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板野先生

あくに犯されたって本当か??

ゆう

(あくの奴、言いやがって…。)

ゆう

いえ、誤解です。

板野先生

でも、朝起きたら裸で、しかもゆうと一緒に寝ていた。

板野先生

あくの説得力もあるよな…。

ゆう

ごめんなさい…俺帰る…。

(ドスドスドス)

ゆうは急いでその場を立ち上がり荷物を持った

ゆう

お世話になりました…。さよなら。

板野先生

おい、ちょっと待て!

(タッタッタッ)

ゆうは先生の家から駅まで走った

ゆう

(くそっ…なんでだよ……くそっ…)

長い夏休みが終わり、2学期になった

ゆう

(学校…やだな…。板野先生いるし…。)

ゆうは嫌々登校した

2学期の初日はすぐに終わった

何日か経ち、板野先生の科目である国語の初授業がある日

ゆう

(国語は…3時限目。)

ゆう

(もう1時限目が終わった。2時限目終わるなぁぁ。)

ゆう

(とりあえず、10分間休憩は読書でもして落ち着こう。)

男子1

ね、次の授業なーに?

男子2

えっと、日本史。

男子1

うわ。

男子1

俺もうサボり決定だわ。

男子2

お前アホか。

男子1

てことで、保健室行ってきまーす。

男子2

正真正銘の馬鹿だなお前…。

男子1

うっせーよ。

男子生徒が騒いでいる

ゆう

(サボり…か。)

そして2時限目も直ぐに終わってしまった

男子1

戻ったよん。

男子2

お帰りー。

男子1

次国語?!

男子2

あぁ。

男子1

俺国語だーいすき。特に板野ね。あの人イケメン、まじかっこいい。もう、男でも惚れるわあんなの。

男子2

あー、分かるわー。

ゆう

(みんな知らないんだ。)

ゆう

(ま、当たり前か……。)

(キーンコーンカーンコーン)

ゆう

(よし…。)

(ガチャンッ)

(タッタッタッ)

ゆうは席から立ち上がり、保健室へ向かった

男子1

え、あいつどうした??

男子2

ゆう、大人しいやつなのに珍しいな。

板野先生

授業はじめるぞー。

板野先生

休みいるー?

男子1

なんか、ゆうがどっか行った。

板野先生

どっか?

板野先生

…………。

板野先生

わかった。とりあえず授業入るぞー。

その頃ゆうは

保健室の先生(女)

どうしたの?ゆうくん。

ゆう

頭痛くて…。

保健室の先生(女)

熱かな??体温測ってみよっか。

ゆう

はい…。

保健室でサボっていた

ゆう

(保健室の先生、スタイル良いし顔も美人。髪の毛長くて綺麗だし、声もいい声。女の鏡って感じだ。)

ゆう

(もちろん男子生徒にモテモテ。)

ゆう

(俺だって年頃の男子だし、正直前までは少し興味があった。てゆか、陰ながら見てたりしてたけど…。)

ゆう

(今は……。)

保健室の先生(女)

熱ないねぇ。

ゆう

ほ、本当ですか…。

保健室の先生(女)

まぁ、辛いんだったらベッドで寝ていきな??

ゆう

はい、そうします…。

ゆう

(こんなことしてていいのか…。)

3時限目が終わり、4時限目が始まる前

ゆう

(もう授業終わったし、教室戻っても大丈夫だよな。)

ゆう

先生、俺戻りますね。

保健室の先生(女)

はーい。辛くなったらまた来てねぇ。

ゆう

(教室もどろ。まぁ良かった。なんとか国語の授業に出なくて済んだ。けど…)

ゆう

(これからもずっと授業出ないでいる気なのか…??俺。)

ゆう

(そんなの無理に決まってる。でも、先生に見せる顔がない…。)

ゆう

(まって、俺は被害者だ!)

ゆう

(でも、先生の人格は悪くない…。)

ゆう

(くっそぉぉ…。あくのせいだ……。)

板野先生

ゆう。

ゆう

うっ…わ…。

板野先生

どこにいた??

ゆう

せんせ……。

板野先生

サボりか??

