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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

黄青 学パロ

おかゆ

前回までのあらすじ

おかゆ

徐々に距離が縮まっていく2人。そんな中、黄くんは友達がいることの嬉しさを密かに噛み締めていた・・・

おかゆ

それでは本編へどうぞ!

キーンコーンカーンコーン

モブ1

1限目から数学とかダルいよなー

モブ2

それな〜

モブ2

帰りにカラオケでも寄ってく?

モブ1

いいね!青も誘おうぜ

モブ2

賛成〜

うちのクラスはいつも騒がしい

(青くんの話してる...)

(カラオケ、行くのかな)

青くんもそのうちの1人だった

えーなになに〜?

俺の話してんの〜?

モブ1

おー!いい所に来たな
カラオケ行こうって話してたんだよ

モブ1

お前も来るよな?

あー、考えとくわ(笑)

モブ1

絶対来いよ!

.........

今まではあまり気にしていなかったが

青くんは皆から好かれている クラスの人気者だ

(僕が友達でいいのかな...)

(たまには自分から話しかけてみよう)

...よし

あ、青くん

モブ1

お?なんだコイツ

モブ1

青の友達かー?なわけねーよな(笑)

モブ2

陰キャは黙って本でも読んどけ〜

モブ1

うわお前言い過ぎww

お前らやめろって

ちょっとこっち来い

えっ

いいから

う、うん...

バタバタバタ・・・

モブ1

なんだよ青のやつ

モブ2

知らね

バタバタバタ・・・

ちょっと、どうしたんですか

腕、離して...っ

.........

ねえ、青くんってば

もう俺に話しかけて来ないで

え...

...じゃあな

あっ

(追いかけなきゃ)

(でも...)

青くんが掴んできた手から

すごく怒っているんだって 伝わってきて

何も言い返せなかった

どうして...

~昼休み~

(お弁当...2つ作ってきたけど)

(必要無かったな)

モブ1

よーし飯食うかー

モブ1

青行こうぜー

おーう

.........

(屋上行こ)

.........

(僕なんかが釣り合うわけないって最初から分かってたことじゃないか)

(今更なに落ち込んでるんだ)

僕にとっては唯一の1人だけど

青くんにとっては その他大勢でしかないんだ

(わかってた)

(わかってたのに...)

うっ...ううっ...

勝手に涙が出てくる

ぐすっ、ぐすっ

ガチャ

(え...)

誰?

こんな惨めな姿見られたくないよ

もう嫌だ・・・

なんで泣いてんの!?

あ、これは、その...

1番見られたくなかった人・・・!!

あ、目にゴミが入っちゃって

嘘つくの下手すぎるでしょ僕・・・!!

(最悪だ...)

.........

悪かった

話しかけて来ないでなんて言葉...言っちゃって

あ...

もしかして 謝りに来てくれた・・・?

これ以上傷つけたくなかったんだ、黄くんのこと

聞いただろ?あいつらお前のことバカにしてたんだ

本当にごめん

深々と頭を下げた青くんは

すごく真剣な顔をしていた

...大丈夫ですよ

僕、ああいうの慣れてますし

いいんですよ。青くんは悪くないから、謝らないでください

よくない...!

俺が...

あの時、あいつらに「コイツは友達だ」って言えばよかっただけなのに

あ...

友達だって言いづらかったですよね、こんな根暗

やっぱり

僕と青くんは釣り合うわけないんだ

このまま中途半端になるくらいなら

いっその事・・・

そうじゃ、なくて...さ

俺が一方的に話しかけに行ったり、振り回してるだけだって気づいてさ

黄くんの気持ち分かろうとしてなかったんだ

だから、友達って言っていいのか不安で...

青くんも同じ気持ちだったの・・・?

俺、ウザかったよな(笑)

もう無理に話しかけたりしないから、安心して

これからはお前の好きなようにすればいいよ

なんで

どうして

じゃあな...

このまま終わるなんて

嫌だ!!

待って!!

僕も、青くんと友達で居ていいのか不安だった

...そうか

伝えなきゃ

青くんと僕なんかが釣り合うわけないって、思ってた

だけど

青くんと話してるとすごく楽しくて、友達って結構いいものなんだなって思わせてくれた

最初はちょっと嫌だったけど...今ではそんなに嫌じゃないし...

言葉にして伝えなきゃ

僕、青くんと友達になれてよかったです

そうか...

ありがとな

だから...!

まだ友達でいたい!!

これでさよならなんて嫌だ!!

...!

ダメ、かな...

...っダメじゃない!!

俺も友達でいたい...

...!

まだ友達でいられるんだ

...うれしいです

青くんも同じ気持ちですか?

うっせぇ!

言わなくてもわかるだろ...(照)

ははっ(笑)

少し騒がしくなった僕の日常も

まだ続くみたいです

というかこの弁当どうしたんだよ

作りすぎちゃったんです

食べますか?

あっ、もうお昼食べちゃいました?

あー、まだ食べてねーよ

じゃあ、はい

沢山食べてくださいね

お前は俺のオカンか!

あぁ、 ずっとこの幸せな日々が

(本当は青くんのために作ってきたんですけどね)

(本当はもう飯食ったんだけど)

続けばいいのにな・・・

ゲッ...(ゲップの音)

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