テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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琉杏の闘病物語

第1話 - 読み切り(まだ未完成)

2024年01月22日

#物語

#闘病物

夜桜

主

初めまして！
そしてこの物語を読んでくれてありがとうごさいます！

主

ここでは、最初に物語に出てくる登場人物紹介をします！

主

では、まず主に出てくる子達の紹介します！

流杏

霧咲琉杏
(きりさきるあん)
約1年前から重い病気を発症していて兄になかなか打ち明けられずにいる
性別女
年齢15

輝空

霧咲輝空
(きりさきるきあ)
輝空が小学生の時に両親を事故で亡くしそれからは琉杏と2人で助け合って暮らしていた
性別男
年齢17

志杏

楠木志杏
(くすのきしあん)
琉杏と輝空の幼なじみ的存在であり2ヶ月前に琉杏が吐血している所を見かけ病気を知る
性別男
年齢16

医師

琉杏の担当医
しかしその裏は…

主

こんな感じです！
それでは次から物語始まりますのでどーぞ！

流杏

お兄ちゃーん！起きてー！！

輝空

Zzz……(´ - ω - ｀)

流杏

起きなっさい！！(ｺﾞﾝｯ)

輝空

いったぁ？！！

流杏

あ！起きたぁー？

輝空

おい！流杏その起こし方やめろって言っただろ……

流杏

起きないのが悪いんだから良いでしょ？♪

輝空

そうだけど…

流杏

ほら！早くリビング来て！ご飯冷めちゃうよ〜

輝空

はーい、着替えてから行くよ

流杏

はーい

扉を閉める

流杏

(今日は病院に行かないと...やだなぁ〜)

流杏

(やば...苦しっ....)

流杏

ｺﾞﾎｯ...ｳﾞ...ｺﾞﾎｯ...(ﾄﾞﾛｯ..)

流杏

あ、血が……

流杏

うっ…苦し……

流杏

薬飲まなきゃ……

輝空

流杏大丈夫かー？(部屋から)

流杏

あ！うん！大丈夫だよ少し風邪気味なの〜

輝空

そうか、先にリビング行っててくれ〜

流杏

はーい

輝空

お待たせー

流杏

遅い〜ご飯冷めちゃうよー？

輝空

ごめんってー！

流杏

じゃあ食べよ！

輝空

おう！

流杏

いただきまーす！

輝空

いただきます！

2人で手を合わせる

流杏

(モグモグ)

輝空

(モグモグ)

流杏

どう？美味しい？

輝空

ん？うん美味しいぞ？

流杏

良かった〜(味覚なくて分かんないんだよね…)

輝空

(モグモグ)

輝空

ご馳走様〜

流杏

はーいお粗末さまでした〜

流杏

よし、私もご馳走様〜

輝空

琉杏は今日はなんか予定あるのか〜？

流杏

今日は出かけるの！

輝空

お！そうなのか行ってらっしゃい〜

流杏

はーい！行ってきます〜

流杏が玄関のドアを閉めて家を出ていく

流杏

はぁ…病院行きたくないよ…(泣)

志杏

あれ！流杏ちゃん大丈夫！？

志杏

もしかして発作が…！

流杏

違うよ、病院に行きたくなくて…w

志杏

そっか、なら僕と行こ？

流杏

うん！ありがと志杏君

病院へ

医師

えー、やはり…手術をしていないため進行していますね……

流杏

でも、入院だけは…

医師

お兄さんにはどうして言いたがらないのでしょうか…？

流杏

兄には心配かけたくないんです…

医師

ですがこのままですと貴女は…

流杏

………。

流杏

…！

流杏

ゴホッゴホッゲホッ(ﾄﾞﾛｯﾄﾞﾛｯ)

