花子くん
草原久澄
ある日の授業中、 花子くんに呼び出された。
草原久澄side
~かもめ学園校舎裏~
草原久澄
草原久澄
花子くん
平静を装って話す。
なんで私だけを、 こんな人気のないところに?
変な想像をしてしまって、
それに期待してしまって、
心臓がバクバクと鳴る。
花子くんは木陰に ぽつんと置かれたベンチに座ると、
私を隣に座るよう促した。
素直に従う。
花子くん
草原久澄
花子くん
そして花子くんは 懐かしむように目を細めて
話し出した。
寧々ちゃんと花子くんの出会い、 源君との出会い。
もっけや七不思議の話。
今までの思い出のこと。
特に寧々ちゃんの話をする時は 楽しそうに頬を緩めていて、
私はすべてを悟った。
花子くん
花子くん
花子くん
花子くん
花子くん
…何が言いたいの。
草原久澄
そう返すことしか出来なかった。
草原久澄
そう笑うことしか出来なかった。
ソレ 笑顔が偽りとも知らずに、
花子くんは嬉しそうに笑った。
花子くんは、 寧々ちゃんのこと───
コメント
4件
くすみちゃんは花子くんのことが 好きなのか︎!?🫶🏻💕 好きな人から好きな人の事相談されるのめっちゃしんどいよね😖💧 続き楽しみにしてます💭💞
うわわわわわわわ 笑顔が偽りって事は花子くんの事好きってことですかぁぁ!!🥲💗(?) 期待してたくすみちゃん可愛い!!🤦🏻♀️🤦🏻♀️ 続き待ってます、!!