🍓👑 兄弟パロ

橙side. おかしい。

俺より上の兄3人が見るからにおかしい。

紫にぃは家事失敗してばっかりだし

いつもなんでもめんどくさ！って言う青が普通に受け入れてるし

桃にぃはなんかもう素っ気ないし...。 お母さんから帰るって手紙が来てからなんよな...。

2人何話しとるんやろ、、

青side ため息ばかり出る。 紫にぃ達が外に行ってから数十分が経った。

でもどうすれば...？

あっぶなぁ、、こいつら居るの忘れてた...

あんま考えても無駄な気がしてきたし、

つまらん、、、

いつもは楽しいのになぁ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝｯ

じゃあたのもうかな...

〜〜〜！！！ 〜〜？ 〜〜！！！！

黄赤の声聞こえるし友達なのか

ｺﾝｺﾝｯ

ｶﾞﾁｬｯ...

ま、嘘でしょ嘘でしょ、？？？ だって明日じゃん、え、？

そっか...そいえば、黄赤を産んでからすぐ亡くなったから僕ら小さい頃の記憶しか...。

まず兄ちゃんたちに連絡しないと

階段がいつもの階段に見えない、

お母さんを見るのが、？？ 階段のすぐ下から話し声がずっと聞こえる。

恐る恐る、階段から全員の姿を確認する。

別人だ。全くの。

やだ、やだやだやだｯ...

落ち着こう...、、今はそれが大事

あの女性は本当に別人だった。 僕らのお母さんじゃない。

それまでは僕が頑張らないと。

あぁ、反吐が出る。

本物のお母さんじゃないのに。

なんで知らない人に飲み物なんか...。

...は？

黄赤が行きたいと言った時、あいつの顔に悪い笑みが見えた

兄ちゃんたちがいない間は僕が守る

橙や、黄赤にまでこんな辛い思いさせてたまるか。

ｶﾞﾁｬﾝｯ

とりあえず一安心ってとこか、

その時は僕が無事かはわからないけど。

最悪だ。

体力は俺無い方なんだけど！！！

しかもスマホは固まって治んないし。

青ちゃんが1番の心配だ。 親の事情を知ってるから。

おかけになった電話番号は~~~~~~

確か外に出たら走って桃にぃのアルバイト先よな、

そいえば、青がこん、、いつもはそんなことないのに

そこには、ボロボロになった青がお母さんの足を掴んでいた

本当は俺だって辛い。泣き出したい。

でも青が泣いてまであんな頑張ってくれとるんや

お母さんが何であんなことするのかはわからんけど、そんでも、、

胸騒ぎがする。 今日は外に出てからずっと

同じパートの奴が焦ってるかのように駆け寄ってくる

なんでこいつはそんな焦ってるんだ？ などと思っていたが、次の言葉で俺は固まった

俺が言葉を発してる最中に飛びついてくる、

黄赤は泣いてるし...橙は、隅の方で立って静かに泣いている

嫌な予感がした。

この時、さっきまでの胸騒ぎの理由が一気にわかった気がした。 最悪だ

さっき俺を呼んだパートをこちらに呼ぶ

橙は無言で頷いた。

途中で頑張って紫ーくんも持ち帰るか〜、先に家にいる可能性もあるかもだがなw

外はもうオレンジ色が空に差し掛かっていた。 弟たちが無事だなんて確率は低い、

返事は無い。嫌な感じがする。 弟たちはもう、、

俺が弟たちを、、守んないと、、

やはり返事は戻ってこない

俺が...俺が早く来れなかったから

ｶﾞﾀﾝｯｯｯ

押し入れの方から音がした

静かに、静かに音を開ける

開けた瞬間、誰かが飛び込んできた

ボロボロになった青ちゃんの姿があった。

守れなかった。こんなぼろぼろになるまで、

ｶﾞﾀｯｯ

さて青ちゃんは...と

気持ちよさそうに寝てるな、、

こんなに真っ赤になるまで苦しい思いさせちゃったんだ、、

俺が泣いちゃいけないのに、俺がちゃんとしてないといけないのに

だめだ、ここで泣いちゃ青ちゃんに、、

ため息しか出ないなぁ、、

ｶﾞﾁｬｯ

やば、帰ってきちゃった涙でてるしまだっ、、

多分、いやきっと、伝えるのが怖かった。

俺はビックリして固まる。 がそんなの気にしず橙くんは泣きそうなのを我慢して、淡々と話を進める。

喋るのを辞めた橙くんのことを俺は再度抱きしめる、そしたら、上から大きな影がやってきた。

この時、俺は大泣きしてしまった。 いつぶりだろう、こんなに沢山泣き叫ぶ日は、橙くんがいることなんて気にしず泣いて泣いて、眠りに落ちるまで暖かい手が俺を包んでいた。