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今回は、過去編
黄
しゃがんで話しかける
ママ
ママ
黄
黄
ママ
黄
とてとてとて ...
黄
黄
黄
手を伸ばす
ガチャッ
黄
黄
黄
黄
ガタッ
黄
とてとて ...
黄
黄
手を伸ばし開ける
黄
黄
僕の目に映ったのは
青
父親が青兄に股がって青兄が泣いてて ...
黄
黄
ガシッ
黄
青
父
殴る
青
黄
紫
紫
黄
紫
黄
黄
黄
黄
紫
紫
紫
黄
たったったったっ
それから母さんは持病で死んで
お父さんは借金を返せなくて自殺
その頃まだ高校生になったばかりの紫兄が親代わりになった。
僕は青兄の経験を知ってからずっと気にかけていた。
いつも笑おうとしないから
僕は青兄を笑わせようと全力を尽くした
そして青兄が中学に上がってから人が変わったように笑うようになった。
学校が毎日楽しいようで、家でもよく笑ってくれて
その顔が世界で一番好きで
ずっと追いかけて、その度に好きになって
もっともっと、この顔を守りたくて
追いかけていって、
青兄の理想になりたくて
本当の僕を殺して、常に誠実に優しく、人思いな男になろうとした。
大好きな人のために何でもした。
なのに ...
でも、あのときの僕は
父親と同じだ
自分の感情だけで動いて、青兄を泣かせた
「 死にたい ... 」
あの日から何度も死のうとした
でも、その度に周りが止めてくる。
正直言ってうざい
僕の人生にはもう何もない
青兄にはもう嫌われた
青兄は何事も無かったかのように紫兄の前で振る舞う
でも、心の奥底で僕のことを憎んでいるように見える
... 怖い
でも、この前青兄が僕を止めた。
僕のこと、嫌いじゃないのかな ?
そしたら
僕のこと、嫌いじゃないんだって好きなんだって !
幸せだったな ~
え ?
桃が青兄の彼氏だって ?
うるさいな、
青兄には僕しかいないんだから
僕が愛してあげなきゃでしょ ?
大好き、
愛してる ... 青兄、
大好き ♥♥
─── 僕は、僕を爆発させた ────
♡
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