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夜空に出場した月のお姫様

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夜空に出場した月のお姫様

7 - 第七話(最終回)「今後の人生をかけた裁判!」

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2024年09月17日

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9月16日(月)19:10頃…

月の城

月の城に連れてこられたモテモテ男子3人組と連れ戻された美月は離れ離れになってしまっていた…。

月の城 美月の部屋

連れ戻された美月は悪い予感の通り、城から出たお仕置きとして、一生部屋から出ては行けないと言う罰受けてしまい、部屋に閉じ込められてしまっていた…。

美月(みつき)

ううぅぅ…これで私(わたくし)は永遠に部屋の中ですわ…。(泣)

美月(みつき)

もうおしまいですわ…。ううぅぅ…ああああぁぁぁぁ…!!(大泣き)

もう一生部屋から出られない事に絶望し過ぎて、今まで以上に大泣きしてしまったいた…。

月の城 王座の間

一方モテモテ男子3人組は強制連行された後、美月の両親が居る王座の間に連れてこられていた…。

そこに現れたのは美月が言っていた 例の両親だった…。

月の城の王(美月の父親)

お前達がうちの娘と一緒にいた者達か…。(睨みながら)

月の城の女王(美月の母親)

あんた達がうちの子と仲良くなった男達らしいわね…。(睨みながら)

美月の両親である王と女王が モテモテ男子3人組を怖い目で睨んで来た…。

浩介(こうすけ)

ああ…はい…。(震えながら)

輝(あきら)

そ…そうです…。(震えながら)

翔太(しょうた)

そ…そうです…。(震えながら)

睨みながら威圧してくる王と女王に モテモテ男子3人組は物凄く怖がってしまった…。

月の城の女王(美月の母親)

あんた達!うちの子と仲良くなるなんて許さないわよ!この恥知らず共め!(激怒)

月の城の王(美月の父親)

お前達!うちの娘と親しい関係を築き上げたらしいな!この大馬鹿者共め!(激怒)

モテモテ男子3人組 「ひぃぃぃぃぃぃ!」

月の城の女王(美月の母親)

あなた、こんな馬鹿な人達どうする?

月の城の王(美月の父親)

お前、そりゃもちろん処刑だな!

翔太(しょうた)

待ってください!

月の城の王(美月の父親)

何だ!何か言いたい事でもあるのか!

輝(あきら)

あれをやらせてください!

月の城の女王(美月の母親)

あれって何!さっさと言いなさい!

浩介(こうすけ)

裁判させてください!

美月の両親 「裁判!?」

翔太(しょうた)

そうです!それで何で美月ちゃんを自由にさせてくれないのか裁判させるんです!

月の城の女王(美月の母親)

何よ!私達の教育が悪いって裁判で訴えるつもりなの!?

輝(あきら)

そうです!美月ちゃんから聞きました!うちの両親はルールに厳しいとか、過保護って言ってたんです!

浩介(こうすけ)

貴方達の教育は毒親教育だと言う事を分からせてやりますよ!

月の城の王(美月の父親)

何だと!?私達の教育は毒親教育では無い!

月の城の王(美月の父親)

良いだろう!裁判で私達の教育は全て娘の為の教育である事を分からせてやる!

翔太(しょうた)

望むところです!裁判で勝って、美月ちゃんを自由の身にしてみせます!

19:30頃… 美月の為の裁判が始まった…!

モテモテ男子3人組側…!

浩介(こうすけ)

僕達が美月さんに出会ったのは先週の9月11日水曜日でした。

浩介(こうすけ)

僕達はカフェでくつろいだ所で翔太が美月さんに一目惚れしました。

輝(あきら)

翔太が美月さんに一目惚れしたから、僕と浩介は翔太の為に、美月さんに話しかけて美月さんを惚れさせる作戦を提案したんです。

翔太(しょうた)

僕は大切な親友達の提案に賛成して、美月さんに話しかけて美月さんを惚れさせようとしました。

翔太(しょうた)

そしたら美月さんも僕に一目惚れして、僕と話してる内に両想いになって恋人関係になったのです。

モテモテ男子3人組はそう話した…!

