源輝
光
源輝
緊張してる?
源光
…うん
源輝
大丈夫
源輝
僕が着いてるからね
源光
おう
コンコンコン
土籠
はーい
源光
…失礼します
源輝
失礼します
土籠
あ?
土籠
なんだ
土籠
珍しいな
源輝
…光
源光
おう、
土籠
どうした
源光
先生
源光
今から俺は先生を祓います
土籠
は?
源光
ごめんなさい
源輝
それじゃ
源輝
スッ…
土籠
、
土籠
どうしてこんなことをするんだ
源輝
どうしてって
源輝
これが仕事ですから
土籠
…
源光
…
土籠
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙
源輝
…
源光
あ、…
源光
、
源輝
スッ…
源輝
よし、次だ
源光
お、おう
源輝
2番
ヤコ
…なによ
源輝
今から光がお前を祓ってくれる
ヤコ
え?
源輝
光
源光
…おう
源光
…ごめんなさい
源光
スッ…
ヤコ
なにするのよ!
ヤコ
やめて!
源光
、
ヤコ
この馬鹿!
源輝
光、僕が抑えるよ
源光
、
ヤコ
離して!
ヤコ
やめなさい!ちょっと!
源光
…ごめんなさい、
源光
この時
源光
俺は感じた
源光
怪異を消してしまったという罪悪感
源光
誰かの期待に答えることが出来たような達成感
源光
これを同時に感じた
源光
初めて怪異を祓った
源光
この祓われた怪異は
源光
どこに行くのか分からない
源光
出来れば、ミツバのところで仲良くして欲しい
源光
なんて
源光
怪異を消すこと一つ一つに意味を探してたらキリがない
源光
やっぱり兄ちゃんは
源光
すげぇな
源輝
…そうだね
源輝
よくやった
源輝
よしよし
源光
ん、
源輝
今日はもういいよ
源輝
早く授業に戻ろう
源光
うん
八尋寧々
こんにちは!
八尋寧々
お久しぶりの八尋寧々です!
八尋寧々
私は今、花子くんに怒っています
八尋寧々
ちょっと花子くん!
八尋寧々
聞いてるの!?
花子くん
あーうん
八尋寧々
もー!
八尋寧々
だーかーら!
八尋寧々
土籠先生もヤコさんも消えちゃったんだよ!?
八尋寧々
どうするの!
花子くん
どうするもこうするも
花子くん
消えたものはどうしようも無いから…
八尋寧々
そういうことじゃないの!
八尋寧々
私もいつか
花子くん
そんなこと考えちゃダメ
花子くん
ヤシロは消えないから
花子くん
大丈夫
八尋寧々
でも花子くんは
花子くん
大丈夫
花子くん
俺は消えないよ
花子くん
司もね
八尋寧々
…
八尋寧々
花子くんそういうことばっかり
花子くん
え?
八尋寧々
私に隠し事ばっかり
八尋寧々
本当は何かあるんでしょ?
花子くん
別に
八尋寧々
最近変だよ
八尋寧々
何かあったんでしょ?
花子くん
なにも
八尋寧々
…まあいいや
花子くん
ヤシロ?
八尋寧々
なに…
花子くん
なんで…泣いてんの
八尋寧々
え、?