隙だらけの背中に羽はない
大きな傷が残っているだけ
きりやん
Broooock
私たちは一人に1色の羽を与えられて生きている
Broooock
きりやん
Broooock
Broooock
Broooock
羽を与えることができる
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
冗談めかしそんなこと言ったら
あなたは見たことない顔して
きりやん
Broooock
Broooock
Broooock
傷
Broooock
きりやん
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
もう二度と浮かべたりしないよ…
きりやん
隠し事
きりやん
きりやん
きりやん
本来君の色なんかじゃない
初めて会った君の羽は
見たことのないほど
黒い色
をしていた
黒い翼は不幸を呼ぶ噂
きりやん
Broooock
きりやん
俺は漆黒の翼の子に出会った
名前を聞いたら弱々しく「Broooock」と教えてくれた
毎日来てあげるとこの翼のせいで虐められていているそうだ
Broooockは僕の翼は不幸を呼ぶ噂なんだよ?
と言ってきた、知ってるよと答えると
じゃぁ何で僕のところに来るの?
俺は本当にその翼が好きだから
ありがとう…(ポロポロ
でも僕は皆に不幸を呼んじゃうから僕は
消えないと…
きりやん
きりやん
きりやん
Broooock
きりやん
きりやん
きりやん
さよなら
きりやん
きりやん
泣き疲れて眠っている君に
そっと移し変えるために
俺は
とびきり大きい刃物を
震える背中にあて
羽を切り落した
俺は意識が途切れそうになりながら考えた
「俺は本当にその羽を褒める事が出来るだろうか」
「普段どうりBroooockに接する事が出来るだろうか」
「本当にこの判断でBroooockは幸せになれるのだろうか」
隙だらけの背中に羽はない
大きさな傷が残っているだけ
きりやん
Broooock