結月の両親側…!

月の城の女王(美月の母親)

私達は美月を生んでから、美月を外に出さないようにしようと決めました。

月の城の女王(美月の母親)

美月が外に出たら月の王女である事がバレてしまう。

月の城の女王(美月の母親)

私達はそれを恐れて、出来るだけ外に出さないようにしました。

月の城の王(美月の父親)

私達は美月にどんな育て方をさせたのかと言うと、幼い頃は月の城の庭で充分遊ばせました。

月の城の王(美月の父親)

成長してからは勉強させたり、立派な王女になる為の訓練をさせました。

月の城の王(美月の父親)

大人になってからは午前中は王座の間に居させたり、午後になってからは部屋に居させたりしました。

美月の両親はそう話した…!

3人側の弁護士

この3人の証言によると、姫様は確かにこの3人との出会いを果たしました。

3人側の弁護士

これは姫様にとっては新しい人生を送る為の出会いだと思います。

モテモテ男子3人組の弁護士は そう話した…!

両親側の弁護士

陛下達の証言によると、これは姫様の為の教育だと仰ってました。

両親側の弁護士

つまりこれは姫様を守る為の教育方法であると考えられます。

美月の両親側の弁護士は そう話した…!

裁判長

では決定的な証拠はありませんか?

裁判長

証拠があれば、どちらが正しいか正しくないか判断出来ます。

モテモテ男子3人組 「決定的な証拠…!?」 美月の両親 「決定的な証拠…!?」

裁判長

実はもう一人来ております。

美月(みつき)

決定的な証拠はあります!言わせてください!

モテモテ男子3人組 「美月ちゃん!?」 美月の両親 「美月!?」

裁判長

姫様が証拠を話したいそうです。

美月(みつき)

私(わたくし)が話したい証拠はこうです!

美月から語る決定的な証拠!

私(わたくし)は10歳までは 可愛がられてました!でも10歳になってからは私(わたくし)の扱い方が変わってしまったんです!

午前中は偉い王女になる為って言いながら猛特訓させられたり、 午後になってからはこれも偉い王女になる為って言いながら 猛勉強させられました!

ここでは毎日日程があって、 時間通りに動かなかったら罰として、朝の場合朝食抜き、昼の場合昼食抜き、夜の場合夕食抜きにされてました!

私(わたくし)は今までそれが辛くて辛くてたまりませんでした!だから家出したのです!

美月(みつき)

これが私(わたくし)が言いたかった証拠です!

翔太(しょうた)

美月ちゃん…。

輝(あきら)

それは辛い生活だったね…。

浩介(こうすけ)

今まで辛かったんだな…。

月の城の女王(美月の母親)

何を言ってるのよ!余計な事を言うんじゃないわよ!

月の城の女王(美月の母親)

この馬鹿娘!

月の城の王(美月の父親)

そうだぞ!これはお前の為の教育だったんだぞ!悪く言うな!

月の城の王(美月の父親)

この親不孝者!

美月(みつき)

お父様とお母様の方が大馬鹿者ですわよ!

美月(みつき)

このクズ両親!

月の城の王(美月の父親)

何だと!この礼儀知らずめ!

月の城の女王(美月の母親)

そうよ!そうよ!この恩知らずめ!

美月(みつき)

子どもの気持ちなんて、今まで考えてこなかったくせに!王女に向かってその口は何ですか!お父様とお母様の方が礼儀知らずですわよ!

美月(みつき)

この最低両親!

美月が決定的な証拠を言った後、モテモテ男子3人組は美月に同意した…。でも美月の両親はそれに怒りだした…。怒り出した両親は美月に罵倒して、罵倒された美月も両親に罵倒した…。

お互い罵倒された美月と両親は親子喧嘩をしてしまった…。

裁判長

静粛に!静粛に!親子喧嘩は止めなさい!

裁判長は美月と両親の親子喧嘩を止めながらその場を静めた…。

裁判長

それでは判決を言い渡す!被告人3名…無罪!そして陛下達は…有罪!

