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2 - 《飼い犬は逆らえない。》

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2024年01月22日

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チリン…チリリン……耳に届く微かな鈴の音。 それと同時に鼻腔をくすぐる、 大好きな蜂蜜の香り。

ロウ

ッ…ハァ、

意識をしてはダメだ、と 目の前のことに集中するも 今目の前にあるのはゴムの並ぶ棚で

これを買って帰ったら…さっきみたいな。いいや、さっきよりすごいモノが……。 なんて勝手に想像しては 身体の底が疼いている。

マナ

『ロウ、買えたか?
ゴ ム 、』

突然耳から聴こえてくる恋人の声。 いつもより低く、含みのあるこの声から揶揄っているのが丸わかりだけど。 今の小柳の頭ではそんなことに 構っている暇などなかった。

ロウ

ひゃっ♡……い、ぃまから会計ぃ…///

震えた声で、返事をし棚に並んでいる箱へと手を伸ばす。掴んだところで、ヴヴヴと入れられていた玩具が強くなった気がした

ロウ

ゃッ!!?ま…にゃ♡待ッ…♡

マナ

『あーごめんなぁ、スイッチ弱くしてあげよ思っとったら、間違えて強くしてもうたわ。』

ケタケタと笑う声が聞こえてきて、 さらに胎の奥がジクジクと疼く。

わかってるなら、止めてくれよ。 と言いたかったが、今の小柳では彼に逆らえないことをわかっていたのだ。

さて、小柳がどうしてこんな醜態を晒しながらコンビニに買い物に行かされたと言えば…

遡ること数十分。

久々の連休で、貯めていたアニメや漫画を消費するかと意気込んでいたところ、 大好きな恋人────緋八からの メッセージがとどいた。

緋八【今日の夜、泊まり行ってもええ?】

お泊まり。それはすなわち、そういうコトをすることも含まれているわけで。

最近はお互いに遠征や任務が重なり会えずじまいで、そういうコトも随分と ご無沙汰である。

小柳【いいぞ、食料。なんか用意しとく】

せっかくの彼と2人きりの時間、 それはそれは楽しむために珍しく小柳は 張り切っていた。

はずなのだが……それが良くなかったのであろう。

マナ

ロウ、

ロウ

ん……ま、な…?あれ、俺……寝て…

夕飯を食べ終わり、お風呂にも入って、 さぁお楽しみの時間だ。 と意気込んでいたのも束の間……。 慣れない掃除やら片付けやら、 食料の手配やらをしていたのもあり、 行為が始まって数分後に 寝落ちしていたらしい。

ロウ

ぁ…そ、その……マナ…?

マナ

……

ロウ

ぁっ、あのぉ……なんでもするんで。はい…許してくれない…っすか…?

彼を起こした恋人さんは、とびっきりの笑顔を浮かべながら何も言わずただただ小柳を見つめていた。それが異様に怖くて、 小柳は小さく正座して 縮こまるしかなかったのだが…

やがて、何かを思いついたかのように緋八はベットを降り部屋の隅にある 戸棚へと向かう。

マナ

あっれ〜?おっかしぃなぁ〜

わざとらしい声を上げながら、ゴソゴソガサゴソと。戸棚を漁る恋人の後ろ姿。

小柳は、一体どんなことをされるのか… なんて思いつつ聞いてみる。

マナ

ん?…そーや、良いコト思いついた!

恋人は先ほどよりも良い笑顔を浮かべると一回リビングへと戻ったのちに 何かを手にして戻ってくる。

チリン…と音がしたそれに顔を顰めれば、 恋人はうっきうきで俺に言い放った。

マナ

コレ、着けてコンビニにゴム買いに行って来ぃや。

マナがその時持っていたのは、 赤い皮の鈴のついた首輪と とんでもない形をした玩具であった。

マナ

ほな、早く帰って来ないとまたお仕置きやで。

バタンっと目の前で無常にも扉が閉められる。

時間制限付きだなんて聞いてないが!!??なんて暴れたい気持ちを抑えて渋々コンビニへと向かったが……

なにしろ、後ろにモノが入れられた状態で 鈴の付いた首輪をして、 服は彼のを着せられたのだ。

冷静に買い物をしてくるなど、到底不可能である。

マナ

『なぁ、ロウ。寄り道してんとちゃうよなぁ…?』

ロウ

してなッ、ぁいっ…♡

マナ

『せよなぁ…じゃあ、なんでいまだにコンビニに着いとらんのや?』

ロウ

ひっ、ァ♡…ッ…

耳につけたイヤフォンから聞こえる いつもより幾分か低い彼の声。

怒られてる、俺。マナを怒らせたんだ。

ゾクゾクと背筋が震えて背中が丸まるけどそれにより、入れてるモノがナカの良い ところを掠めていくのだ。

こんな状態では、何時間かかるか…。

すでに涙目になってきた小柳は震える足で一歩ずつ進んでいく。

早く…早くしないと、マナにっ… また怒られちゃう…。

そんな思考になりつつあるロウの耳に届いたのはマナのため息だった。

マナ

『はーぁ……ロウなら、ちゃぁんと出来るぅ思ってたんやけど。』

ロウ

ハァッハァッハァ…ッ♡……ま、な…?

