舞
…少し、時間をくれませんか?
太宰
嗚呼。
太宰
よく考えると良い
太宰
決まったら、此処においで
太宰
いつでも大歓迎さ。
与謝野
…もう、帰るのかい?
舞
はい。ありがとうございました。
与謝野
外は暗いから気をつけな。
舞
はい。分かってます。
舞
…。
舞
(念願の家!!)
舞
…お父さん~。
父
、舞!?
父
遅いから心配したよ。電話も繋がらないし。
舞
ごめん。お父さん
父
大した事ないさ。謝るな
父
さあ、ご飯があるからお食べ
舞
ありがとう。
私の頭には
アイドルをするか
武装探偵社へ行くか
その二つが回っている
舞
(なんか、散々な日だったな)
この異能力で人を救えるか
アイドルとして人を救うか
ナイフで刺された結果がこれ
こんな事になるならいっそ…
私はどちらに手を取るか決意をした。
舞
おはよう、お父さん
父
…あ、舞か
父
舞、何か悩みがあるのか?
舞
…え、?
父が私を気にかけてくれた
嬉しかった
父
何か悩みがあるのなら言った方が楽だぞ
舞
ありがとう、お父さん
でも、
武装探偵社の話や異能力の話は
父にはあまり話したくない
これ以上、父に失って欲しくないし
心配や悩みを持たせる訳にはいかない
舞
でも、そんな事ないよ
舞
あのさ、お父さん、
でも、これだけは言っておきたい
父
どうしたんだ?
昨日の夜に決心した事だけでも
アイドルの事だけでも
父に話したかった。
心配とかじゃなく
家族のために
散々な日々だった
ナイフで刺されて終わりな人生
でも、助けてくれた人がいた
だから、私は






