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私には、特別がなかった
お父さんはお母さんが特別で
お母さんはお父さんが特別で
お兄ちゃんは彼女が特別。
私が誰かに特別を貰っても、
私はその人のことを特別にはできなかった。
のどか
桜(サラ)
麗(レイ)
のどか
廊下を歩いていたら
とても綺麗な人がいた
永野 麗と言うらしい
その日からあの人は私の特別になった
でもそれだけじゃ、済まなかった
あの人の特別に、なりたいと思った
麗(レイ)
桜(サラ)
あの日から私は
永野先輩を追いかけるようになった
いつ見てもとても綺麗だった
特別とは何かそう考えた
特別=好き
なのかもしれない
でも、私は男じゃない
女だからきっとあの人の恋愛対象にもならない
そう思った。けど、
諦めたくはなかった
でも、どんだけ手をのばしても、
あの人には届かなかった
どんだけ泣いても
性別は変わらない
やっぱり、性別と言う壁は破れなかった
”男なら良かったのに”
のどか
のどか
好きなのに、
こんなに好きなのに
あの人の特別がほしい
もうこんなことなら、
”男になりたい”と思った
のどか
のどか
のどか
””男じゃないの””
ジョキッ