お前なんかいなければ…

「俺達のお母さんだ」

あの女は元々、子育てに向いてなかった

なぜなら、

表ではこうでも

裏では

裏金を、支援を受けられない人に、渡していた

じゃあ、支援を受けられない人のために表で動けばいいのに

って感じるかもしれないが、

無理なのだ、不器用すぎて

何もかも、中途半端にしかできず、

どちらかではいい事をしているが

もう一方は、悪い方へ転がる

教育もそうだった

表では

でも、裏では

こんな人間だったから

わかる、現実から逃げたくなる事

俺だって、jppが殺されて

すごく、現実から逃げていた

今だって、まだ、生きてるかもしれないって考えている

でも、現実は厳しいんだ

考えた妄想も、打ち砕かれる

現実から逃れることはできない

だからこそ、人間は、足掻くんだ

自分の妄想を現実に変えるために

取り戻せるなら、

失った物を取り戻せるなら

俺の大切な人を取り戻したい

でも無理なんだ

しょうがないんだ

だから、さっさとあの人の元へ行きたい

だから

大切な家族だから

あまり殺したくなかったけど

シュッ

「俺を許せよ(ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ」