私の名前は黛結
今日から高校生。この高校には灰にぃが通っていた
ドキドキしながら校舎に入る
一緒に行ける年齢だったらなぁ,と考えながらもクラスを確認して向かう
ガララ…と控えめに扉を開けると一斉に中に居た人に見られた
『ヒンッ……………』
肩をすくめながら指定された席に座る
この学校は入学式は放送で行うらしい
その頃にはもう全員揃っていて,隣の席には赤髪の可愛らしい子が座っていた
あまりにも可愛いから,放送中もちらちらと見てしまった
放送が終わった後,担任の先生が話し始めた
担任の先生は国木田独歩という名前であり,自己紹介は各自にやって欲しいとのこと
私は恐る恐る隣の子に話しかけようとする
『ねぇ…』
??「みぃちゃん!同じクラスでめっちゃ嬉しい!」
すると白髪赤目の女の子が赤髪の可愛らしい子に話しかけた
更にオッドアイの子がやって来て,彼女達が話し始めたのでどうしようもなくなった
赤髪の子は佐倉美咲,白髪赤目の子は有栖川アイ,オッドアイの子は須崎(すざき)奏というらしい
なんだか盗み聞きしてるみたいで居心地が少し悪い
彼女達はどうやら小学生から知り合いらしい
そんな事を聞いていると突然話しかけられた
??「よっ!君,1人?」
オレンジの髪の男の子だ
私は話しかけられた事に驚いて目をぱちくりさせる
声が大きくてちょっとうるさい
??「俺宇佐美リト!
君の名前は?」
『わ,私は黛結…
宇佐美君はどうして私に話しかけたの?』
宇佐美君はどこか照れながら答えた
リト「リトで良いですよ
あと,滅茶苦茶綺麗な人が居たなって思ったら思わず…」
『えっ』
それを聞いて思わず声を漏らす
リト「いきなりこんな事言われても驚きですよね!」
リト君はあわあわとしながら云った
『まぁ,あり…がと…』
私はそっぽを向いてリト君から顔を逸らした
リト「あー,うん…」
??「リトが女の子と話してるなんて珍しいね」
するとピンク髪の男の子がやって来た
??「僕は赤城ウェン!
黛さんだっけ?よろしくね!」
『な,なんで名前…』
ウェン「あ!ちょっと会話聞いてて…
嫌だったかな?」
赤城君はちょっと気まずそうに云った
『大丈夫。気にしてないから…
赤城君は〜…その〜…』
会話を続けようとするけど,なかなか言葉が出ない
ウェン「そういや黛さんは肌白いけど何か使ってるの?」
突然赤城君はそう云った
『いや,日焼け止めとか化粧は何も…
外に出ないし焼けにくい体質だから…』
それを聞くと赤城君は目を輝かせた
ウェン「いいな〜!」
……………なんだか赤城君って,ギャルっぽいなぁ
私はそう思った
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