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隙だらけの背中に羽はない

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隙だらけの背中に羽はない

1 - 隙だらけの背中に羽はない

♥

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2022年07月31日

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隙だらけの背中に羽はない

大きな傷が残っているだけ

きりやん

訳あって失くしちゃった笑

Broooock

んだと少し前に聞いたばかり

私たちは一人に1色の羽を与えられて生きている

Broooock

きりやんの羽は何色だったの?

きりやん

それより、―――――笑?

Broooock

笑ってあなたは答えない…

Broooock

僕、あなたに隠し事をしている

Broooock

僕は

羽を与えることができる

Broooock

そのかわり僕の羽はなくなるけれど

Broooock

きりやんにならあげていいよ(ニコッ

Broooock

どんな色似合うだろう?

Broooock

僕の黄金はきりやんに似合うかな笑?

冗談めかしそんなこと言ったら

あなたは見たことない顔して

きりやん

今すぐ失せろ…

Broooock

と言った

Broooock

隙だらけの背中に羽はない

Broooock

大きな

Broooock

が残っているだけ

きりやん

俺が自分で切り落したんだ笑

Broooock

あなたが自分で切り落したんだと

Broooock

少し前に知ったばかり

Broooock

私たちはなぜ一人に1色の羽を与えられて生きているの?

Broooock

羽のあるあなたはどんなだったのか

もう二度と浮かべたりしないよ…

きりやん

俺は君に

隠し事

きりやん

をしている

きりやん

俺は昔羽を与えることができた

きりやん

君を彩っている黄金色は

本来君の色なんかじゃない

初めて会った君の羽は

見たことのないほど

黒い色

をしていた

黒い翼は不幸を呼ぶ噂

きりやん

君はいつも同じ顔して

Broooock

「消えたい」

きりやん

と呟いた

俺は漆黒の翼の子に出会った

名前を聞いたら弱々しく「Broooock」と教えてくれた

毎日来てあげるとこの翼のせいで虐められていているそうだ

Broooockは僕の翼は不幸を呼ぶ噂なんだよ?

と言ってきた、知ってるよと答えると

じゃぁ何で僕のところに来るの?

俺は本当にその翼が好きだから

ありがとう…(ポロポロ

でも僕は皆に不幸を呼んじゃうから僕は

消えないと…

きりやん

違うよ、消えるべきはBroooockじゃなくて

きりやん

その漆黒の羽のほうだろ?

きりやん

「記憶と引き換えに、羽の色が変わるならそうしたいと思うか?」

Broooock

「うんっ…本当に出来るなら…」

きりやん

どんな色が似合うだろうか笑?

きりやん

ごめんな俺には選ぶ力はないんだわ笑

きりやん

でも…俺の黄金色はきっと似合うだろ!

さよなら

きりやん

また今度、「初めて会った」ら

きりやん

素敵な羽だと褒めてあげる

泣き疲れて眠っている君に

そっと移し変えるために

俺は

とびきり大きい刃物を

震える背中にあて

羽を切り落した

俺は意識が途切れそうになりながら考えた

「俺は本当にその羽を褒める事が出来るだろうか」

「普段どうりBroooockに接する事が出来るだろうか」

「本当にこの判断でBroooockは幸せになれるのだろうか」

隙だらけの背中に羽はない

大きさな傷が残っているだけ

きりやん

訳あって無くしちゃった笑

Broooock

んだと少し前に聞いたばかり

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