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出来損ないでごめんなさい。

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出来損ないでごめんなさい。

3 - 連れて行きたい場所

♥

104

2022年04月03日

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辛くないよ

辛いんだよ

悲しくなんてない

悲しくない訳じゃない

まだ大丈夫

もう限界です

明日を信じてる

明日なんて信用しない

笑いたい

笑えない

努力

実らない

報われる

裏切られる

失敗は成功のもと

失敗は失敗。

それは成功した人がいうただの

綺麗事。

翌日

由彩(ゆい)

………………パチッ

由彩(ゆい)

………………

由彩(ゆい)

( ´ỏ`)スー( ˙ロ˙ )ハー

由彩(ゆい)

(あれ?今日なんか息がしにくいな…………)

由彩(ゆい)

(まぁいいか……)

由彩(ゆい)

おはようございます。

おはようございますじゃないのよ!

ゴンッ!!

由彩(ゆい)

………………………

由彩(ゆい)

すいませんでした。

父(前の)

あ‪”‬ぁ?

ボコッ!!!!

ドカッ!!!!

ガンッ!!!!

由彩(ゆい)

‪‪………………

なぜ神は私に不幸を与えるのでしょうか。

ゴンッ!!!!

ボンッ!!!!

瑠々(るる)

持ってきたよぉぉー!

瑠々(るる)

(大量の水)

あら瑠々ちゃんありがとう♡

瑠々(るる)

えへへ

バシャッ

由彩(ゆい)

…………………

瑠々(るる)

あ〜あ、きったなーい‪w‪w‪w‪w

父(前の)

織川家の恥だな‪w‪w‪w‪w‪w

気持ち悪いわぁ〜なんでこいつが生きているのかしら‪w‪w

由彩(ゆい)

……………

瑠々(るる)

目障りなんだから消えてよね

ドカッ!!!!

由彩(ゆい)

……………………

由彩(ゆい)

すいませんでした。

気づいたらいつも謝っていた

何も悪い事なんてしてない。

この人たちの我儘を我慢してるだけ。

しょうがない、そう思うように、諦めが着くように

自分に呪いを掛けた。

瑠々(るる)

掃除、ちゃんとしててね

瑠々(るる)

ドブネズミ!

ドブネズミはさっさとドブに帰んなさいよ!

父(前の)

ドブネズミがここに来たら場違いだぞ?‪w‪w‪w‪w

瑠々(るる)

ママ〜お寿司食べたいなぁ〜

いいわよ〜

父(前の)

じゃあ昼飯は寿司にするか!

瑠々(るる)

ドブスも行く?

由彩(ゆい)

結構です。

瑠々(るる)

つまんな‪w‪w‪w

瑠々(るる)

ま、連れて行ってあげないんだけどね‪w‪w‪w

父(前の)

こんなのといたら俺らまで醜く見えてしまうからな

そうねぇ、今後一切私たちの隣に来ないでちょうだい!

由彩(ゆい)

承知致しました。

由彩(ゆい)

((フキフキ

もう涙なんて出ない。

……………………

悲しくない訳じゃない。

辛くない訳じゃないんだよ。

ただ、元々苦しみに耐える力が人一倍強かった

だから、こうやって今も生きてる

由彩(ゆい)

(出来たかな………)

ピンポーン

由彩(ゆい)

あっ!

明るいです

真一郎

よっ!

由彩(ゆい)

シンちゃん………

真一郎

ここ、乗れよ

由彩(ゆい)

えっ、

真一郎

『連れて行きたい場所があるから』

由彩(ゆい)

…………………うん、

真一郎

((ニコッ

真一郎

『由彩』

由彩(ゆい)

…………………?

真一郎

由彩って読んでいい?

前まで、由彩‪”‬ちゃん‪”‬ 今、由彩

由彩(ゆい)

‪………?いいけど……

真一郎

よっしゃ!

由彩(ゆい)

(そんなに喜ぶ事なのかな……?)

真一郎

なぁ、由彩。

由彩(ゆい)

……なぁに?

真一郎

辛いなら言えよ

真一郎

溜め込んでんなら我慢すんな

由彩(ゆい)

っ!

由彩(ゆい)

……『辛くないよ』

由彩(ゆい)

『まだ大丈夫』だから。

真一郎

………………

真一郎

(無理に聞く必要ない、か)

真一郎

そっか、まぁそんな気持ちになったら何時でも言え!

真一郎

愚痴くらい何時でも聞いてやるよ!

由彩(ゆい)

ありがとう……

由彩(ゆい)

じゃあまた相談するね

真一郎

おう!

孤児院

真一郎

此処

由彩(ゆい)

孤児院?

イザナ

真一郎!

真一郎

イザナ!

イザナ

誰?この人

真一郎

この人は…

イザナ

カノジョ?

真一郎

ち、ちげぇよ!!

真一郎

今はな……((ボソッ

イザナ

なんて?

真一郎

言わねぇよ!!

イザナ

なんで?

由彩(ゆい)

…………………

真一郎

この子の名前は由彩だ!

イザナ

ユイ……由彩……イイ名前だね!

由彩(ゆい)

あ、ありがと……

由彩は亡くなった叔母様がつけてくださった名前。

自由にありのままの色である事。

由彩(ゆい)

……

真一郎

おし、イザナ今時間あるか?

イザナ

うん、あるよ

真一郎

じゃあ今から近くの海行くか!

イザナ

やったー!

イザナ

俺の奴隷も呼んでいい?

真一郎

奴隷……?

真一郎

あぁ、いいぞ!

イザナ

((タッタッタッ

由彩(ゆい)

元気、だね……

真一郎

それがあいつのいいところだろ

由彩(ゆい)

………………………

由彩(ゆい)

少し。羨ましいな…

真一郎

………………そっか、

鶴蝶

イザナ、なに?

イザナ

海だよ海!

イザナ

お前も行くだろ?

鶴蝶

………………

真一郎

子供なんだから遠慮すんな!ニコッ

鶴蝶

✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿

鶴蝶

うん!行く!

イザナ

鶴蝶早く来いよ!

鶴蝶

まってよイザナ!

由彩(ゆい)

……………仲、いいんだね…

真一郎

うん……

真一郎

あいつにもあんな友達居て良かったよ。

由彩(ゆい)

………………だね……

息が……苦しい……

あんまり、出来ない…

夕方5時頃

イザナ

あ、俺らもうそろそろ帰る!

鶴蝶

時間だもんね

真一郎

おう!帰れるか?

イザナ

帰れるよ、すぐそこだもん

鶴蝶

イザナ、怒られる前に早く行こう

イザナ

うん!じゃあね、真一郎、由彩!

由彩(ゆい)

ばいばい……

真一郎

じゃーな!

由彩(ゆい)

…………スー…ハー…

真一郎

ゆっ、由彩……

由彩(ゆい)

……ん…………?スー…

真一郎

……いきなりこんなこと言われたらびっくりするかもしんねぇけど

由彩(ゆい)

……うん……ハァー

上手く息が出来ない

誰かに首を締められてるのかな…

真一郎

俺は……お前に……

由彩(ゆい)

……フゥー……ハァー…

真一郎

え?どうした?

由彩(ゆい)

……息が……

由彩(ゆい)

出来な…………

バタッ

真一郎

お、おい!!聞こえるか?!返事しろ!!

由彩(ゆい)

………………

次回、病院

出来損ないでごめんなさい。

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