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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ゆあん

シオンちゃん?シオンちゃんどうしたの?

体を震わせ涙を流す彼女。

どう扱えばいいのやら。

シオン

わかんない…わかんないよ…っ

ゆあん

とりあえず泣き止んでよ…
話はちゃんと聞くから…

シオン

ごめんなさい…っ

なかなか止まらない流れる涙。

止めようと頑張っているようだが、止まらない涙に制服の袖が濡れていく。

ゆあん

…おいでよ。

軽く自分の方へ引っ張れば、力のない彼女をは簡単にこっちにやってくる。

少しは抵抗した彼女だが、抱きしめて撫でてるうちに抵抗を辞めた。

シオン

ゆあん君は…何時まで私とお友達でいてくれる…?

ゆあん

…どういう意味?

シオン

私がどうなっても、近くで楽しくお話してくれるの…?

ゆあん

するよ。大丈夫

彼女は嗚咽を漏らしながらやっと泣き止んだ。

シオン

ここでお話したくない。

シオン

誰にも聞かれたくないの…

ゆあん

じゃぁ、どうするの?

シオン

帰ろ…?帰ってからお話したいよ…

ゆあん

わかった。じゃぁ、帰ろ

無言で肩を並べて歩いた。

シオン

ゆあん君…
ちょっと寄り道したいかな

数分無言で歩いた後、不意に彼女が口を開いた。

ゆあん

いいよ。ついて行くから。
どこ行きたいの?

シオン

ん…

俺の手を摘むように握り、引っ張り出した。

どこに行くのか全く分からなかった。

シオン

…覚えてる…?

着いたのは、昔2人で一緒に遊んだ公園。

彼女は手を離すとスキップするように進んでいく

シオン

……私、告白された…

ゆあん

は?どういう──

シオン

私もわかんないよ…

彼女は顔を見せてくれない。

ただ、震えた声だけが俺の元に届いた。

ゆあん

シオンちゃんは、なんて答えたの…?

シオン

考える時間を下さいって逃げてきたの…
ゆあん君は、どう思う…?

『どう思うも無いだろ…』

『シオンちゃんのこと一番知ってるのも、一番そばに居るのも俺なんだよ』

『いままでも、これからも!』

ゆあん

シオンちゃんは、なんて答えるつもりなの?

シオン

…正直、振るつもりかな…
でも、あの人を傷つけたりしないかな…

ゆあん

どこまでお人好しなんだよ

シオン

っえ?

心の声が漏れた。

1度漏れると抑えられることは出来なかった。

ゆあん

シオンちゃんは、自分のやりたいことをやればいい。

ゆあん

いつもそうだ。自分のことは後回し、押し付けられれば断れなくて何でもOKして

シオン

ゆ、ゆあん君…?

ゆあん

もうちょっと自分の事も考えなよ!人の事どう思ってんの!?

シオン

ゆあん君、どうしたの…

ゆあん

このままだと壊れるよ!俺だって心配してんの!

ゆあん

俺はシオンちゃんが好きだから!昔から!
優しく笑う姿も、俺を見たら楽しそうに呼んでくれる声も!

ゆあん

そんなシオンちゃんが、幸せになれるならそれでいい…
でも、俺は──

ゆあん

誰にも取られたくない!
シオンちゃんは俺のものであって欲しい!

ゆあん

好きだよ、好きなんだよ…

ゆあん

ずーーっと昔から、大好きだった…

ゆあん

シオンちゃんは、どっちを選ぶの…?

シオン

……ゆあん君がいい…
ゆあん君がいいですっ!

彼女はまた泣き出しそうになった。

その時、後ろから黄色い声援が上がった。

A

遅いぞ!ゆあん!

B

人の手を借りなくても告白できるくらいにならなきゃっ!

『俺がシオンちゃんのこと好きだと分かっててやった告白だったんだ…』

彼女の方を見ると、驚いているようなので彼女も初めて知ったらしい。

懐かしい公園で、大人にまだなり切れていない俺たちの声が響いた。

はい、どうもこんにちは。
ゆあん編終了です。

ゆあん

なんか短くない?

5話を過ぎれば大体クライマックスなんで。

じゃぱぱさんが7
たっつんさんが8
ゆあん君が6ですね。

まぁ、こんな感じでしょう。

ゆあん

不完全燃焼

まぁ、ハピエンになったからいいじゃないっスか。

シオン

なんか、ゆあん君の性格違うような…

私のさじ加減で失敗しました。
大目に見てください…

さて、次のあいてはなおきりさんです。

やっと来た推し1人目

ゆあん

嬉しそうだね。

全員かくの楽しいですよ。
推しになればなるほど難しいです。

皆様、毎度♡とコメントありがとうございます

これからも自分のペースで頑張ります

それではまたどこかで

シオン

おつぴちー

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