○○パークにやってきた

あれから家に帰っても兄ちゃんと佐久のことで頭がいっぱいだった

これからどうすればいいのか

どうすれば兄ちゃんは幸せにいけるのか

そんなこと考えてたらもう朝になっていた

いや、逃げてるようなもんだろ

兄ちゃんに俺たちの関係を気づかれたくなくて逃げてるんじゃないのか？

気づかれるのが怖いからじゃないのか？

何してんだ

今日は何も考えずに過ごすって決めたじゃないか！

ゴロゴロバーン

キャーーーーー

瑠依と湊はゲームしている

ピコンピコーン

帰り道

律から距離をおこうと言われた時驚いた

律は怒ってないって言ってたけど優しいから嘘ついてるんじゃないだろうか

本当は嫌で怖いんだろう

俺が年上のせいなのか？

もしかして気をつかわせてしまってるのだろうか

そうだとしたら、俺はなんで気づいてやれなかったんだろう

いや、ヤる前にちゃんと律のことも考えてからするべきだった

15分前

そうしてみんな別れた

律は公園の物陰に隠れてます

何楽しんでんの俺

つい腐男子だからってこれは良くない

佐久、どうするんだ？

そうだよね

兄ちゃんは想像どうり少し悔しい顔をしていた

今にも泣き出しそうな

これが一番見たくなかった

兄ちゃん、みんなが帰ったら泣くんだろうな

ごめん、兄ちゃん

俺がさっさと別れていれば兄ちゃんは佐久と付き合えたのに

逃げてばかりで全然決めれなかった

正直、別に佐久の返事は！？なんて言わなくても結果はわかっていた

きっと、いや、絶対断るって

もしここで佐久が承諾してくれればすぐ別れられたのに

あぁ、辛いなぁ

最初は別に佐久のことは恋愛対処には入ってなかった

ただ付き合えば佐久たちの間の関係がわかるかなって思って付き合っただけなのに

この関係は無駄だ

でも、付き合ってみると佐久、ものすごくいい人だし

目が離せなくなる

本当に今は俺も佐久が好きだ

ガチャ

父の部屋

ドアに向かう兄ちゃんの後ろ姿が泣いていた