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私には、特別がなかった

お父さんはお母さんが特別で

お母さんはお父さんが特別で

お兄ちゃんは彼女が特別。

私が誰かに特別を貰っても、

私はその人のことを特別にはできなかった。

のどか

.................

桜(サラ)

でさ~__!笑

麗(レイ)

__~笑笑

のどか

.................!!

廊下を歩いていたら

とても綺麗な人がいた

永野 麗と言うらしい

その日からあの人は私の特別になった

でもそれだけじゃ、済まなかった

あの人の特別に、なりたいと思った

麗(レイ)

___~

桜(サラ)

___!!

あの日から私は

永野先輩を追いかけるようになった

いつ見てもとても綺麗だった

特別とは何かそう考えた

特別=好き

なのかもしれない

でも、私は男じゃない

女だからきっとあの人の恋愛対象にもならない

そう思った。けど、

諦めたくはなかった

でも、どんだけ手をのばしても、

あの人には届かなかった

どんだけ泣いても

性別は変わらない

やっぱり、性別と言う壁は破れなかった

”男なら良かったのに”

のどか

、、泣.......

のどか

泣、、

好きなのに、

こんなに好きなのに

あの人の特別がほしい

もうこんなことなら、

”男になりたい”と思った

のどか

、、、泣

のどか

なんでっ、、泣

のどか

なんでっ、、泣

””男じゃないの””

ジョキッ

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