短編集

街の裏通りの端。

いつも通り、檻に入って座っていた。

ぼんやりと通りを見ていると、 一人のガキが迷い込む。

何かを探すようにして彷徨き、 こけて泣き出す。

ため息を吐き、話しかける。

…泣き止まない

魔法を使い、 花を咲かせる。

途端に目を輝かせて 花を見るガキ。

花を手渡されると、 途端に上機嫌になって ニコニコ笑っている。

近くを見渡す。

近くの木箱のすぐ下がきらりと光る。

ガキが指差した方向に歩いていく。

とたとた、と音を立てて こっちに戻る。

まぁ用が済んだら すぐどっか行くだろ

…しかし、ガキは動かず 私を見ている。

…まぁこの年代だと まだ教えてもらってないか

そう言って羽を広げる。

羽を触ろうとするガキ。

避けながら軽く遊ぶ。

ﾄﾀﾀｯ

手を振りながら走っていく。

翌日。

また裏路地にガキは現れた。

ガキはそう言い張り、 檻の前に座り込む。

それ以来、ガキ_エルはよく 私のところに来るようになった。

ある日は、自分の宝物を見せて来たり。

ある日は、家の近くに咲いていた 花を持って来たり。

ある日は、親の愚痴を言って来たり。

そんな日が続き、数年経った。

その日は、ガキは 半泣きになりながら現れた。

そう言い、ぼろぼろ涙を流すガキ。

手で涙を拭いとる。

…引越しなぁ

会えなくなるのは、少し寂しいか

ガキはぶんぶんと首を振り、 ポケットから物を取り出す。

一番最初の日、 落としていたお守りの耳飾り。

青い方を渡される。

無理矢理手に持たせ、 胸を張って立つ。

角の方から、ガキを呼ぶ声がする。

_夢から覚める。

随分と昔の夢を見ていたようだ。

そう心の中で呟く。

もう10年近く前か

いつも通り“見せ物”となっている、 檻の中。

また静かに瞼を下ろした_

ﾄﾞｯｶｰｰｰﾝ！！

入り口の方から爆発音が響き、 客達が騒ぎ出す。

客の悲鳴、売っていた奴らの 怒声、暴れる音。

色々な音が会場内で響き渡る。

軍が来たって、同じだろう

手に余って、たらい回しにされて

またどこかへ売り飛ばされる。

売っていた奴らが剣を持ち私に近づく。

ずっとこんな思いをするままなら

ここで、死んでしまった方が

ﾀﾞﾝｯ

近づいた売っていた奴らの 額に銃が撃たれ、倒れる。

一人の少女が走って来て、 私の檻の前で止まる。

あわあわと檻を引っ張る少女。

そう頬を膨らませて言うガキ。

そう満面の笑みを浮かべるエル。

檻を壊し、 手を差し伸べられる。

手を取り、檻の外に出る。

檻の外とか、何年振りだろうな

名前か…

そう言うとまた 嬉しそうな顔をするエル。

と言う事で！

新カプです！！！

ルレの奴兼用です

キャラ設定どーん！

名前…シャノン 性別…女性 年齢…数えてない 性格…無口、口が悪い、冷静、愉快犯 一人称…私 好きな〇〇… ヤエル、平和、甘いもの 嫌いな〇〇… 人間 その他… 人間不信気味な天使さん。 ヤエル以外には冷たく、一切話さない。 基本ヤエルのピクミン。

名前…ヤエル・ネビュラ 年齢…15 性格…純粋、素直、脳筋、元気 一人称…僕、エル 好きな〇〇… シャノン、仲間、平和、綺麗なもの 嫌いな〇〇… 差別、理不尽 その他… 脳筋怪力な軍人さん。 コミュ力がバカ高いため、 軍の中で人気である。 ちっちゃい（145㎝）。

子供時

因みに子供時は5歳だよ

この子達はお互いがお互いのセコムです。 間違いない

この世界は人外だけが魔法使えます。 ヤエルの怪力はただのフィジカル

たんぺんカプの中だと ヤンデレ無しカプ初めてだ…

これからはこの子達も出してくよ！

ではでは

バイ主〜