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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

…俺は、ジンヒョンと街を2人で散策してました

JUNGKOOK

…わ、ヒョン、見てくださいよ、あのわんちゃん!

JUNGKOOK

かわいい…!

JIN

…え?
あ、そうだな…

ジンヒョンはいつも以上に上の空で

僕はそんなヒョンの態度に焦って、いっぱいヒョンの気を引くために頑張った

JUNGKOOK

っ…

JUNGKOOK

あ、ヒョン、今度はあっちのお店いきましょう?ヒョン、あそこ好きでしたよね?

JIN

ああ、うん、じゃあ行こうか

何としてでも、ヒョンを振り向かせたい

その気持ち一心で、僕はヒョンと1日を過ごしていた

けれど…

JUNGKOOK

…つ、次はあっちに…

JIN

…なあ、グギ…僕、ちょっと疲れちゃったし…カフェにでもいかない?

JUNGKOOK

あ…はい、すみません…

結局ヒョンを困らせて…

勝手に1人で気まずくなりながら、ヒョンの後について行った

JIN

…ふー、やっぱりここのカフェは落ち着くなぁ…

JIN

グギもそう思わない?

JUNGKOOK

…はい、…

そう言うヒョンの顔は、今日1番のリラックスした笑顔で

心がズキズキと痛む

そんな僕の気持ちも知らないで、ヒョンはさらに続ける

JIN

ここ、テヒョナ気に入るだろうな…

JIN

テヒョナに今度紹介してあげようかな…?

…また、テヒョンイヒョン?

テヒョンイヒョンのことを話すヒョンの顔は

ああ、あの人に恋してるんだな、って分かるほど、惚れ惚れとしてた

それと同時に、ヒョンは僕には絶対に振り向いてくれないことを痛感する

もどかしくて、悔しくて、悲しくてたまらなかった僕は

JIN

…グギ…?

思わずヒョンの手を引っ張って、思っていたことを口に出してしまう

JUNGKOOK

…ヒョン、俺、叶わないってわかってます。けど、聞いてください

JUNGKOOK

俺…、あなたのことが…

…と、言いかけたその時、ヒョンが俺の口をふさいだ

JIN

…わかってる。グギの気持ち、すごく嬉しいよ。でも、気持ちは受け取れない、ごめんな。

JUNGKOOK

っ…

優しく微笑んでそう言うヒョンの言葉に、僕はまた心が痛む

結局、俺じゃ駄目なんだ

俺じゃあ、テヒョンイヒョンの代わりにはなれない

そんなもどかしくてたまらない気持ちを抱えながら

俺の恋は、終わった

JUNGKOOK

…ま、そういう事があって、俺は泣きながら帰って来た、ってわけですよ。

V

そ、そっか…

ヒョンは俺の話を聞いて気まずそうにしている

本当にヒョンは優しくて、その優しさが本当に憎らしい

JUNGKOOK

…ヒョンは気にしなくていいんですよ、俺は、失恋したけど…

JUNGKOOK

…でも、大丈夫ですから!

V

グギ…

JUNGKOOK

それよりも、ヒョン!

JUNGKOOK

早くジンヒョンに気持ちを伝えないと、誰かに取られちゃいますよ…!

V

え、そ、それは…

JUNGKOOK

ジンヒョン、明日の夜は暇らしいですから、今がチャンスですよ!

JUNGKOOK

さ、さ、早く準備して…!

V

っ、わ、わかった

V

ありがとう、ジョングギ…!

JUNGKOOK

ふふ、頑張ってくださいね!

バタン…

JUNGKOOK

…ふう、行っちゃったな…

「失恋したけど…俺は大丈夫ですから!」

JUNGKOOK

あんなこと言ったけど…

JUNGKOOK

全然、大丈夫なんて言えないよなぁ…

JUNGKOOK

…はあ、ジンヒョン、ひどいよ…

JUNGKOOK

俺は、まだ、「好き」って、一言も言ってなかったのになあ…

ヒョン、こっち向いてよ!

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