モテモテ男子3人組 「やったー!」

美月の両親 「そんなぁぁ!」

月の城の女王(美月の母親)

一体どういう事!?何かの間違いよ!?

月の城の王(美月の父親)

何で私達が有罪なんですか!?

裁判長

先程、姫様が仰っていた証拠は全て虐待行為に近いからです。貴方達がしていたのは教育では無く、ただの虐待行為です。

裁判長

つまりこれは家庭内虐待です。

月の城の女王(美月の母親)

何故!何故よぉぉ!

月の城の王(美月の父親)

何故だ!何故だぁぁ!

浩介(こうすけ)

やったー!俺達裁判で勝ったぞ!

輝(あきら)

やったー!僕達裁判で勝ったよ!

翔太(しょうた)

美月ちゃん!

美月(みつき)

翔太!輝!浩介!

翔太(しょうた)

美月ちゃん!これで僕達も君も自由の身だよ!

美月(みつき)

貴方達!ありがとうございました!貴方達のおかげで私(わたくし)は再び自由の身になりました!改めてありがとうございました!

浩介(こうすけ)

どういたしまして!

輝(あきら)

どういたしまして!

翔太(しょうた)

どういたしまして!なんたって僕達モテモテ男子3人組は最強のチームだから!

輝(あきら)

うん!

浩介(こうすけ)

うん!

美月(みつき)

裁判長かったからもう夜遅い事ですし、このままお泊りしても構いませんよ。

翔太(しょうた)

あの…美月ちゃんもありがとう…!美月ちゃんのおかげで無事に裁判に勝ったよ!

輝(あきら)

ありがとね!

浩介(こうすけ)

ありがとな!

美月(みつき)

はい…!どういたしまして!

その後、有罪を言い渡された美月の両親は美月に対して虐待行為をした罪で、降格されてしまい、月の城の地下牢屋に収監された。

美月はモテモテ男子3人組をお客様専用部屋に招き入れお泊りさせて、美月は自分の部屋へ戻って、そのまま一夜を過ごした。

翌日…9月17日(火) 20:00頃…

翔太の家 リビング

昨日の月の城の出来事から翌日、美月は月の城から魔法の箱で建てた家に戻った。出戻りながらも自立して行った。

モテモテ男子3人組は先週の11日にたてた予定通り、翔太の家に集合して、お月見を楽しんでいた。美月もモテモテ男子3人組のお月見に参加していた。

浩介(こうすけ)

今日は天気が良かったおかげで月が出ているな。

輝(あきら)

うん。これで充分お月見楽しめるね。

翔太(しょうた)

うん。それにしても月が綺麗だね。

美月(みつき)

そうですわね。月が綺麗ですわね。

輝(あきら)

あっ!これはあれじゃない?お互い愛してるって言ってるんじゃない?

浩介(こうすけ)

えっ?どういう事?それは一体なんなの?

輝(あきら)

えっ!?知らないの!?「月が綺麗ですね」の意味は「I Love You」「愛してます」って言う意味だよ!

浩介(こうすけ)

ああ…なるほど…。じゃあ、翔太と美月ちゃんはお互い「愛してます」って言ってるんだな。

輝(あきら)

そういう事だね。

翔太(しょうた)

美月ちゃん、来年も一緒にお月見楽しもうね。

美月(みつき)

はい!もちろんです!

翔太(しょうた)

そして、例え君が元々月のお姫様であっても、僕は君を愛してる。一生幸せになろうね。

美月(みつき)

はい!例え私(わたくし)の正体は月のお姫様であっても、私(わたくし)も翔太を一生愛してます!これからの人生幸せになりたいです!

翔太(しょうた)

うん!僕が一生君を幸せにしてあげるからね!

美月(みつき)

翔太…!はい!ありがとうございます!

こうして美月はモテモテ男子3人組とお月見を楽しみながら、モテモテ男子3人組のリーダーである翔太と永遠の幸せを誓った。

おしまい。

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