男装監督生（レイ）は愛されていることに気づいていない〜完結〜

倒れ込むようにベットにダイブする

ああ、ふかふかだぁぁ〜それに匂いがする〜

無礼な行動だとは分かりつつも飛び退いてしまった

それをお化け達はケラケラ笑いウソだよ〜wwwと言いながら笑い転げている

今更ながらそんな疑問が思い浮かぶ

一度気になったら最後であらゆる仮定が出ては胸の内でモヤモヤさせる

けどそれは長く続かずベットに包まれて夢の中へいざなわれた

そう言うとお化け達は客人をレイの部屋に押し入れそそくさと部屋を後にした

1人取り残され呆然とする

あのお化けどもの悪巧みからくる行動力は俺でも下を巻くものがある

イヤイヤ！今はそんな事を気にしている場合じゃない！

なんせ今俺は‼︎

レイとお家デート‼︎（レイは寝てるけど誤差だろ‼︎）

うわァァなんだよその笑顔ぉ！可愛すぎだろ！？！？

ついついケイト先輩みたいな事しちまったー、もう､､､

勿論お化け達には感謝してる

いつもならユウやデュース、グリムがいて２人っきりになれなかった

だけどこれはこれで､､､

ドアの側からレイを起こさないようにそっと寝ているベットに近づく

そしてベットの脇にしゃがみレイの顔を覗き込んだ

野郎にこんな事思うのはアレだが惚れちゃったんだから仕方ないよな､､､？？

だって可愛いーんだもん

自然と自身の口角が上がるのが分かる

ジーと顔を見つめればある一点に気を取られた

そう思えばもう目線はそれにしか行かず、ゆっくりと近づく

レイのまつ毛と俺のまつ毛が触れ合うっ

一歩手前で、バッ‼︎と身体を仰け反らす

自分がしでかしそうだった事を想像して熱が顔に集まり居ても立っても居られない

声にならない叫びを上げて、レイを起こさぬように部屋から飛び出す

後日お化け達に揶揄われるエースが目撃されたとか