テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#iris
白水(女体化) nmmnを知らないひとはブラウザバックしてください。 ※死ねた
教室の窓から見える空は、今日も馬鹿みたいに青かった。
そんな空を見上げながら、僕はシャーペンを握る。
黒板には数学の問題。 先生の声。 周りの笑い声。
全部、遠かった。
初兎
隣から聞こえた声に、僕はゆっくり顔を向けた。
初兎ちゃん。
長い睫毛。 少しだけつり上がった目。 綺麗な顔。
でも、その目は笑っていなかった。
ほとけ
初兎
ほとけ
僕が笑うと、初兎ちゃんはじっと僕を見る。
まるで、逃がさないみたいに。
初兎
胸が小さく痛んだ。
“あいつ”。
それが誰を指しているのか、僕にはすぐ分かった。
クラスの男子。 優しくて、笑うと目尻が下がる人。
別に付き合ってるわけじゃない。 ただ、好きだった。
話すだけで嬉しくなるくらいに。
ほとけ
初兎
初兎ちゃんは兎みたいに小さく笑った。
でも、その笑顔は冷たい。
初兎
ほとけ
初兎
チャイムが鳴った。
先生が授業終了を告げる。
周りが一気に騒がしくなった。
僕は立ち上がろうとして、机の中に何かが入っていることに気づいた。
ぐしゃぐしゃの紙。
開く。
『きもい』
たったそれだけ。
でも、胃の奥がぎゅっと縮む。
最近、こういうのが増えていた。
上履きが隠される。
教科書が破られる。机に落書きされる。
最初は偶然だと思った。
でも、違った。
誰かがやっている。
そして、その“誰か”に、僕は薄々気づいていた。
初兎
声。
初兎ちゃんだった。
僕は慌てて紙を隠す。
ほとけ
初兎
ほとけ
初兎
その言い方が妙に怖かった。
僕は苦笑いする。
ほとけ
初兎
ほとけ
差し出した紙を見て、初兎ちゃんは小さく眉をひそめた。
初兎
そう言って笑った。
その笑顔を見た瞬間。
背筋がぞわりとした。
なんでだろう。
分からない。
でも、怖かった。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!