テラーノベル
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まだ世界ができたばかりの 頃のお話
神様がつくった世界には まだ生きるものがいなかった
そんなとき、この世界の 中心にある世界樹から
永遠に生きることのできる エルフを一体つくった
そのエルフは美しく、 優しい女だった。
一人で使うにはありあまるほどの 資源も、無駄にはしなかった。
そのエルフをはじめに 神様は少しずつ
生きるものを増やした
しかし、2体目からは 永遠の寿命を与えることは なくなった
試したかったからだ。
まだ何も知らない生き物たちに 感情が芽生えるかを
エルフは自分が関わった相手が 自分より先に消えていくことを
不思議に思った
彼女は「リリア」といった
リリアはいつも資源の管理を 任されていた
そんなときに起きたことだった。
生き物が増えるたび、 資源が少なくなり
人々は資源をめぐって 争うようになった
リリアは管理をしっかり できていなかった自分のせいだと
自分を責めた
それを空から見ている神様は 資源を増やすわけでもなく
見守っているだけだった
楽園の様子を面白がって見ていた 神様は、星の光から
カゲロウの子、「シオン」を つくりだした
シオンの寿命は 「一年」と驚くほど短くした
代わりに、背には素早く飛ぶことの できる羽と
どんな敵にも立ち向かえるほどの 強さを持った
コメント
3件
✦✦さん、第1話読了しました! 世界樹から生まれた永遠のエルフ・リリアと、たった一年の命を与えられたシオンの対比がすごく印象的です。「試す」ために寿命に差をつけた神様の視点が冷たくて、でもリリアの「自分のせいだ」と責める優しさに胸が締め付けられました。資源を巡る争いと管理の責任——この世界観の設計、続きが気になります!