私は……

何時から変わったのかな?

あぁ思い出した

妹ができてからだ

その日、私は怒られ続けた

妹が哀れむような目で見てくるため、余計に腹がたった

勉強といってもやり尽くした

どうしよう

ぐぅぅぅぅ

コンコン

ガチャン

母は味方のように見えるがそうでもない

何時も大量の参考書を貴方のためといい買ってくる

何も私の為になっていない

何なら私の人生を壊している

その自覚はあるのだろうか

妹の方が失敗作だ

だって私より頭が悪い

まぁ、そんなこと言ったら私の立場が更に危なくなるだけなんだけど

パンパン(頬を叩く)

失敗作

静かな部屋の中紙をめくる音

鉛筆を紙に滑らせる音が聞こえた

う～ん

やっぱり頭が痛い

何とかなるかな

もう駄目だ

そして私の意識は途切れた

私は、訳が分からなかった

起きた瞬間から聞こえる父の怒鳴り声

目の前に広がる真っ白な天井

ここは病院か?

バタンッ

あぁ

私って生きている意味あるのかな

きっとないよね

皆から失敗作って言われて

でも……

ガチャ

大丈夫なわけねぇだろ

大丈夫なら倒れたりしない

病院に運ばれない

本当に心配しているだけでただの偽善者だ

バタンッ

体調に気を使う余裕なんてないんだけどなぁ

でも、笑わないと

辛くても

どんなときでも

笑っていたら愛される

そう信じていた

私はもう疲れてしまった

結局私は誰にも愛されなかった

もし、また生きれたら

転生できたなら

愛される人になりたいな

ヒュー

逆さまの空

とっても綺麗

この空が見れなくなるのか

少し悲しいや

でもそんなことはもうどうでもいい

この世界から消えることができるのだから

グチャ

end