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17 - 『悪の娘』〜赤組〜 第2章

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2022年11月09日

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赤組で 「悪ノ娘」 第2章

⚠︎︎BL表現があります。 曲パロは自己解釈です。 自衛をお願いします。

それではどうぞ!

リウラ王女の傲慢さはさらに 滑車がかかり、

国はどんどんと困窮していきます。

しかし王女はそんなことは 気にもせずに、 イフ王子と毎日のように 出かけていました。

リウラ

また緑の国〜?

イフ

え、りうら、
緑の国嫌いなん?

リウラ

いや…別に、
そういう訳じゃないんだけどさ~

リウラ

(緑の国に来るといつもアイツが居るんだよな…)

ホトケ

あれ?

ホトケ

またイフくんたち来たの!?

リウラ

はぁ…

リウラ

(やっぱり…)

あの日以来、イフ王子は よく緑の国に来たがるようになり、

訪れると必ずこの娘がいたのでした。

イフ

なんだよ悪いかよ!

ホトケ

う〜ん、
イフくんは嫌だけど、

ホトケ

リウちゃんは可愛いから好きっ!

リウラ

だから変な呼び方するなって…!

イフ

おい、俺は嫌ってなんだよ!w

ホトケ

えへへっ、ごめんって〜

イフ

www

リウラ

(リウラとのデートなのにな…)

ホトケのことは嫌いではありませんでしたが、王子が楽しそうに 笑っているのを見ると 少しモヤモヤとします。

イフ

ほら、リウラも
早く行こうや!

リウラ

…うんっ!

それでも優しく微笑んでくれる 王子の笑顔を見ると

リウラ

(やっぱりまろが好き…!)

そう思うのでした。

ナイコ

リウラ王女、
お誕生日おめでとうございます。

リウラ

これで来年にはまろと結婚できる!

ナイコ

ふふ、よかったですね!

ナイコ

そういえば、イフ王子は用があるため少し遅れるとのことです。

リウラ

え〜!
まろまだ来ないの?

リウラ

こんなおじさんばっかりのパーティじゃつまんないよ~

ナイコ

大事な話があるから待っていて欲しい、と仰っておりましたよ。

結婚についてのお話かもしれませんねと召使いに囁かれ、王女は少し期待に胸を踊らせていました。

ナイコ

リウラ様、イフ王子がお見えになりましたよ!

リウラ

やったー!
早く部屋に呼んで!

ナイコ

かしこまりました。

ガチャリ

イフ

リウラ王女、お誕生日おめでとうございます。

リウラ

あっまろ!
やっと来たー!!

リウラ

も〜待ちくたびれたんだよ…って

リウラ

え、?なんで
ホトケっち来てるの?

ホトケ

ぁ、リウちゃん、、

ホトケ

お誕生日おめでとう…

気まずそうにこちらをおずおずと伺うホトケに、王女は嫌な予感を覚えました。

王子は先程から固い表情で、 まるで王女を祝う表情には見えません。

イフ

今日は、大事な話があってきました。

イフ

そのためにはこのホトケも必要なんです。同伴お許しいただけますか?

リウラ

、、わかった。

リウラ

良いですよ、
お2人ともこちらへどうぞ。

ナイコ

リウラ、、
大丈夫かな…

イフ

でもーーーー!、

リウラ

はぁ!?ー!ー!!ーー

ホトケ

……ごめんーーー、、ー。

先程3人が神妙な顔をして 入っていった部屋からは、

王子の冷静な声と、王女の怒鳴り声、 娘の今にも泣きそうな声が 代わる代わる聞こえてきます。

ナイコ

……

それでも、召使いは外で 静かに待つことしかできません。

ただ、王女にとって幸せな結果になることを願うしかありませんでした。

リウラ

緑の国を滅ぼしなさい

大臣

は、はい…
かしこまりました。王女様。

ナイコ

、、リウラ王女…

あの話し合いは最終的に、 召使いの願いは虚しく、 王女にとって 最悪の結末を迎えました。

イフ王子は、緑の国のあの娘に 一目惚れをし、結婚するつもりだと 言ってきたのです。

一方的に婚約を破棄された王女は 嫉妬で怒り狂いました。

軍は次々と緑の国の町を攻め倒し、 王女はそれを冷ややかな目で見つめていました。

幾多の家が焼き払われ 幾多の命が消えていきました。

緑の国の住人

もうやめてくれ…!

