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ノエルノアの妹

第3話 - サッカーをしたい理由

300

2023年10月15日

#ブルーロック

#オリキャラ

#家族設定

Ami

主

傷の描写ありなので、苦手な方は注意！

主

あと原作(特に24巻)のネタバレを含みます！

主

それでは、お楽しみください！

ルイーズ　ノア

(……自分のサッカー知識を他人に教える…か。)

ルイーズ　ノア

(潔や蜂楽にアドバイスはしたことあるけど、同じ様な感じで教えるのかな…)

帝襟　アンリ

ルイ……ちゃん。

ルイーズ　ノア

(私に、そんな大事な役割、務まるのか……？)

帝襟　アンリ

ルイー……ちゃん？

ルイーズ　ノア

(………弱音吐いてる場合じゃ、ないよな……)

ルイーズ　ノア

(私の教え方次第で、選手とブルーロックの運命が決まるかもしれないし……)

帝襟　アンリ

ルイーズちゃん！

ルイーズ　ノア

えあ、は、はい！

帝襟　アンリ

大丈夫？

帝襟　アンリ

なんか、難しそうな顔してたけど…

ルイーズ　ノア

ああ…。

ルイーズ　ノア

……大丈夫ですよ。すみません…。

帝襟　アンリ

でも…

ルイーズ　ノア

……あ、資料作成でしたよね！

ルイーズ　ノア

なんでも手伝いますよ！

帝襟　アンリ

うん…。ありがとう。

帝襟　アンリ

………やっぱり、少し緊張する？

ルイーズ　ノア

あ……

ルイーズ　ノア

……はい。少しだけ…。

帝襟　アンリ

そうだよね…。

帝襟　アンリ

誰かに教えたりするのって、難しいし、責任感もある…。

帝襟　アンリ

私も、人に教えるの苦手だけど…

帝襟　アンリ

誰かの為になる、役に立てるって思うと、自分なりに頑張れるんだ。

ルイーズ　ノア

そう、なんですね…！

帝襟　アンリ

うん！

帝襟　アンリ

それに、ルイーズちゃんは

帝襟　アンリ

ドイツ棟のみんなから信用されてるし、頼りにされてるから、大丈夫！

ルイーズ　ノア

！！

帝襟　アンリ

何も心配しなくていいんだよ！

ルイーズ　ノア

…はい！ありがとうございます！アンリさん！

帝襟　アンリ

(ルイーズちゃんが笑った…！？か、可愛いっっ…)

帝襟　アンリ

…いいのいいの！

帝襟　アンリ

よーし！とりあえず資料作成、頑張りますか！

ルイーズ　ノア

はい！頑張りましょう！

ルイーズ　ノア

(資料作成、やっと終わった…。)

ルイーズ　ノア

(2人でやったのに、結構な量だったな…)

氷織　羊

あ。ルイーズさん。

ルイーズ　ノア

氷織…？君から話しかけて来るなんて珍しいね。

ルイーズ　ノア

何か用事？

氷織　羊

ああ、はい…。

氷織　羊

あの、ルイーズさんって、

なんでサッカーをやりたいと思ったんですか？

ルイーズ　ノア

なんで…？

ルイーズ　ノア

どうしてその事を聞こうと思ったの？

氷織　羊

……僕、サッカーあんまりやりたいって思ったことがなくて…

ルイーズ　ノア

そうなんだ…。なんで…？

氷織　羊

……僕、人から期待される事が好きじゃなくて…。

氷織　羊

サッカーも、僕の両親が喜んでくれるからやってたんです…。

ルイーズ　ノア

そうだったんだ…。

ルイーズ　ノア

じゃあ、どうして氷織はブルーロックに…？

氷織　羊

家に、帰りたくなくて…。

ルイーズ　ノア

……両親の事で…？

氷織　羊

はい…。

氷織　羊

両親が愛していたのは「僕」じゃなくて、「僕の才能」だっていう事に気づいて…。

ルイーズ　ノア

そうだったんだ…。

氷織　羊

……だから、ルイーズさんに聞けば、僕がサッカーやる理由とか、

氷織　羊

少しは見つかるんじゃないか…って。

氷織　羊

失礼、ですよね…。

ルイーズ　ノア

失礼じゃないよ。

ルイーズ　ノア

氷織がサッカーを少しでも楽しいって思えるように、私も手伝うから。

氷織　羊

ありがとうございます…。

ルイーズ　ノア

……それで、私がサッカーをやった理由なんだけど…。

ルイーズ　ノア

「兄さんがサッカーやってるから」私もやろうって思ったの。

氷織　羊

え…？

ルイーズ　ノア

元々、私もサッカーやってたんだけど、選手になろうとは思ってなくて…。

ルイーズ　ノア

それに私、スラム街で育ったしね。

ルイーズ　ノア

だけど、一度、兄さんの試合を見たんだ。

ルイーズ　ノア

そしたら「あんなに楽しそうな兄さんは今まで見た事がない。」って思ってさ。

ルイーズ　ノア

私も、あの楽しさを知りたい。って思うようになって、

ルイーズ　ノア

気づいたら世界一の女子サッカー選手になってたんだ。

氷織　羊

そうだったんですか…。

ルイーズ　ノア

うん。だから…

ルイーズ　ノア

氷織もきっと、サッカーをやってれば、楽しいとかやりたいっていう気持ちが見つかるよ。

氷織　羊

…そうですね…！自分なりに、探してみようと思います…！

ルイーズ　ノア

うん。応援してる。

ルイーズ　ノア

……………

ルイーズ　ノア

……「自分に期待する」…

氷織　羊

……っえ？

ルイーズ　ノア

さっき、氷織は「人から期待される事が好きじゃない」って言ってたよね。

氷織　羊

はい。そうですけど…。

ルイーズ　ノア

それなら「自分に期待する」と自信も付くし、サッカーをやりたい理由も見つかるかも……。

氷織　羊

(烏君と、おんなじ事言うてる…)

氷織　羊

ふふ…

ルイーズ　ノア

え、な、なんか変な事言っちゃったかな……。

氷織　羊

ああ、いえそう言う意味じゃありまへんよ。

氷織　羊

………ルイーズさんの言う通りだと思います。

氷織　羊

相談乗ってくれて、ありがとうございました。

ルイーズ　ノア

力になれたなら良かったよ。

ルイーズ　ノア

じゃあ、またなんかあったら言ってね。

氷織　羊

はい！

ルイーズの部屋

ルイーズ　ノア

今日も疲れた…。

ルイーズ　ノア

あ、そうだ。明日の予定見ておこうかな。えっと…

ルイーズ　ノア

選手達のサポート、か。

ルイーズ　ノア

じゃあ、ジャージ着ないとだよね。

ルイーズ　ノア

え〜っと…ここら辺に…。

ルイーズ　ノア

………あ。

ルイーズ　ノア

短パンか…。

ルイーズ　ノア

………こんな足、見せられない…。

ルイーズ　ノア

ていうか、包帯変えないとな…。

ルイーズ　ノア

………っよし、これで大丈夫…。

ガサガサ…(クローゼットの中の服を探す音)

ルイーズ　ノア

…………やっぱり、短パンしかないよな…。

ルイーズ　ノア

みんなに見せたら、きっと、怖がられるかも…

帝襟　アンリ

それにルイーズちゃんは

帝襟　アンリ

ドイツ棟のみんなから信用されてるし、頼りにされてるから大丈夫！

ルイーズ　ノア

アンリさんの言葉、信じても、いい、かな…。

ルイーズ　ノア

とりあえずもう遅いし寝よう。

ノエルノアの妹

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Ami

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