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〖side水〗
「全部ぜんぶ、はじめからやり直せたらいいのに」
「急に何?」
「そうしたらぜったい、ないちゃんになんか出会わない」
シャツのボタンをひとつずつ止めながら、後ろを振り返ることも無く言葉を落とす。
「あー、ごめん。それは無理だわ」
そう言いつつも悪びれもしない声が後ろから聞こえたかと思えば、白い両腕が僕の首に回された。そのままの勢いで後ろに引っ張られるから、為す術なくバランスを崩して倒れ込む。
「俺がいむのこと逃がせないもん」
まだ裸のままの彼が、散々染めて傷付いた桃髪をふわふわ揺らして耳元で囁いたりするから。
「…大迷惑なんだけど」
「ん〜。ごめんね?」
あはは、と笑った彼の息が、左耳に触れて温もりをもたらす。
「責任取ってよね」
「ええー、結構頑張ってるつもりなんだけどな」
僕が立ち上がろうとしても、両腕が腰に移動して、ホールドされてしまって抜け出せない。
「じゃあ、いむは俺に何してほしい?」
死んでほしいよ。僕の為に。
その綺麗な顔は、きっと死んでも変わりやしないだろうから。
そんなこと、言えるはずないっていうのに。
「…ねえ〜、ごめんってば。拗ねないで」
何も返さない僕を拗ねていると勘違いして、猫なで声を出す彼。
ぱ、と腕が離れて開放されたと思った瞬間、ベッドに押し付けられて、にこにこと笑った彼が上に乗り上げてくる。
「かわいい」
可愛いのは、あんたでしょ。
格好いいも、美しいも、綺麗も、麗しいも、華麗も、優美、見目好い、淡麗、美麗、美観、美貌、美形、美的、全部、全部、全部、全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部
あなたのために、あるような言葉でしょう。
「わ、ちょっといきなり」
僕を見下ろす彼の肩を無理矢理に引き寄せて、大きく噛み付く。
彼の声に驚きと焦りが含まれたのがすごく気分を浮上させて、歯型が残った部分を舐め上げた。
更にしめったさが含まれた声色は、すこしずつ高まっていく。
「痛いじゃん、もう」
「…ごめん」
「いいけどさ」
怒ったように細くなった桃色の瞳は、次の瞬きの後には元に戻る。
「ねえ、もっかいする?」
そう、あまりに美しく魅惑的に笑んだ彼は、閉じたばかりの僕の第1ボタンに人差し指を掛けた。
その、甘い誘いの、あまったるい囁きに誘われて。
あなたという檻から、逃げようにも逃げ出せない。
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