緑の国の住人

俺たちが何をしたって言うんだぁ!

苦しむ人々の嘆きは 王女に届くことはありません。

ホトケ

リウ……ちゃん、、

もちろんあの娘も例外なく 焼き払われました。

しかしそんな事は気にもとめずに 彼女は可愛らしく笑って 今日も言うのです。

リウラ

あら、おやつの時間だわ

悪の華 可憐に咲く

狂おしい彩りで

とても美しい花なのに

嗚呼 棘が多すぎて触れられない

村人

こんなのおかしい…

村人

あの王女のせいで俺たちの国は今にも潰れてしまいそうだ!

村人

そうだ、あの王女は狂っている!!

村人

王女はやっぱり悪の娘なのよ!!
早く倒さなきゃ、、次は私たちが……ッ

村人

俺たちで、王女を倒そう…!!

悪の王女を倒すべく、 ついに人々は立ち上がりました。

烏合の彼らを率いるのは、 黒き鎧の女剣士。

ユウスケ

私についてこい。

ユウスケ

この悪夢を終わらせてやるんや!

つもりにつもったその怒りは 国全体を包み込み、

長年の戦で疲れた兵士たちなど ものともせず、あっという間に王女の王宮は囲まれてしまいました。

悲しいかな、 家臣たちにも愛されていなかった 王女は、ついに王宮にひとりぼっち。

どこか憂いを帯びたその顔は 最近では見ることの無くなった 穏やかな表情でしたが、

怒りで爆発している 市民たちはそんなことも気にせずに ついに王女を捕らえてしまいました。

ユウスケ

おい!
捕まえたぞ!!

りうら

……この 無礼者!!

悪の華 可憐に咲く

悲しげな彩りで

彼女のための楽園は 嗚呼 もろくもはかなく崩れてく

むかしむかし、あるところに 悪逆非道の王国の

頂点に君臨していた 齢14歳の王女様。

処刑の時間は午後3時

教会の鐘が鳴る時間

りうら

そういえば、"俺たち"が産まれた時もあの教会の鐘の音が、、

りうら

……あいつが、████が

りうら

幸せでありますように。

王女と呼ばれたその人は 一人牢屋で何を思っていたのでしょう

ついにその時はやって来ました。

ゴーンゴーン…

終わりを告げる鐘が鳴り、 見物にきた民衆たちの盛り上がりがピークを迎えました。

いよいよの処刑。 王女が一段、また一段と 処刑台へ上がるごとに どよめきは大きくなっていきます。

しかし王女はそんな民衆などには 目もくれず、こう言いました。

りうら

あら、おやつの時間だわ!

ザシュッ

悪の華 可憐に散る

鮮やかな彩りで。

のちの人々はこう語ります、 彼女は正に

「悪ノ娘」

ゴーンゴーン…

ここまで読んでくださり ありがとうございます!

一応「悪ノ娘」のお話は これにて終了になります。

次回は番外編があるとか…?

次のお話は今週中に更新する 予定ですので、お待ちいただけますと 嬉しいです、、

そして フォローしてくださっている皆様 こちらのシリーズを楽しんでくださっている皆様、 本当におまたせしてしまい 申し訳ございません…

一時期はフォロワー様も50人をこえていて本当に感謝しております。

本業が忙しくて全く更新出来て おりませんでした、、💦

これからも出来るだけ頑張って参りますので暖かく見守っていて頂けますと助かります…。

宜しければ フォロー、いいね、コメント していってください!

それではまた次回!

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