文
私、射命丸文は先程発生した騒音の取材に向け早速動き出し、いち早く紅魔館へと向いました。
文
あの隕石の軌道では間違いなく紅魔館への直撃コース、なんならその前で大爆発を起こしたのですから、その衝撃もただものではなかった筈...!
文
異変の可能性もあることを視野に入れて、情報収集も兼ねた取材と行きましょう!
擬態練也
.......。(意識を取り戻して、周囲をゆっくりと見渡して。ふと上空を見て。)
文
おや...。(ふと視線を感じると、眼下にある霧の湖に目を向けて。)
文
...。(人の気配にしては独特な...、しかも静かな雰囲気の中にピリピリとした何かを感じる。)
文
少し近付いてみましょう...。
擬態練也
...(そのまま見据え。)
文
こんばんは。夜分遅くに失礼します。...私は射命丸文、鴉天狗です。(止まって滞空しながら。)
擬態練也
....(その場に佇み。)
文
貴方は?
擬態練也
....。
擬態練也
(何が起こったか、一瞬でその場から消えて。)
文
....?消えた...、気配も無くなったみたいですね...。
練也
(白狼天狗に牢屋まで連れてこられて、格子戸の中へ押しやられてしまい。)
...。
...。
椛
そこで大人しくしていなさい。騒ぐと為になりませんよ?
練也
なあ、釈放はいつなんだ。というか、俺は君達には何もしていない筈だろ...!
練也
気づいたらあの場所にいた!本当なんだ!
椛
私たちは妖怪の山の掟に従うのみ。貴方の負った経緯などは知りません。
椛
(格子戸の施錠を点検してから、ゆっくりと去っていき。)
練也
くっそ...、最高だな...!(格子戸をガシッと掴もうにも手は縛られて動かせない。ゆっくり牢屋の壁にもたれかかって静かに目を瞑り。)
練也
....。なんだってこんなことに...、...そもそもあの力はなんだ...。(宝物庫にて繰り広げられた死闘で発動した、能力。)
練也
(そしてそれに伴い生じた、身体から吹き上がった白煙。著しい発熱現象。これまで起こった事の不可思議さに、壁に頭をもたれさせ考え込む。)
練也
...。(目を開け、外に抜け出せないようになっている格子窓から、夜空を見上げた。)