太宰と出会う数ヶ月前───
波紅〇〇
△△
私が愛した人は必ず死ぬ。
波紅〇〇
判ってた。お別れが来る事なんて判ってた筈なのに。
波紅〇〇
(コロシテ) また彼等を(好きになって)しまう。
太宰治
太宰治
波紅〇〇
太宰治
太宰治
目が醒めると車内に座らされていて、 太宰さんが顔を覗いていた。
波紅〇〇
太宰治
太宰治
太宰治
どうやらバーで飲み過ぎて眠ってしまったらしい。
夢で良かった。
波紅〇〇
太宰治
太宰治
波紅〇〇
後部座席扉を閉めた太宰さんは、 車が発車するまでずっと窓越しに手を振ってくれた。
波紅〇〇
家に着く迄の間に意識が覚醒して、初めて気付く。
眠っていた私の体が冷えないよう、 太宰さんが外套を掛けてくれていた様だ。
波紅〇〇
車に揺られて眠気が帰って来て、再び重い瞼を閉じる。
太宰さんの香りに包まれて安心したのか、 もう厭な夢は見なかった。
コメント
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そのアイコンまさか・・・・?!!?!