ゆう

………。

ゆう

俺、トイレ……。

(ダッダッダッ)

ゆうはその場から逃げるようにトイレへ向かった

ゆう

(なんで逃げたんだよ…俺。)

ゆうは鏡を見た

ゆう

(顔赤…。)

ゆう

(先生となんか話せるかよ。)

ゆう

(そもそも、あの日あんなことしたから…。先生は俺にいろいろ聞きたそうだけど…。)

ゆう

(でも、俺…。)

ゆう

(先生に伝えなきゃいけないことが…。)

ゆう

(でも俺が先生から逃げるから、先生は俺のことはもう嫌いだよな。)

ゆう

(絶対。)

なんだかんだで1日をやり過ごし放課後になった

ゆう

(やっと終わったぁ。)

ゆう

(あ、でも今日に限って日直だ…。)

ゆう

(掃き掃除して、黒板綺麗にして、ゴミ捨てて…。雑用じゃん。)

女子1

ゆうくんじゃあね~。

ゆう

う、うん。

女子2

えー、ゆうくんって話すんだ!!

ゆう

(は…??)

女子1

当たり前じゃん!!私なんかいつも勉強教わってるもん!!ねー??

ゆう

あ、うん。

女子2

ゆうくん暗いから私話しかけずらくて。

女子1

失礼だなぁ。

ゆう

(ホントだよ。ま、こういうの慣れっこだけど。)

女子1

私、性格気にしないから!!暗い子も大丈夫!!

女子2

へぇ。私はもっとワイワイしてる人がいいな~。

ゆう

(嫌味な奴だなぁ。)

女子1

でも、ゆうくんってカワイイ系じゃん!

女子2

あー、それはそうだよねぇ。可愛いのに暗いの勿体ないよ!!

板野先生

お前らー、早く帰れー。

女子1

あ、板野。

女子1

じゃあゆうくん!また明日!

女子2

じゃーねぇ。

ゆう

じゃーね。

板野先生

………。

ゆう

(なんでこんな時に先生来るんだよ?!女子達帰らないで…!!)

板野先生

ゆう。

ゆう

………。

板野先生

少し…話がしたいんだ。

板野先生

国語の教材室に来てくれないか??

ゆう

(嘘…。なんで今日はこんなに不運が続くんだよ…。)

板野先生

いい?

ゆう

分かり…ました…。

ゆうは掃除を中断し、教材室へ向かった

板野先生

入って。

ゆう

失礼します…。

(ガチャッ)

ゆう

(扉の鍵閉めた…。逃げられない…。)

板野先生

………。

(ドスンッ)

ゆう

んっ………。

板野先生

………。

先生はゆうに壁ドンした

ゆう

せん……せい??

板野先生

ゆう、俺の事避けてる…よな??

ゆう

いや……それは。

板野先生

正直に言ってみな。

ゆう

………。

ゆう

そうです。避けてるんです…。

板野先生

どうして?

ゆう

それは先生も分かってるはずです。

板野先生

………。

板野先生

そうか。

板野先生

ま、それだけだから。もう帰っていいよ。

先生が壁から手を離す

ゆう

(え…??それだけ??)

ゆう

(鍵まで閉めて誰も入ってこれなくさせて。)

ゆう

(その上壁ドンまでして…。)

ゆう

(いや、俺は何を期待して…。)

ゆう

(先生が………だから??)

ゆう

(先生に伝えなくちゃいけないこと…。もうここで…。)

板野先生

ゆう?早く帰んな?

ゆう

せ、せんせぃ…。

ゆう

俺……。

板野先生

???

ゆう

あの日からずっと…。

ゆう

先生の事ばっか考えてて。

ゆう

いや、先生のことしか…考えられなくなっちゃって…///

板野先生

え??

ゆう

つまり…///

ゆう

先生の事が好きみたいです…///

板野先生

……?!

ゆう

先生が教材室の鍵閉めて、俺に壁ドンして、いろんな期待してた…///

ゆう

ごめんなさい……///

板野先生

………。

板野先生

そっか。

板野先生

本音、言ってくれてありがとうな。

板野先生

で、どうして欲しいの??

ゆう

え?

板野先生

なにか期待してたんでしょ?

ゆう

いや……あの、俺…。

ゆう

………///

ゆう

チュー……とか。///

板野先生

本当に??

板野先生

本当にそんな事しか思ってなかったの??

ゆう

………///

ゆう

本当は…

ゆう

もう一度抱いて欲しい…です///

板野先生

………。

板野先生

じゃ、帰ろっか。

板野先生

俺ん家に。

ーendー

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