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赤組で 「悪ノ娘」 第2章
⚠︎︎BL表現があります。 曲パロは自己解釈です。 自衛をお願いします。
それではどうぞ!
リウラ王女の傲慢さはさらに 滑車がかかり、
国はどんどんと困窮していきます。
しかし王女はそんなことは 気にもせずに、 イフ王子と毎日のように 出かけていました。
リウラ
イフ
リウラ
リウラ
ホトケ
ホトケ
リウラ
リウラ
あの日以来、イフ王子は よく緑の国に来たがるようになり、
訪れると必ずこの娘がいたのでした。
イフ
ホトケ
ホトケ
リウラ
イフ
ホトケ
イフ
リウラ
ホトケのことは嫌いではありませんでしたが、王子が楽しそうに 笑っているのを見ると 少しモヤモヤとします。
イフ
リウラ
それでも優しく微笑んでくれる 王子の笑顔を見ると
リウラ
そう思うのでした。
ナイコ
リウラ
ナイコ
ナイコ
リウラ
リウラ
ナイコ
結婚についてのお話かもしれませんねと召使いに囁かれ、王女は少し期待に胸を踊らせていました。
ナイコ
リウラ
ナイコ
ガチャリ
イフ
リウラ
リウラ
リウラ
ホトケ
ホトケ
気まずそうにこちらをおずおずと伺うホトケに、王女は嫌な予感を覚えました。
王子は先程から固い表情で、 まるで王女を祝う表情には見えません。
イフ
イフ
リウラ
リウラ
ナイコ
イフ
リウラ
ホトケ
先程3人が神妙な顔をして 入っていった部屋からは、
王子の冷静な声と、王女の怒鳴り声、 娘の今にも泣きそうな声が 代わる代わる聞こえてきます。
ナイコ
それでも、召使いは外で 静かに待つことしかできません。
ただ、王女にとって幸せな結果になることを願うしかありませんでした。
リウラ
大臣
ナイコ
あの話し合いは最終的に、 召使いの願いは虚しく、 王女にとって 最悪の結末を迎えました。
イフ王子は、緑の国のあの娘に 一目惚れをし、結婚するつもりだと 言ってきたのです。
一方的に婚約を破棄された王女は 嫉妬で怒り狂いました。
軍は次々と緑の国の町を攻め倒し、 王女はそれを冷ややかな目で見つめていました。
幾多の家が焼き払われ 幾多の命が消えていきました。
緑の国の住人
緑の国の住人
苦しむ人々の嘆きは 王女に届くことはありません。
ホトケ
もちろんあの娘も例外なく 焼き払われました。
しかしそんな事は気にもとめずに 彼女は可愛らしく笑って 今日も言うのです。
リウラ
悪の華 可憐に咲く
狂おしい彩りで
とても美しい花なのに
嗚呼 棘が多すぎて触れられない
村人
村人
村人
村人
村人
悪の王女を倒すべく、 ついに人々は立ち上がりました。
烏合の彼らを率いるのは、 黒き鎧の女剣士。
ユウスケ
ユウスケ
つもりにつもったその怒りは 国全体を包み込み、
長年の戦で疲れた兵士たちなど ものともせず、あっという間に王女の王宮は囲まれてしまいました。
悲しいかな、 家臣たちにも愛されていなかった 王女は、ついに王宮にひとりぼっち。
どこか憂いを帯びたその顔は 最近では見ることの無くなった 穏やかな表情でしたが、
怒りで爆発している 市民たちはそんなことも気にせずに ついに王女を捕らえてしまいました。
ユウスケ
りうら
悪の華 可憐に咲く
悲しげな彩りで
彼女のための楽園は 嗚呼 もろくもはかなく崩れてく
むかしむかし、あるところに 悪逆非道の王国の
頂点に君臨していた 齢14歳の王女様。
処刑の時間は午後3時
教会の鐘が鳴る時間
りうら
りうら
りうら
王女と呼ばれたその人は 一人牢屋で何を思っていたのでしょう
ついにその時はやって来ました。
ゴーンゴーン…
終わりを告げる鐘が鳴り、 見物にきた民衆たちの盛り上がりがピークを迎えました。
いよいよの処刑。 王女が一段、また一段と 処刑台へ上がるごとに どよめきは大きくなっていきます。
しかし王女はそんな民衆などには 目もくれず、こう言いました。
りうら
ザシュッ
悪の華 可憐に散る
鮮やかな彩りで。
のちの人々はこう語ります、 彼女は正に
「悪ノ娘」
ゴーンゴーン…
ここまで読んでくださり ありがとうございます!
一応「悪ノ娘」のお話は これにて終了になります。
次回は番外編があるとか…?
次のお話は今週中に更新する 予定ですので、お待ちいただけますと 嬉しいです、、
そして フォローしてくださっている皆様 こちらのシリーズを楽しんでくださっている皆様、 本当におまたせしてしまい 申し訳ございません…
一時期はフォロワー様も50人をこえていて本当に感謝しております。
本業が忙しくて全く更新出来て おりませんでした、、💦
これからも出来るだけ頑張って参りますので暖かく見守っていて頂けますと助かります…。
宜しければ フォロー、いいね、コメント していってください!
それではまた次回!