私のヒーロー

個性 時間

時間を操ることができる 進める、止める、速める、遅くするなど 物にも人にも自分自身にも使用可能

個性 空間

空間を操ることができる

めんどくさがり屋な性格で気まぐれ

No side

今日は雄英高校入学式

皆気合いを入れ、新たな制服に腕を通す

一方重宮時は＿＿＿＿＿＿

叩き起すとやっとの事で起き上がる

のんびりと準備を始める

そんな姿を見て母が後ろから蹴り飛ばす

重宮 時 side

目の前の大きな扉を開けて席に着く

すると隣の子がすぐに声をかけてきた

しばらくみなちゃんと話していると今度は後ろの子に声を かけられた

ガーンと効果音がつくように落ち込んだ

でんきくんとみなちゃんと話していると担任の先生が入ってきた

静かになるまで何秒とかなんとか言ってた

そしてグラウンドに向かうよう指示を出された

更衣室で女の子たちと仲良くなった

ひとまず平和そう

相澤先生の話によると個性把握テストを行うらしい

そして最下位は除籍処分

確かに入学初日に除籍なんてたまったものじゃない

だがヒーローは＿＿＿＿＿＿

そう、ヒーローはいつ何があるか分からない

どんな事も何でもかんでも予知できる訳ではない

これが雄英、これがヒーロー

第1種目:50m走

メガネの子がすごいスピードで走った

記録は3秒04

一方つゆちゃんは5秒58

圧力で自身の体を押し、移動時間を速くする

記録は2秒04

てんやくんと話しているとみなちゃんの番がきた

きらきらくんはお腹からレーザーを出した

だがすぐに転び再び打つ

記録は5秒51

そして次はおちゃこちゃんが仲良さそうな子

そしてもう1人は＿＿＿＿＿＿

ばくはつくんの記録は4秒13

そしてでくくんは7秒02

個性が走ることに向いていないのだろうか

第2種目:握力

拗ねたように顔を逸らす

チラッと見ると心底驚いた顔をしていた

それぞれ他の種目も終わった

第5種目:ボール投げ

おちゃこちゃんの記録は∞

ボールの下の空気を固め、ボールを手から離す

転がすように空気の上を走らせるとピッと音が鳴った

記録は∞

そして次はでくくんの番

まだはっきりとした記録は出していない

ばくはつくんは多分幼なじみ

もしかしてでくくんは最近個性が発生したのだろうか

思いっきり投げたボールの記録は46m

"今使おうって"とでくくんは言った

その言葉はいずくくんに深く刺さっただろう

誰でもあんな言い方されちゃ立ち直れない

加えて相手はプロヒーローだ

そう言ってた、とてんやくんを見る

いずくくんに選択肢はないに等しい

諦めて普通の記録を出せば除籍

ここで懲りずにもう一度個性を使えば除籍

記録は705.3m

指は真っ赤、いや真っ青に腫れ上がっていた

ばくはつくんはいずくくんに向かっていった

爆発しながら

だが相澤先生の包帯で捕まる

そう言って振り向く相澤先生の服を少し摘む

するとこちらを見てくれた

そのままいずくくんの元へ走る

近くで見ると更に痛そうな指

思わず顔を顰めてしまった

後ろに隠した腕を無理矢理前に出す

指の上に少し間をとって重ねる

そして"時間"を巻き戻す

指だけに、個性を使用する前に

おちゃこちゃんたちがすごい顔で叫んだ

特にいずくくん

1.八百万 百 2.重宮 時 3.轟 焦凍 4.爆豪 勝己 5.飯田 天哉 . . .

隣を見ると赤髪の子とすごい…

なんか普通の子がいた

リビングには誰もいなかった

地下への階段を降り、両親を探す

私の家の地下は実験室になっている

たくさんの実験器具があるこの部屋は私にとって"地獄"