜……》
「はい!リック!」
〈あ、あり、がとう…ございます〉
〈モグ…〉
「どう?」
【どうだ?】
〈んふ、とっても美味しいです…〉
【いぇーい!】
「やったー!」
屋敷は屋敷で、楽しそうだ。