ルキ
〜♪
今日は休日、僕は少し遠い所まで 行こうとしていた。
今まで滅多に出掛けたことはなかったが、たまには悪くないと思った
ルキ
一虎君との寄り道が
いい刺激になったん
だろうね〜
いい刺激になったん
だろうね〜
ルキ
さて、どこに行こうか
ルキ
適当に歩けば何かいい
とこにつくかな?
とこにつくかな?
軽い足取りで適当に道を進んだ
ルキ
ふむ
ルキ
ここはどこかね?
周りには海が広がっていた。 携帯は充電のし忘れでつかない
どうやら完全に迷子になったようだ
ルキ
海…ねぇ
ルキ
特に思い出はないな
それも当然初めて見たからだ
ルキ
そんなことよりも
帰れるかが問題だ
帰れるかが問題だ
手を唇に当てて目を瞑った
ルキ
んー普通に考えて
勘で戻る訳にはい
かないね
勘で戻る訳にはい
かないね
ルキ
携帯さえ使えれば
帰れる…
帰れる…
ルキ
やはり適当に歩いて
コンビニでも探しか…
コンビニでも探しか…
?
あの、どうかしま
したか?
したか?
ルキ
ん?…あ!
ルキ
そうか、人に聞くのが
手っ取り早いか
手っ取り早いか
ルキ
駄目だねぇ人に疎くなると
?
?え、あの…?
ルキ
ああ、すみません…
迷子になったもので
迷子になったもので
ルキ
すみませんがお聞きしても?
?
はい、どこから来たん
ですか?
ですか?
ルキ
東京から来ました
?
…ん?
?
あの、もう一度…
ルキ
渋谷から適当に歩いて
迷いました
迷いました
?
…東京?
ルキ
何かおかしいですか?
?
ここ、横浜ですよ?
?
これ、飲み物どうぞ
ルキ
すみません
2人は海から移動し公園の椅子に 並んで腰掛けた
ルキ
あ、僕は灯音ルキ
といいます
といいます
鶴蝶
俺は鶴蝶…といいます
ルキ
ああ、敬語は外して
ください
ください
ルキ
そちらの方が年上で
しょう
しょう
鶴蝶
わかった…そっちも
外してもらって構わな
いぞ
外してもらって構わな
いぞ
ルキ
む、そうかい?なら
そうさせて貰うよ
そうさせて貰うよ
鶴蝶
(癖が強い…)
鶴蝶
で、東京から歩いてきた
んだったか?
んだったか?
ルキ
そうだよ
鶴蝶
電車で40分辺りだろ?
…凄いな
…凄いな
ルキ
そうなのかい?
ルキ
そういえば鶴蝶君…
ルキ
君は黒川イザナを
知っているかい?
知っているかい?
鶴蝶
…!何故だ?
ルキ
いや?確か君黒川イザナ
の下僕君だった気がしてね
の下僕君だった気がしてね
鶴蝶
…何故知ってる?
ルキ
警戒しないでくれ
ルキ
黒川イザナに関しては
8代目黒龍総長だから
知っている
8代目黒龍総長だから
知っている
ルキ
そういう人は調べた
ルキ
それに彼は何か動きがあ
りそうでね
りそうでね
鶴蝶
・・・
鶴蝶
お前も不良か?どこ
のグループだ?
のグループだ?
ルキ
不良かと聞かれたら
それはYESだね
それはYESだね
ルキ
ただ、後者に関しては
教えないよ
教えないよ
ルキ
知りたいなら調べると
いいさ
いいさ
鶴蝶
そう、か
ルキ
連絡先交換しないかい?
ルキ
あそこの海気に入ってね
ルキ
土曜日はだいたいいる
はずだ
はずだ
ルキ
これもなにかの縁
ルキ
君が良ければまた話
そうじゃないか
そうじゃないか
鶴蝶
…いいぞ
ルキは鶴蝶から携帯を 受け取ると連絡先を登録した
ルキ
んふふ、また1人友人
が増えた♪
が増えた♪
鶴蝶
よし、とりあえず駅
まで送る
まで送る
ルキ
恩に着るよ
2人は駅に向かって歩き出した
ルキ
♪
ルキ
実に有意義な時間だった
ルキ
たまにはいいね
今日はいい日だ
今日はいい日だ
ルキはスキップしながら 帰路をたどった
出会った瞬間、腹部に蹴りが 来たがギリギリで避けた
相手が本気であれば確実に 病院行きだ
イザナ
今までどこいたんだよ下僕
鶴蝶
わ、悪い…ちょっと
道案内を
道案内を
イザナ
言い訳はいい
イザナ
いいか、お前は俺に
黙ってついてこい
黙ってついてこい
イザナ
行くぞ下僕
鶴蝶
おう