兄だって

兄だって

地雷さん🔙

ﾊﾞﾁﾝｯ

そんな不吉な音が部屋の中に響いた

そんな僕の手にはぼろぼろになったぬいぐるみが握られている

黄くんの手は赤く腫れ上がっている

百にぃが保冷剤を当てて黄くんを慰める

僕の手が脱力した瞬間

奪われてしまった

百にぃに

スタスタ

百にぃが黄くんの事を撫でる

僕はお兄ちゃんになってから

撫でられたり

褒められた事がない

どれだけ成績良くしようが

どれだけ賞をとろうが

当たり前だと流されてしまう

僕だってたまには褒められたい

僕だって心配されたい

何度も考えては一度も叶うことない小さな希望

こんな小さな欲望だけでも叶う事はない

僕はほんとについていないとしか言えない

今の僕は声をころして泣くことしかできない

でも

泣いたって誰が優しく慰めてくれる訳でもない

誰がやさしい言葉をかけてくれる訳でもない

そっと声をころして泣いて泣いて

泣くことしかできない

頭では分かってる

どれだけ勉強しようが

どれだけいい成績とろうが

どれだけ賞をとろうが

お兄ちゃんだから当たり前

いつも同じ答えがまっている

状況が変わらない事はとっくの昔に気づいている

ただ僕が希望を捨てきれていない

心の奥底で小さく思ってしまう

撫でてくれるのではないか

褒めてくれるのではないか

そう小さな希望がどこかに存在している

カリカリ

？を手に取る

ｻﾞｼｭｯ

ｻﾞｼｭｯ

僕はもう壊れていたのかもしれない

1つでもわからない問題があれば

カッターを腕に刺す

刺して刺して腕をちまみれにする

こうすると時期に解けるようになる

ｻﾞｼｭｯ

ｻﾞｼｭｯ

毎日毎日こんな事を繰り返している

でも唯一これをしている時は

心が軽くなる

そんな気がする

繰り返して繰り返して

繰り返して繰り返して

結局深夜まで同じ事をする

眠くなるまで勉強に励む

ご飯は扉の前にあるが食べない

食べたら吐いてしまうから

せっかく紫にぃが作ったから食べたいけど

胃の中が空っぽになるまで吐いてしまう

吐きたくないから食べない

数時間ぶりに扉を空け寝る準備をする

お風呂に入り歯磨きをする

廃人のような生活リズム

完全に寝られる時間は4時

そして起きる時間は6時

2時間～1時間しか僕は眠ることができない

トラウマが蘇り起きてしまう

中学生の頃のトラウマが蘇ってしまうから

そんな恐怖の中寝る

お前がやったんだろ

じゃあなんだよこれ

ﾄﾞｶｯ

お前がこんな事するせいだ

ﾋﾞﾁｬｯ

まただ

また見てしまった

汗だくで目覚めの悪い朝だ

更に吐いてしまった

でも何も食べていないから胃液しか出てこない

ツンとする匂いが僕を襲う

更に吐き気が増す

そんな事をしていたら起きる時間になっていた

変な時間に起きていた事に思いだす

まだ時間に余裕がある

風呂に入ろう

よろめいた反動で転んでしまう

ｼｬｧｧｧ

昨夜は気が付かなかったが頬が赤く腫れて上がっている

お風呂だけは僕の安心出来る所

泣いたってシャワーの音でかき消してくれるから

ガチャ

バタンッ

唯一僕に優しくしてくれる紫にぃ

僕は普段朝にしか会えない

この家は百にぃと紫にぃで支えている

母と父病死してしまったから

ガッチャン

紫にぃは優しいな

いつも僕の心配をしてくれる

唯一紫にぃだけはお兄ちゃんという単語を使わない

紫にぃと会話している時間がなによりも幸せだ

だけど紫にぃは忙しくてあんまり家に居ない

深夜かえって来て僕の夜ご飯を百にぃと作ってくれる

ものすごく申し訳ない

僕だけの為に睡眠時間を奪っている

なんならご飯を食べられていない

申し訳なくて泣きそうになる

