奇跡を

なにこれ 正直、自分自身も思ってる。多分皆も思ってるよね。アタシもわかんない()

今は、αの恋愛相談的なのに乗ってるような、そんな感じ。

可愛いなんか3回くらい聞いたけど…()

にっ、と微笑むα。 感じたことの無い狂気で、今にも震えそう。 …ブレイブくんは、この恐怖に耐えたんだ。…すごいな。

…それでも、本当は戦闘をしたくないな。 でも、αには、そんな事、通用しない事だって分かってる。だからこそ、アタシ達も心を殺して抵抗しなきゃ行けない。

……覚悟の上なんだ。 誰かを守るというのは。

それは、気になっても、何も分からないで置いておいた課題。この武器の正体は。この先この武器を使えばどうなるのか。

誰も分からなかった謎なんじゃないか、と思っていたが、まさか理解した人がいるなんて。

そりゃそうだ。今日は何故か機嫌がいいだけ。ここまで何もされていないことに対して疑問を抱くくらい。

…ここで聞くべき、だ。

見覚えのあるベット。ここは、まさかセンパイの、家？

今すぐ出ないと。もしαに巻き込まれたら、センパイ達が俺のせいで最悪な目にあったら…

考えれば考えるほど、苦しくなる。 嫌だ、嫌だ、もう誰も死なないで。 誰も俺に殺させないで。

お父さんｯ……ごめんなさい……ｯ

行かなきゃ。早く。ここから出なきゃ。

歪んだ視界で、地面を踏み、窓に向かう。しかし、掴むことが出来ない。

何とか掴んだものの、気持ち悪さの限界で、横に倒れる。せっかく掴んだ窓縁も離れてしまった。

また、掴み直さなきゃ。

＿そう思った時、後ろの扉は開いた。

勿論、気持ち悪く、今にも吐きそう。 耳鳴りも酷い。

それなのに、何故か、ドアの音は大きく聞こえた。

少し、呼吸が吸いやすくなる。

冷静に考えろ。ブレイブ。

お父さんは直ぐに諦めたか？ 助からないかもしれない命を助けた、あのお父さんは＿

1度だけ、お父さんの現場を見た。

輝いていて、俺にはそれしか目に映らなかった。

まるで、スターのような、そんな眩しさ。

あれが、俺のあこがれの＿

ブレイブ君は、アタシのパーカーを掴んで泣いている。私は優しくブレイブくんの頭を撫でて、優しく、ギュッとした。

… 大丈夫

今はブレイブ君の方が辛いんだ。悲しいはずだから。

私は、私だけは優しくしてあげなきゃ。

正直、理解できない。 分からない。なぜα‬はここまでアタシ達を、特にブレイブくんを追っているのか。

α‬は目の前にいる。何故、目に見えなかった。いつの間に後ろに… これがα‬の能力なのか…？

分からない。何故、 考える度、私の首に添えられたナイフはゆっくりと歯を当てていく。怖い。怖くて、焦りが積もる。

そういえば、あの時から記憶は曖昧だ。ほとんどないに近いか。

首に手を当てる。 ＿傷は見つかった。

夢ではない。現実だ。

ニコッと微笑めば、微笑み返してくれる。安心させる事が今の私の勤め。それでブレイブくんが笑えるのなら、いいじゃん。

はい主ですけど(

それ言われたらまじ言い返せないんで…ｱﾊ(

今回は、ちょっとα‬とセンパイとの関わりが見えてきましたね…

少し、センパイの裏の表情も見えた気が、見えなかった気が…って感じだね

怖()

まぁまぁ終わっときましょうや() 結果的ブレイブくんも平和的解決できたんだし()

ま、そんなとこなんで、ばいちゃ☆