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向井は初めて渡辺を愛した時のチェキの写真を前に唸っている。
始めから順番に並べてみる。
そして、1人遊びをするのだ。
半分くらいは普通に見れる。
だが、後半から見れない。
向井の物から透明な液が滲み出てくる。
それでも自分を可愛がりながら見ていると、最後の渡辺がイッた顔を見たら向井もイッてしまう。
向井ーあかんやん!3分持てへん。
写真を汚さないよう、ベッドの棚に上げて仕舞っておく。
いそいそと後始末をして、ベッドに寝転がる。
向井ーこんなんやったら、翔太くんを泣かすどころか俺が持てへんやん。3分ってラーメンちゃうし。
いつまでも待ってるって言うてくれるけど全然あかんやん!
向井の1人ごとが部屋に響く。
渡辺と愛し合いたい気持ちはある。
だが、綺麗すぎてすぐダメになる。
こんな自分は捨てられてしまうんじゃないかと不安になる。
渡辺の裸を想像するだけで下腹部が熱くなる。
自分でも、渡辺に関しては重症な気はしてる。
渡辺ー練習してるか?
向井ー頑張ってるけど、あかんねん。
渡辺ー何で?
向井ーカップラーメンや。
渡辺ー?
向井ー翔太くんの写真見ながらやったら、3分しか持てへんかった。
渡辺ーぶっ、はーーーっはっはっは。
向井ーしゃあないやん。
渡辺ーひぃ〜っ。
向井ー変な笑い方せんといて。
渡辺ーカップラーメン!
向井ー言うな!
渡辺は腹を抱えて笑っている。
涙が滲んでいる。
涙を擦りながらまだ笑う。
向井は不貞腐れてきた。