数日後…
ガンガンッ
アベル
やたら物音するな…
起きよ…
起きよ…
ゴソゴソ
アベル
あれ?
アベル
おかしいな…
何でこんな
天井が近いんだろう…
何でこんな
天井が近いんだろう…
アベル
それになんか…
身体が重たいし…
ちょっと声低くなってるし…
身体が重たいし…
ちょっと声低くなってるし…
アベル
少し身だしなみ整えよ…
トコトコ
アベル
なんだ…これ…!?
彼が鏡で目にしたのは 背が高く長髪の男の姿だった…
アベル
うっ、嘘だよね…
彼は手を振ってみると 同時にその男も手を振る
アベル
マジ…か…
アベル
はぁ…
アベル
何で僕がこんな目に…
アベル
そうだ、もう一回
この部屋から出よ…
この部屋から出よ…
アベル
もう一回
皆を殺めた人物を考えないと
皆を殺めた人物を考えないと
アベル
あっ、でも待てよ…?
皆殺されたわけではないかも
皆殺されたわけではないかも
アベル
きっと何処かに
生存者がいるはずだ!
生存者がいるはずだ!
ガチャッ
アベル
!?
アベル
どうなってんの…これ…
どういう状況…?
どういう状況…?
彼が目にしたのは 生ける屍が 徘徊してる廊下だった。
アベル
ここ…僕の家…だよね…
目の前にいるのは…
誰かに殺られた皆…
目の前にいるのは…
誰かに殺られた皆…
アベル
怖い…怖いよ…
アベル
助けて…兄さん…
ヒタ…ヒタ…ヒタ…
アベル
ヒイッ!
足音は彼に向かっている
アベル
神様、どうか
僕をお守りください…!
僕をお守りください…!
ヒタ…
???
みぃつけたァ…
アベル
ぎゃあああ!!
彼が見たのは 口が耳まで裂けていて 目が真っ黒に染まった 長身の男である
アベル
嘘だと言って〜!!
彼は咄嗟に走った
???
待って!?
ちょっと脅しただけよ!?
ちょっと脅しただけよ!?
この男の声を聞かずに…
30分後…
アベル
ここまで来たら大丈夫…
むっちゃ疲れた…
一旦休憩したい…
むっちゃ疲れた…
一旦休憩したい…
???
賛成…(深呼吸している)
アベル
おるんかい!!
アベル
(身震いをする)
???
坊っちゃん、つかまえt
アベル
触らないで!
???
えぇ…
アベル
ってか…さっきから僕のこと
追いかけて…
皆を殺した犯人か…!?
追いかけて…
皆を殺した犯人か…!?
???
違う、犯人だったら
俺死んでねーもん
俺死んでねーもん
アベル
えっ…
アベル
いやぁぁぁ!
アベル
嫌だー!!
(むっちゃ身震いする)
(むっちゃ身震いする)
???
坊っちゃん
少しは落ち着けって
(ドーナツを食べてる)
少しは落ち着けって
(ドーナツを食べてる)
アベル
落ち着けないに
決まってるでしょ!?
ついでに何で
ドーナツなんか
食ってんの!?
決まってるでしょ!?
ついでに何で
ドーナツなんか
食ってんの!?
???
これ、ドーナツじゃないけど?
よく見て?
よく見て?
男が食べていたのは 蜘蛛だった
アベル
助けて兄さん!
???
(アベルに寄ってきて
抱っこする。)
抱っこする。)
アベル
!?
???
会いたかったんだぜ?
アベル
(なんだろう…この匂い
まるで昔僕が飼ってた
狐の匂いのよう…)
まるで昔僕が飼ってた
狐の匂いのよう…)
彼の家は 怪我した 野生の動物を保護しており 里親が見つからない場合は 飼っていたという その中で彼はふと 猿ぐつわで怪我して 保護した狐を思い出す
アベル
…ベン?ベン・マングル…?
???
そうだよ!
やっと分かってくれた!
やっと分かってくれた!
アベル
えっ、あの…!?
ベン
そーそー!!
アベル
あ…あ…ベン〜!!
(ベンに抱きつく)
(ベンに抱きつく)
ベン
怖かったんだな
よしよし…
よしよし…
アベル
怖かったよ〜ふえぇ…
ベン
よしよし…
中身は
ガキンチョのままか
(ボソリという)
中身は
ガキンチョのままか
(ボソリという)
アベル
なんか言った?
ベン
いんや?
とにかく無事ならいいさ
とにかく無事ならいいさ
アベル
ベンの方が
無事じゃないじゃん
死んでるし
無事じゃないじゃん
死んでるし
ベン
あっ、そういえば
てへっ!
てへっ!
アベル
(何かを思い出して
倒れる。)
倒れる。)
ベン
えっ!?
ベン
もしもーし!?
再会を喜ぶ2人は何も知らない すぐそこに 影が潜んでることを…
???
ウフフ…見つけた…
私の…婚約者…
私の…婚約者…