診察室の床にドバドバと血が溜まる

医師

流杏さん！！

医師

やはり入院を！！

流杏

大丈夫です！！

流杏

大丈夫…です、から……

医師

薬を追加しておきます…

流杏

ありがとうございます…

流杏が診察室を出る

志杏

流杏ちゃん！大丈夫だった？！

流杏

うん！大丈夫、少し咳が出ただけだよw

志杏

そっか…なら良かった

流杏

薬貰ったから行こ！

志杏

うん！

2人が病院を出る

流杏

志杏君今日はありがとね！

志杏

いやいや、僕が勝手に着いてきただけだし！

流杏

それでも！着いてきてくれてありがと！

流杏

じゃあ…志杏君あっちだったよね？

志杏

あ、うん！またね〜！

流杏

また…！？

流杏

ゲホッゲホッ…

流杏

うっ…(ﾊﾞﾀｯ)

志杏

！？

志杏

流杏ちゃん！大丈夫？！

志杏

今救急車呼ぶから！

救急車が到着して病院へ

病院

輝空

流杏！！大丈夫か！

流杏

…zzZ

輝空

流杏！流杏…！

志杏

輝空静かに…寝てるだけだから

輝空を落ち着かせる

1時間後

流杏

ん…ここは……？

輝空

流杏！！

流杏

お兄…ちゃん？

輝空

流杏(流杏を抱きしめる)

流杏

えぇ....(困惑)

流杏

どうしたの？そしてここは…？

流杏

病院…？あれ私……

志杏

帰る途中で倒れたんだよ

流杏

あ、そっか！

流杏

志杏君が助けてくれたの？ありがと！

志杏

当然だよ笑、僕は当たり前の事をしただけ

志杏

それより琉杏ちゃんに命の危機がなくてよかった…

輝空

それより…琉杏、志杏俺になにか隠してる事があるんじゃないか……？

輝空は2人を見つめる

志杏

………。

志杏

僕からは何も言えない。

流杏

……。

輝空

お願いだ、どんな事でも受け入れる

輝空

だから、琉杏教えてくれ俺はお前のお兄ちゃんとして真実を知りたいんだ

流杏

私、もう長く生きられないかもしれないの

輝空

ﾂｯ……！

流杏

お兄ちゃんに、心配させたくなくて

流杏

ずっと言えなかった

流杏

ほんとにごめんなさい…

ｶﾞﾗｯ(病室の扉が開く音)

医師

霧咲様、お目覚めですか！

流杏

あ、先生

輝空

先生、琉杏は今どういう状態ですか！

医師

状況は深刻です……

医師

そして、お兄さん琉杏さんの病名は膵臓癌です。膵臓以外にも転移していて手術の確率はかなり低いです....

医師

およそ

医師

早くて、1年保つか保たないかです……

輝空

そ、そんな……

流杏

ﾂｯ……(やっぱりそっか…)

輝空

琉杏はまだ中学3年生で、これから色々楽しい事があるんです…！何とかならないんですか！！

医師

もう、約1年前から入院をオススメしてしました…でもずっと断られていたんです「兄に心配かけられない」と……

輝空

琉杏…

輝空

なんで、入院しなかったんだ！

流杏

お兄ちゃんを…(ﾎﾞｿｯ)

輝空

…？俺を……？

流杏

お兄ちゃんを1人にしたくなかった、私自身が怖かったから…(泣)

輝空

琉杏……！

静かに琉杏を抱き寄せた

医師

これからは入院か、それかまたこのままになるか…今度はご家族全員で話し合ってください

輝空

分かりました…！

流杏

お兄ちゃん私…

輝空

入院しろ

流杏

でも、お兄ちゃんは…？

輝空

俺は大丈夫だから、それにほら志杏も居るし？笑

流杏

お兄ちゃん…

志杏

そうだよ！僕も居るし輝空君だって大丈夫！

医師

とりあえず入院手続きと準備をしておいて下さい、手術は…どうしますか……？

輝空

やります、出来る限りの事はしたいんです

医師

治る確率は少ないですよ…

輝空

琉杏なら、大丈夫

輝空

俺らはこいつを信じていますから(微笑む)