ﾋﾞﾁｬｯ

スタスタ

ガンッ

呼び鈴がなる

ガラガラ

何気なく先生の話をきいて

何気なく同級生の悪口を聞く

何気なくいじめを受ける

これが僕の日常

ガラガラ

毎日罵倒を浴びる

暴力されてないだけましか

なんて考える

飛ばします

ガラガラ

教室に騒々しさが戻ってくる

遊びの約束

帰りの誘い

そんなに声が聞こえる

図書館に行って2時間勉強してから帰るのが日常

そうすれば家にる時間が減るから

そう言い訳を並べる

図書館と思ってください

カリカリ

図書館では刺すことが出来ないためノートまとめをする

ノートまとめなら解くことがないから

カリカリ

カリカリ

早々に片付けを済まし帰る支度をする

最近は寒くなってきて日が落ちるのが早くなっている

そのせいか辺りが真っ暗になっている

スタスタ

ｻﾞｼｭｯ

たったった

下を見るなり

制服が赤く染まっていくのわかった

手を当てると手も真っ赤に染まっていった

運悪く人通りが少ない通りで誰もないない

もう立てなくなり倒れてしまった

痛感が狂っているのか痛みを感じる事ができない

ガッチャンッ

ｽﾞｼｬｯ

僕はみんなと血の繋がりがない

僕だけが母さんの連れ子だ

でも橙くん、黄くんは正真正銘父さん母さんの子だ

2人が生まれるまで僕は末っ子だったし

みんなから可愛がられた

あの2人が生まれても兄からの愛情は変わらなかった

父さん、母さんが死ぬまでは

そりゃそうだ

血の繋がりのある弟達の方がよっぽど可愛いはずだ

本人達はきにしてないだろうが

本能的に拒絶をしているのだろう

だって僕だけなんだもんね

血が繋がってないのは

ﾋﾞﾁｬｯﾋﾞﾁｬｯ

こんな姿にぃさん達に見せられないよ

隠さなきゃ

ガシッ

ｽﾞｼｬｯ

ｽﾞｼｬｯ

ガシッ

バサッ

真っ赤だ

刺されたのは腎臓辺り

そりゃそうか

まだ

生きてるから

結構深めかな

とりあえず朝使った救急箱があるからそれで手当てしなきゃ

その前に風呂で血を長さなきゃ

ガラッ

ｼﾞｬｧｧｧ

僕このまましぬのかな

だれにもみとられず

褒められず

認めてもらえず

こんなにいたいのに

こんなに

いたくていたくて

いたくてなきそうでも

いたくてなけない

ガンッ

ガシッ

ﾋﾞﾁｬｯﾋﾞﾁｬｯ

ﾋﾞﾁｬｯ

ガシッ

さいごに黄くんにプレゼントだけでも

ガチャ

ふらッ

スタ

スタ

あれ

だんだん

からだがおもく

きゅうににいきが

あれ

ももにぃさんがめのまえに

ほめてくれるのかな

バチンッ

ｽﾞｼｬｯ バタンッ

さわってくれた

うれしいな

うれしいな

うれしいけど

ぼくたおれたの

なんでだろう

さわってくれただけたのに

わからない

わからない

ばかだから

はやくかったーできらなきゃ

もうまぶたがあかないや

ボクはサイゴニ"なでてもらえた＂

お久しぶりです

今回もらまた意味がわからないごちゃ混ぜになってしまいましたт ·̫ т

今年最後1つ書きたいと思い書き起こしました

ほんとに序盤は良かったのですが…⊃ ̫ ;💧

後半で路頭に迷ってしま‬т т

結果変になりました😔

すみません₍ᐢ. ̯.ᐢ₎

またこちら今後

家族視点を投稿予定なのですが💦

需要があればお作り致します> < ♡

また

はぴえん ばとえん どちらが良いか血迷っているため決めてくれたらうれしいです˘ ᴗ ̫ ᴗ ˘

家族視点 ♡7000 はぴえん ♡8000 👤5人 ばとえん ♡9000 👤8人 全て ♡15000 👤15人

多忙により少し厳しめです₍ᐢ. ̯.ᐢ₎

すみません‬т т

達成してくれたら嬉しいです✋🏻

またね😌