ちょっと隣が気になるけど... 僕はお弁当を食べ ボーッと海を眺める。
もう一度泳ごうかな。
でも...隣にあの怖い人がいる。 人魚になったところを見られたら 困るし...
すると、
恭平
急に僕に話しかけてくる。
さっきは怖いって思ったのに、 声だけ聞くとすごく優しい音を していた。
流星
恭平
流星
......。
恭平
恭平
僕と...一緒だ。
やっぱり僕の思ってることは 間違いじゃなかった。
同じ人がいる。
そう思うと、心のどこかで少し 安心できた自分がいた。
恭平
恭平
また...難しい言葉...。
歯止め...?
流星
怖い人は言葉を詰まられて...
しばらく考えてから話してくれる。
恭平
恭平
確かに... 海にゴミを捨てちゃいけない。 人を傷つけちゃいけない。
これが、ルールなんだ。
それが学校にもあって ペンダントをつけちゃいけない。
これが学校のルール。
僕らが学校で 楽しく過ごすためのもの。
そういうことだったんだ。
流星
恭平
流星
流星
すると隣にいた怖い人は 声を出して大笑いし始める。
恭平
恭平
恭平
そう言って...僕の頭をポンと撫でて その怖い人は消えてしまった。
でも。この人は 僕の中でもう怖い人...ではなく
岩陰の人。
そう呼ぶことにした。
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