うーん
なんでだろーなー
あ、こんにちは!あるいは初めまして!
藤澤涼架です!
最近悩みがありましてですね
それは–––
「涼架先輩ー‼︎」
「あ、若井く…–––」
僕の言葉を遮って抱きついてくる若井君
「ちょッ、苦しいって、笑」
「いいじゃないすか!最近会えてなかったので、!」
そう、若井君の距離感がバグっているのだ
「いや、一昨日あったじゃん、笑」
それのどこが困ってるって?
それはね
人大勢いるところでも抱きついてくるし手を繋いでくるし
若井君人気だから色んな人に恨まれるし
何より、なんか僕にキスしようとしてくるし…
「あー…、ちょっと今からフルートの練習行かないと…」
「着いてきます!涼架先輩のフルート好きなんで!」
どこへ行くにもついてくる若井君
若井君,人気でモテ男子なんだから
僕じゃなくてもっといい人いるはずなのになー
若井君、わかんないや
こう言う時は、元貴君に聞くのが一番
元貴君はね、若井君の親友なんだって!多分
「若井君、ごめん、ちょっとトイレ行ってくるね」
「はい!待ってます‼︎」
うぐッ!笑顔が眩しい
これがイケメンオーラ…
若井君に背を向けて歩き出す
さーて、元貴君を探しますか!
若井君には申し訳ないけど君を知る為なんだよ
許してね(?)
謎にスキップをしながら人気のない廊下を歩く
ん、あれ?
こんなところに教室ってあったっけ
まぁ、いいか
「失礼しまーす」
誰にも聞こえないような声で教室のドアを開ける
すると窓側の席に座って1人でお弁当を食べている大森君がいた
太陽の光に照らされた大森君はまるで空から降ってきた天使のようだった
「どうしたの…?」
「あ…、藤澤先輩––」
コメント
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続き楽しみです!
わぁ!僕ひろぱと同じタイプ(