姫奈
“何があっても湊人を忘れないで”
って……
って……
湊人
ん…姉さん……?
姫奈
あー……起きた?
姫奈
この子達が彼女?
湊人
その友達もね
純恋
んぁ……
湊人
純恋?
純恋
あ…おはよ〜……
瑠花
あー…よく寝た……
純恋
あれ?この方は?
湊人
あー、俺の姉
姫奈
こんにちは!
湊人の姉の姫奈です
湊人の姉の姫奈です
純恋
はじめましてっ…
純恋
いつも湊人くんに
お世話になってますっ……!
お世話になってますっ……!
姫奈
あなたが湊人の彼女さん?
純恋
あ…そうです!
純恋
この子が私の友達です!
瑠花
はじめまして……!
姫奈
みんな可愛すぎない?w
純恋
え…そんなことないですよ!
瑠花
姫奈さんだって超美人です‼︎
姫奈
ありがとう……w
湊人
ていうか、もうこんな時間
なんだね……w
なんだね……w
純恋
本当だっ!
もう夕方じゃん……
もう夕方じゃん……
姫奈
あ…いいこと思いついた!
姫奈
2人ともよかったら
家に泊まってく?
家に泊まってく?
湊人
え……?
純恋
いいんですかっ?
姫奈
うん、2人とも家の都合とかが
ないなら……
ないなら……
瑠花
私は……ないです!
純恋
私も…ないかな
姫奈
じゃあ、今日は
泊まって行きな!
泊まって行きな!
純恋
ありがとうございますっ……!
湊人
姉さん、いいの?
姫奈
うん、だって
一緒に泊まるのよ?w
一緒に泊まるのよ?w
姫奈
楽しそうじゃない!
湊人
まぁ、姉さんがいいならだけど……
湊人
一応、母さんにも
言っておかないと……
言っておかないと……
姫奈
そうね…
姫奈
でも、許してくれるでしょう
姫奈
聞いてみようか?
湊人
ありがとう
姫奈
ほら、あっさりOKだって!
湊人
早いな…w
姫奈
2人もゆっくりしてね!
瑠花
ありがとうございます!
姫奈
ご飯はどうする?
純恋
私たち料理好きなので
作りましょうか?
作りましょうか?
姫奈
え…いいの?
瑠花
もちろんです!
料理は好きなので!
料理は好きなので!
姫奈
じゃあ…お願いしようかな!
純恋
分かりました!
瑠花
頑張ります‼︎
姫奈
冷蔵庫に色々入ってるし、
調味料などはこっちに入ってるから
好きに使ってね!
調味料などはこっちに入ってるから
好きに使ってね!
純恋
ありがとうございます!
瑠花
さぁ……何を作ろうかw
純恋
まずそこからなんだよね…w
瑠花
あ、オムライスとかにする?
純恋
確かに!
ナイスアイディア!
ナイスアイディア!
純恋
じゃあ、材料は___
私たちは仲良く料理をすることにした。
純恋が午前中にあんなことがあったっけ……
というくらい楽しんでいた。
私だって……
“いつかは忘れられる“かもしれないのに…
今はそんなことがどうでもいいくらいに“今”を楽しんでいた。
この当たり前が無くなってしまう……
そんなことを考えると、少し怖くなってしまった。
純恋
ご飯できましたよー!
姫奈
マジ⁉︎めっちゃ早いじゃん!
姫奈
こりゃ天才だわ…
純恋
いえいえ…
姫奈
よし!みんなで食べよ!
冷めちゃうし!
冷めちゃうし!
姫奈
いただきます!
純恋
いただきます
姫奈
…
姫奈
めっちゃ美味しい‼︎
純恋
本当ですか⁉︎
瑠花
ありがとうございます…!
湊人
確かに、めっちゃ美味しい
姫奈
湊人は初めて食べたの?
湊人
そうだね…w
純恋
いつかは作ってみたいなぁ……って
思ってたのでちょうどよかったです!
思ってたのでちょうどよかったです!
姫奈
本当にありがとう…‼︎
22時
純恋
そろそろ私たち寝ますね!
姫奈
了解!
姫奈
おやすみ〜!
瑠花
おやすみなさい!
湊人
また明日!
湊人
ふぅ……
姫奈
めっちゃいい感じじゃんw
湊人
まぁね…w
姫奈
あ…
姫奈
これ…湊人たちが寝てる間に
拾ったんだけど…
拾ったんだけど…
姫奈
多分、純恋ちゃんのだと思う…
(キーホルダーを見せる)
湊人
…っ
姫奈
何があっても湊人を忘れないで
書いてあって……
書いてあって……
姫奈
何かあったの…?
湊人
実は……
湊人
純恋が、記憶障害なんだ
姫奈
え……?