志杏

そうです、僕も琉杏ちゃんを信じてます！

医師

分かりました、手術の手続きもしておきます

輝空

よろしくお願いします！

流杏

お兄ちゃん…ごめ…

輝空

ごめんねじゃない！

流杏

えっ…

輝空

そこは「ありがとう」で良いんだよ

流杏

…、うん！ありがとう二人とも！

輝空

おう！

志杏

うん！

輝空

とりあえず俺らは荷物取ってくるな！

流杏

はーい、行ってらっしゃい！

輝空

………。

志杏

………。

輝空

なぁ…

志杏

ん？どうしたの？

輝空

あいつの病気、知ってたのか…？

志杏

……、うん…約2ヶ月前から

輝空

そうか、

志杏

輝空君には絶対に言わないでって琉杏ちゃんに言われてて……

輝空

大丈夫、分かってるよ責めたりはしないから！

志杏

うん、ありがとう…

志杏

あ、家着いたね

輝空

おう！入るか

輝空

えーと、琉杏の荷物は…

志杏

え、これもうまとめてある……

輝空

ほんとだ…

輝空

あいつ自分がいつか入院するって分かってたのか……

志杏

と、とりあえずこれ持ってこうか…

輝空

あぁ、そうだな

輝空

ほら、荷物持ってきたぞ

流杏

あ、お兄ちゃんありがとう…

志杏

琉杏ちゃん体調は大丈夫？

流杏

うん…今は大丈夫だよ！

輝空

そうか…なら良かった

志杏

先生少しいいですか？

医師

はい？どうしました？

志杏

別室とかって…？

医師

はい、大丈夫ですよ

志杏

ありがとうございます

医師

いえいえ、それでお話とは…？

志杏

琉杏さんの事で少しいいですか？

医師

はい大丈夫ですよ

志杏

貴方、琉杏ちゃんを〇そうとしてますよね

医師

ッ……？！

医師

何を言ってるんですか！そんな訳など…

志杏

琉杏に今打ってる点滴、あれは病の進行を進める点滴だ

志杏

そしてそれは通常医療では使用を禁じられている

医師

な、何故あれがその点滴だと言えるのです！

志杏

僕は…

志杏

高等医療学生です

志杏

それくらいの知識なら習います

医師

く、くそっ！

医師

だが、もうあいつは手遅れだ笑

志杏

はぁ…もっと琉杏ちゃんの周りを調べておけばよかったですね……笑

医師

な、何が言いたい！！

志杏

いえ、今は特に何も笑

志杏

それでは僕は病室に戻りますので

志杏が出て行った後

医師

ﾁｯ…

医師

これからどうするか……

病院を後にし志杏は深夜の病院地下駐車場に来ていた

???

病院の鍵と例の点滴それだけで良かったのか？

志杏

うん、ほんとありがとう…この恩は絶対忘れない

???

いや、良いんだよお前にはいつも世話になってるからな笑

志杏

あぁ…笑

志杏はバレないように病院へ侵入した

志杏

よし、入れた…

志杏

病室行かなきゃ……

琉杏の病室へ入る

琉杏を起こさないようにベットに近づく

流杏

…zzZ

志杏

よし、寝てるな…

志杏

少し痛いけどごめんね…

病を進める点滴と例の点滴を刺し変える

流杏

んん……(少し痛そうに顔を歪める)

志杏

よし、これで…

遠くから足音

志杏

やば、逃げないと…！

志杏が逃げた後

医師

ふふ……こいつはもう時期死ぬのになぁ…

医師

志杏とか言ったやつはほんと馬鹿だなぁ……

医師

所詮は高等医療学生…本物の医者には勝てまい……

輝空

琉杏来たぞー！

志杏

来たよー

流杏

2人ともやっほー！

医師

おや、楠木様と霧咲様じゃないですか！

輝空

あ！先生琉杏の様子は順調ですか…？

医師

はい！少しずつですが回復していってますよ(ﾆｺｯ)

志杏

(ｲﾗｯ…)

医師

(ﾁﾗｯっと志杏の方を見て更に不気味な笑みを浮かべる)

志杏

…！(殴り込みそうになるのを必死にこらえる)

輝空

お？志杏と先生仲良しだな！毎日来てるだけあるな(ﾆｺｯ)

志杏

あ、う、うんまぁね…笑

流杏

そういえばね！手術の日程が決まったんだよ！

医師

そうですよ、手術すればもしかしたら少し時期が伸びるかもしれません

医師

(まぁ、病状が回復する訳ないんだがな...笑)

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夜桜

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