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時はすぎて小学4年生の頃
1組と2組が合同となり、1組だけになった
さな
みさき
ゆいと
こうと
周りのみんなは必死に友達を作っていた
私は……そんなことできなかった
昔なら簡単にできていたのに
性格なんてこんな簡単に変わってしまうのであろうか
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
休み時間、私は周りを見渡した
ほとんどの子は新しくできた友達と話していたり遊びに行ったりしていた
その中で1人、私はとある少女に目を向けた
杏菜(小学校高学年)
一目見た瞬間にわかった
“あの子もきっと私と似た境遇の子だ“って
私の勘は鋭くてよく当たる
それからのことはあっという間だった
私はすぐさま椅子から立ち上がり、そのこの元へと足を踏み入れた
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
何故かはわからないけど……
この子の前だったら以前の私が出てきていた
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
正直この頃のことはなにも覚えていない
いつの間にか仲良くなっていたと思っていた
しかもこの時は積極的に行けなくなっていたので
自分から美香に話しかけに行った……ということにびっくりした
でも、この時の美香に何かが刺さって
顔つきが少し変わって、私に少し心を開いているようになっていた
ということは……今でもはっきり覚えている
数日後
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
話しかけて数日
私と美香は凄まじいほど仲良くなっていた
今では……いや、この時は
“親友“と言えるほどの仲だった
あの時が来るまでは
小学5年生後半の頃
杏菜(小学校高学年)
私はいつものように美香に話しかけた
いつもなら「おはよう」という返事が返ってくる
なのに今日は……
美香(小学校高学年)
無視した
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
もう一回話しかけてもやっぱり無視
目を合わせようとしても美香は目を合わせてくれない
杏菜(小学校高学年)
この日は不機嫌だから無視している、と思っていた
美香はしっかり者で私の保護者的存在
冷静で本が好き
でも人前で話そうとすると声が出なくなったり体が思うように動かなくなったり
そうなってしまう病気
通称“選択性緘黙・場面緘黙“にかかっていた
私が初めての友達
そう言ってくれて嬉しかったのに……
その日から美香やクラスメイトたちの態度が大きく変わっていった
瑠衣
美香(小学校高学年)
香織
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(病み)
美香は私のことをずっと無視する
話しかけても無視
ペアを組もうとしても自分から他の人と組む
ずっと親友だって思ってたのに
私たちの関係ってこんなにも簡単に壊れるもんだったの?
簡単に友達になったら簡単に壊れるの?
なんでなの……?
コウ
杏菜(病み)
古川
葵
そして美香が無視するようになった日から
周りからのいじめは酷くなった
「杏菜コング」という異名をつけられたり
もっと沢山の量を押し付けられたりと
その状況はどんどん酷くなっていった
大事な友達を失い、周囲はそれに漬け込んでさらに酷いことをしてくる
この世の中というものはそういうものなんだと理解した
地球という一つの箱に中に収められている私たち生物
その中には悪智恵を働かせて他人の愛情や友情、信頼を利用しようとする者もいる
私はそういう人が許せなかった
それは……私自身がこの身を持って経験したからだ
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香は私のために無視をしたのだ
信じられるだろうか?
だって人間というものはどれも自分中心
他人のことを中心にして思いやる人なんていないに等しい
だが、そんな人が目の前にいたんだ
杏菜(小学校高学年)
杏菜(小学校高学年)
美香(小学校高学年)
気にしてない、というとうそになる
正直とても気にしていた
それでも、心がめげないで不登校にならないでいたのも
全て……美香を信じているからだった
私は美香と幼稚園の頃の友達のことは信じてる
中学校の頃までは