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・nmmn ・Iris ・mrnk(青黒) 死ネタあり ハッピーエンドで終わるよ
主
幸大
日本は海外の国と 戦争をしていた。 そんな時、 長崎で原爆が投下された。 辛くても、いつも通りだったはずの 1日はこの原爆によって、 壊された。
い.ふ
い.ふ
い.ふ
そこら辺に散らばった 人の1部。 人の抜け殻。 生きている人など、 どこにも居ないと。 少年にはここで野垂れ死にする 結末しか想像出来なかった。 ただし、ひとつの希望が 見えた。
い.ふ
明らかに自分よりも歳下だが、 1人でいるよりは余っ程良かった。
い.ふ
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
彼の腕から流れ出す血。 見て見ぬふりなど出来るはずない。 自分の服の裾を、破り 彼のその、痛々しい手に 巻き付けた。
ゆう
い.ふ
はぐれないように、 手を握りしめる。 出会ってばかりだが、 2人の心の中は お互いに 信頼 が生まれていた。
い.ふ
ゆう
外が丸見えの家。 爆弾のせいで、中はぐちゃぐちゃで 人の血などもよく見れば 沢山着いている。 ただ、外にいるよりはマシだった。 2人は部屋の隅で、 息を潜めた。
人の叫び声。 爆弾の音。 何もかもうるさかった。 寝れなかった。
ゆう
い.ふ
俺の腕に、しがみつき かすかに震えている君 怖いのも、辛いのも、しんどいのも 全部、全部。 嫌だよね。 でも、仕方ないの。 こうなってしまったんだから。
そのまま夜が明けた。 2人共寝れるはずなどない 疲労感と、空腹感。 だるいし、頭が重い でも、行くしかないんだ。
い.ふ
ゆう
い.ふ
い.ふ
ゆう
い.ふ
ゆう
ただ道無き道を歩き続けた ぐちゃぐちゃの死体を踏み潰しても もう、なんとも思わなくて、
ゆう
年下の彼でさえ 強くなろうとしてるんだ。 何をしてるんだ俺は。 だが、俺は… 遠くに行ってしまう彼を ピントが合わない目で 見つめることしか出来なくて、 いつしか俺は。 その場で寝ていた。
ゆう
人はいないが、 爆弾が当たっていなさそうな 場所に来た。 ここなら、安全そう……
ゆう
奥に進んだ。
ゆう
ただ無邪気に水をとり、 バケツに入れ、 大好きな彼の所に戻る。 そう。ゆうはもう…… いふに対する好きという感情に 気づき始めていた。
ゆう
いふくんのとこ 戻んなきゃ!
ゆう
い.ふ
ゆう
ゆう
い.ふ
ゆう
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
久しぶりに何かを飲んだ。 どれだけ、汚くても 美味しかった。
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
モブ
モブ
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
モブ
連れて来られたのは、 隔離室だった。 俺たちはピカの症状が これから出て、ほかの人に迷惑をかける可能性があるからだそうだ。
ただ、ここでの生活が いや。 という訳では無い。 ご飯は食べさせてくれるし、 布団で寝させてくれる。 何ら辛いことはなかった。 はずだった。
ゆう
神様は彼の味方ではなかったらしい 彼の方が症状が出始め、 血を吐き、肌に赤いブツブツが 綺麗だった髪は抜け、 ご飯すら、 喉を通らなかった。
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
ゆう
い.ふ
寝転んでいる彼の上に跨り 彼と見つめ合う
ゆう
い.ふ
い.ふ
ゆう
ゆう
彼の唇に触れる
い.ふ
ゆう
ゆう
い.ふ
さいごにキスを 強請ってくる その力ない手を俺の首にまいて
ゆう
ただ触れるだけ。 触れるだけだが、 2人の少年の愛の伝え方。 好きという感情を こう言う事でしか 伝えることはできない。
ゆう
目を瞑り 何も言わなくなり 最後 彼は、好きな人とキスできた。 12歳の最初で最後の恋。 幸せにおわれたのだろうか。
い.ふ
彼の死を目の前で目にし、 泣きじゃくった その死を受け止める方が 余っ程難しかった。 もう死んだ彼の体を抱きしめ 好き と、ただ嘆いた。
彼はその1週間後、 ピカの症状が出始め、 死んだらしい。
いふもまた、 15歳の最初で最後の恋だった
2人の少年が出会って、 1ヶ月も経っていない。 たった13日の話だった。
それから何百年か経ち
ゆう
母
ゆう
母
ゆう
母
ゆう
いふのこと探さなきゃ。
先生
い.ふ
探さなきゃ……
ゆう
カタカタカタカタ 彼のTwitterに、DMを送る LINEも交換して、話していた。 何日か話して、仲良くなった。 すると、彼の方から、 原爆の話を持ちかけた。 過去の記憶があると、 俺と同じだ。 これは、間違いなく、
ゆう
ゆう
電話もするようになって、 歌い手グループに誘われて、 彼が入るなら、と おれも入った。 彼と、また 出会うことができた。
ゆう
い.ふ
ゆう
ゆう
い.ふ
ゆう
ゆう
リスナー
リスナー
ゆう
リスナー
まろ。 ただその存在が 俺の追いかけたい人だった。 あの、地獄の中で 1人俺のそばで居てくれた彼を、 今度は俺が守るから。 そのために、強くなったんやから。
ゆう
い.ふ
こんなに広い世界で あなたに出会えたこと、 そして、また出会ってくれたこと 感謝します。
い.ふ
ゆう
い.ふ
彼の方に手を差し出す。
ゆう
い.ふ
ゆう
あんなにも地獄の世界で出会って 一緒に、地獄を見てきた。 そんな地獄の中で、した 意味の分からない約束。 来世なんて、期待するものではない でも、今日俺は、 そんな約束をした事を 後悔してない 今は、こんなに幸せだから。
い.ふ
ゆう
い.ふ
ゆう
[END]
主
幸大
主
主
幸大
主
幸大
主
約200タップお疲れ様