ガチャッ
月日
ちょっ…!マリー!?
マリー
何
月日の家を開けて
適当に言葉を返しながら 中に入って行くマリーに
月日
いきなり何アレ
月日
なんでそんな怒ってんよ…?!
何故不機嫌なのか理解出来ないまま 月日は戸惑いながら問いかけると
マリー
なんでアイツと居たの
月日
え?
2階に向かって階段を登りながら 月日に視線を向けたマリーに
月日
なんでって、、
月日
一緒に帰ろって言われただけで
月日は平然と言葉を返すと
マリー
…ンだよそれ
月日
(ゾクッ)…っ
マリーは鋭い視線で月日を睨んだ
月日
(…なんで、、怒るの、、)
月日
そんな、、怒る事じゃないでしょ…?
目の前で睨むマリーの怒りが 理解出来ないまま
怯えを滲ませながら言葉を紡ぐと
マリー
…チッ
月日
…っ、
月日
(…何、、?)
月日
(…こんなマリー、、)
月日
(…知らない、、)
舌打ちと共にピリ付いた空気を放って
マリーはそのまま 階段を上がって行くと
ガチャッ
月日
マリッ
…ドンッ
月日
…っ?!
月日の部屋に入るなり
壁に押し付けて
マリー
…男と一緒に居るとか
鈍く光る眼で低い声音を放ちながら
マリー
俺が許すと思ってんの…
月日
(ドキッ)…っ、//
微かに震えるその唇を
ゆっくりとなぞった