マナ

『ダメな子やなぁ、飼い主の言うこと聞けへん“駄犬”には、オ シ オ キ が必要やな。』

ロウ

ヒュッ、

緋八の言葉に先ほどの光景が蘇る。 鏡の前で、あちこちにつけられた後を なぞりながら彼の匂いが染みついた服を 着せられて……

【ほぅら、よぉ似合っとる。】 【かわいいなぁ、俺のロウ(飼い犬)♡】

ロウ

ァ、ァッ♡…んゅっ、ンッッッ〜♡

ビクビクと身体が跳ねる。股の間から液体が足を伝っていく感覚がして、 気持ち悪さよりも脳がばちばちと弾けた。

マナ

『あれ、まさかやと思うけど。今のでイッたか?』

耳から聞こえてくる図星の声に、 耳まで真っ赤になる。 先ほどの快感が気持ちよくて、ロウは声にならない声を出すことしかできなかった。

マナ

『なんや、そんなにオシオキして欲しかったんやなぁ。早う言ってくれへんと、ほな。帰ったらたぁっぷり、可愛がってやるよ。』

カチカチと耳元から音がして、下の刺激が強くなる。

ロウ

ひゃ、ぅッ♡…だめ、だめぇッ♡イッた、ばっ…か…ッにゃ、の…にィっ〜♡♡♡

振動が強くなったそれは確実に小柳の良いとこを突いてきており、その揺れに合わせて首に付いた鈴がチリチリと音を放つ。

マナ

『…ロウ、』

ロウ

ん、ぁっ♡♡♡な、なッにぃ♡♡??

襲いかかる刺激に耐えきれずその場から進めずにいると、耳から聞こえてくる声が 特段低くなった気がした。

あ、クる。

そう思った時にはすでに遅かった。

マナ

『わかってんなら、さっさと進まんか。この“駄犬”が。飼い犬なら、大人しく“ご主人様”の命令を聞いとけ。』

ロウ

ッッッ〜〜♡♡♡ァ、は…ぃ…♡

後ろだけでイく……もといメスイキを キメてからふわふわする頭とおぼつかない足取りで小柳はコンビニへと歩みを進めた

これで冒頭へと繋がるわけなのだが…。

コンビニ店員

あざっしたー、お次の人どうぞー。

ロウは今窮地に立たされていた。

いまだに感じて止まらない身体に、 耳から聞こえる恋人の声。

敏感になった感覚をくすぐる、 恋人の香り。

そんないっぱいいっぱいな状況で、 緋八はある条件を提示してきた。

マナ

『お会計の時には、ゴム下さい。ってちゃんと言うんやで?』

誰が言えるか!!!

脳内の小柳は盛大な台パンをする。 だけど逆らえないのもまた事実。 こんな時に限って店員が同じぐらいの歳の男だなんて…ついてない。

いや、女性よりマシか…?

混乱した頭では何が正解か わからなかった。

回ってきた順番に乗っ取り、 レジへと進んで箱を出す。 そして…

ロウ

ゴ、ゴム…くだ……さぃ…

コンビニ店員

……ありがとう、ございますー。お会計、×××円になります。

終わった。まじで、 俺の人生終了のお知らせだ。

なんて、耳まで真っ赤になった状態で 急いで財布を取り出しお金を出す。

チリン…

コンビニ店員

ぁ……、

ロウ

財布を片手で持ちもう片方の手で チャックを開ける……。

あ、両手を使っていると言うことは首輪を隠していた手を離したと言うことで…。

恐る恐る店員を見れば、顔を真っ赤にしながら俺の首元をガン見していた。

コンビニ店員

あ、あざっしたー。

さて、あとは帰るだけだったのだが… さっきからマナが異様に静かである。

ロウ

マナ…?何かあった?

マナ

『……』

問いかけるも答えは返って来ず。 どうしたのだろう…と思えば、急に後ろのスイッチがさらに一段階上昇した。

ロウ

んぁぁッ♡♡♡、へぇっ?!ちょ、ま、にゃ♡♡なん…ッへ……?♡

その場で悶える俺の耳にいつもの恋人の声がする。

マナ

『無事、買えたみたいやな。なら……帰りは行きより早う帰って来れるな?』

その言葉を皮切りにぶつりと途切れる音がする。ツーツーと耳には電話が切れた音が響いていて、ロウは軽くパニックになった

ロウ

(え、な…なんッ♡???と、にかく…早く、帰んなきゃッ、ァんッ♡)

ぼたぼたと、股の間から垂れる液体や、 あたりに鳴り響く鈴の音など。

もうなりふり構っていられなかった。

慌てて帰って、インターホンを押すとドア前で待っていてくれたのだろう。 すぐに彼が出迎えてくれた。

マナ

よぉ、おかえりぃ。ありがとさんなぁ、

いつもの顔、いつもの声色で迎え入れてくれる恋人にホッと肩の荷が降りる。

そのまま頭を撫でられ、 玄関へと引き込まれた。

マナ

頑張った子には、ごほーびあげんとなぁ。

ロウ

ま、マ…ナ…?

マナ

……いーっぱい、可愛がってあげるわ。今日は楽しもうなぁ? ロ ウ

その時の蜂の眼は、完全に獲物をとらえた獣の眼をしていたそうで。

後ろで鳴った鍵を閉める音が、 第2ラウンド始まりの合図だった。

《飼い犬は逆らえない。》

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