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探偵と囚われの御曹司

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探偵と囚われの御曹司

16 - episode . 15 (微🔞)

♥

123

2024年08月18日

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Yugo

わ、ッ、そ、外だ、

俺達は遂に城の外に出た。

Jesse

何日振りの外だろ、、

Juri

そんなもたもたしてる暇ないよ。
ほら、早く

Taiga

しんたろッ、
隠れ場所って、どこら辺にあるの、?

Shintaro

ここから2分くらい走らないといけない、、
そこに小さいけど空き家があるのをこの前知ったから、、

Juri

あー、あれね、

Shintaro

樹わかった?

Juri

うん、行ったことある、

Hokuto

大我ッ、大丈夫、?
重いでしょッ、もう降りるよ、、

Taiga

何言ってんの?
今無理して降りられても
こっちが困るんだけど、、

Jesse

大我、無理しないで
言ってくれたら俺が北斗連れて行くから、、

Taiga

ん、まだ大丈夫ッ

大丈夫、とは言ったものの、 俺は元々そんなに運動神経なんて良くないし、 普通の人並みの体力も持っていない。 正直、もう限界が近かった。

Shintaro

ッ、もうすぐだから頑張ってッ、!

慎太郎のもうすぐ、という言葉を聞いて 意識が飛びそうになっていた俺は 最後の力を振り絞って 北斗を離さないように出せる全力で走った。

Juri

ここ、!!
早く入って!

俺達は古い一軒家に入った。

俺は大我に運ばれて無事に目的地の空き家に着いた。

Hokuto

大我、ごめっ、
大丈夫、?
重、かったよね、

Taiga

ッ、はぁっ、なん、とか、

大我は大丈夫、と言っていたが、 当の本人は息切れしており、汗が滝のように吹き出していて、今にも倒れそうだった

Hokuto

絶対大丈夫じゃないでしょ、
慎太郎、ちょっと大我連れて行くね。

Shintaro

う、うん、
あ、ここからは、出ないでね、

Hokuto

、わかってる

俺は大我を抱き抱え、ギシギシとなる階段を登り二階に行った

二階を探索していると、とても古いく埃を被っていたがベッドを見つけ 出来る限りの埃を払い、そのベッドに大我を寝かせた

Taiga

ん、ッ、北斗、ありがとう、

Hokuto

お礼を言うのは俺の方、、

大我をベッドに寝かせ ベッドの空いている所に腰掛ける

Taiga

、、辛かった、ね、

Hokuto

、、

急にそんなことを言い始めて 俺はなんのことかすぐには理解できなかったが 大我の顔を見て一瞬で理解した、

Hokuto

、多分、、もう思い出したくないだろうけど、っ、
あの、王に、なんか、された?

俺は失礼を承知で大我に聞いた

Taiga

、、、

Hokuto

んなこと喋りたく、ないよね、
ごめ、

Taiga

、、、された

Hokuto

え、?

Taiga

無理やり、汚された。

Hokuto

、、、

あの王に大我が何をされたのか、 その言葉ですぐ理解した 初めては恐らく、 大我が俺を庇った時。

俺は怒りが止まらなかった。 王への怒りと、 大我に辛い思いをさせてしまった自分への怒り、 俺は少し埃がついているベッドのシーツを両手でグッと握りしめた

Taiga

、ほく、?

大我に名前を呼ばれて 俺は自分の気持ちを抑えきれず、 大我が寝ているベッドに飛び乗り 馬乗りになった

Taiga

北斗っ、?急になッ...?!

俺は咄嗟に大我の口を覆った

大我の唇は、とても甘かった。 味なんて、しないはずなのに。 彼の唇は、今までに感じた事のない何かがあった、

Taiga

、、ほくッ、!!

俺は大我に胸を叩かれ 自分がしてしまったことに気づいた 俺は大我を助けるために来たのに、 逆に大我のトラウマを抉るようなことをしてしまった。

Hokuto

たい、がっ、

Taiga

、、、

大我は無言で涙目で俺を見つめていた。 俺はその空気に耐えられず 頭を少し下げてから ベッドが降りようとした

でもそれは叶わなかった

Hokuto

ッ、、?た、いが、?

大我が俺の腕を掴んでいた

Hokuto

なん、で、

Taiga

、俺、正直、
知らない人に汚されて、
嫌だった、怖かった、

Hokuto

、、

Taiga

、でも、ね、
北斗、なら、いいかなって、
おもっ、ちゃった、

Hokuto

、、え、?

俺は大我が何を言っているのか理解したが、 どこか理解しきれないところがあった

Taiga

ごめん、おかしいよね、っ、
俺なんか、っ、

頭を下げ俯き、 涙を流した大我を俺は放っておかなかった

俺は大我の頬を両手で包み込み 顔を上げさせた

Hokuto

、なんでそんなこと思うの。。

Taiga

だってっ、元々、ッ
北斗は助けに来てくれただけだしッ、

Hokuto

、大我。

Taiga

、なに、

Hokuto

俺は、、
大我のことが、大事で、守りたいし、
そしてなにより、
好きなんだよ、

Taiga

、え、?

俺はあっさり出た自分の言葉で気がついた やっぱり俺は大我のことが好きだったんだって。 初めて会った時から魅力的だった。 そんな大我と助け合って行くうちに、 だんだん惹かれていったんだと、 今、やっと、気づいた。

Taiga

それは、友達として、?
それとも、、

Hokuto

、恋愛的に、だよ。

大我は驚いた表情で 固まっていた

Taiga

、ほん、とに?

Hokuto

、嘘でもこんな嘘吐かないでしょ?

Taiga

、、、

これは嘘でもなんでもない。 本当の俺の気持ち。

やっと、素直になれた。

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